テレビの画面に出るエラーコードは、番号の頭でおおよその原因がわかります。E200番台は放送の受信や選局に関するもので、E201は受信レベルの低下、E202は放送が受信できない、E203は放送休止中、E204はチャンネルがない、E209はBS・CSのアンテナ電源やケーブルの異常を知らせます。E100番台はB-CASカードに関するもの、E400番台はデータ放送に関するもので、こちらはアンテナが原因ではありません。
アンテナが関係するのは主にE201・E202・E209です。配線の差し直しや電源の入れ直しで直らず、家中のテレビで同じエラーが出るなら、屋外のアンテナや配線の点検が必要です。
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テレビのエラーコード一覧表
地デジ・BS・CSを見ているときによく出るエラーコードを一覧にしました。意味は、シャープの取扱説明書のエラーメッセージ一覧、ソニーのサポート情報、アンテナメーカーのマスプロ電工のサイトなどで共通して案内されている内容をもとにしています。くわしい直し方は、表の右の記事で番号ごとに解説しています。
| コード | 意味 | まず試すこと | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|
| E100〜E102 | B-CASカードが入っていない・読み取れない・使えない | カードの向きを確かめて差し直す | この記事の下の節 |
| E200 | 放送チャンネルではない番号を選んでいる | チャンネルを変える | この記事の下の節 |
| E201 | 受信レベルが下がっている(BSでは降雨対応放送への切り換えでも表示) | 天候とアンテナ線の接続を確かめる | E201の直し方 |
| E202 | 放送が受信できない | アンテナ線とアンテナレベルを確かめる | E202の直し方 |
| E203 | 現在放送されていない(放送休止中) | 番組表で放送時間を確かめる | E203の直し方 |
| E204 | そのチャンネルが見つからない | チャンネル番号を確かめる | E204の直し方 |
| E209 | BS・CSのアンテナ電源やケーブルの異常(ショートなど) | アンテナ電源の設定とケーブルを確かめる | E209の直し方 |
| E400〜E402 | データ放送が受信・表示できない | 別のチャンネルに替えてから選び直す | この記事の下の節 |
同じ番号でも、メーカーや機種によって画面に出る文章は少しずつ違います。たとえばE202は、シャープでは「受信できません」、ソニーでは悪天候やアンテナの調整不良による受信障害として案内されています。また、B-CASカードのエラーにE100番台ではなく別の番号を使っているメーカーもあります。正確な意味は、お使いのテレビの取扱説明書の「エラーメッセージ」や「故障かな?と思ったら」のページで確かめてください。
表のうち、アンテナや屋外の配線が原因になりうるのはE201・E202・E209の3つです。E203とE204は放送の休止や選局のしかたが原因のことが多いものの、受信状態の悪化が隠れていることもあります。家中のテレビで同じエラーが出るときは、屋外の設備を点検してもらいましょう。
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受信や選局に関するE200番台のエラー
E200番台は、テレビが放送を受け取れない、または選んだチャンネルで番組が流れていないときに出るコードです。番号ごとに、テレビが何を伝えているのかを見ていきます。
E200は放送チャンネルではない番号を選んだとき
E200は、放送に使われていないチャンネルを選んだときの表示です。シャープの取扱説明書では「放送チャンネルではないため視聴できない」という内容で案内されており、故障ではありません。リモコンで別のチャンネルに替えれば消えます。
E201は受信レベルが下がっているとき
E201は、電波が弱くなってきたことを知らせる表示です。ソニーのサポート情報では、雨などの影響で受信レベルが一時的に下がっているか、アンテナが正しく接続されていない可能性があるとされています。アイリスオーヤマのFAQでは、アンテナレベルが10〜25前後で放送を見られる水準に届いていないときのお知らせと説明されています。
BS放送では、大雨のときに画質を落とした「降雨対応放送」へ切り換わったことを知らせる意味でE201を出す機種もあります。この場合は天気が回復すれば元に戻ります。晴れていてもE201が続くなら、アンテナの向きのずれや配線の劣化が考えられます。
E202は放送が受信できないとき
E202は、地デジ・BS・CSの電波がテレビまで届いていないときに出る、もっとも多いエラーです。シャープの取扱説明書では、アンテナ線の接続、アンテナの設定と受信強度の確認、雨や雪による一時的な受信不良の可能性が案内されています。アイリスオーヤマのFAQでは、E202が出ている状態でかんたん設定(再スキャン)をすると登録済みの局名が消えることがあると注意されているので、先に配線と受信状態を確かめましょう。
E203は放送が休止しているとき
E203は、電波は届いているものの、選んだチャンネルが今は放送していないときの表示です。深夜や早朝の放送休止の時間帯に出るなら、待てば映ります。シャープの取扱説明書では、番組表で放送時間を確かめることに加え、地上デジタルでは地域設定とチャンネル設定、アンテナ線の接続や受信強度も確認するよう案内されています。番組表では放送中なのに出るときは、受信状態も見直してください。
E204はチャンネルが見つからないとき
E204は、入力したチャンネル番号の放送が見つからないときに出ます。シャープの取扱説明書では、番組表などでチャンネルを確かめるよう案内されています。引っ越しや中継局の変更のあとに出た場合は、地域設定とチャンネルの再スキャンで直ることがあります。
E209はアンテナ電源やケーブルに異常があるとき
E209は、テレビからBS・110度CSアンテナへ送っている電源に異常があるときの表示です。シャープの取扱説明書では「アンテナ電源を確認してください」というメッセージとともに案内されており、マスプロ電工のサイトでは衛星アンテナのケーブルがショートしているときのコードとされています。アンテナ電源の設定を確かめ、ケーブルの芯線が端子の外側の金具にふれていないかを見ます。ショートが屋外の配線やアンテナ側で起きているときは、自分では直せません。
アンテナ以外が原因のE100番台とE400番台のエラー
E100番台とE400番台は、アンテナや電波ではなく、カードや放送の契約、データ放送に関するエラーです。アンテナ工事をしても直らないので、まずはテレビ側で確かめます。
E100番台はB-CASカードに関するエラー
マスプロ電工のサイトでは、E100はB-CASカードが入っていないとき、E101はカードが読み取れないとき、E102は使えないカードが入っているとき、E103は契約していない有料チャンネルを選んだときの表示と案内されています。カードの向きを確かめて奥まで差し直し、ICチップの金色の部分を乾いた柔らかい布で軽く拭いてから、テレビの電源を入れ直してみてください。
なお、ソニーのテレビではカードを読み込めないときに「EC01」と表示されるなど、メーカーによって番号の付け方が違います。新しい4Kテレビには、カードを差し込まずに使う機種もあります。カードが壊れている場合の交換は、B-CASカスタマーセンターに相談しましょう。
E400番台はデータ放送に関するエラー
シャープの取扱説明書では、E400はデータが受信できないとき、E401は対象地域外などで表示できないとき、E402はデータの表示に失敗したときのコードとされています。いったん別のチャンネルに替えてから、もう一度選び直すのが基本の対処です。番組そのものは映っていることが多く、アンテナの不具合とは関係がありません。
エラーコードが出たときに自分で試す順番
どの番号が出ていても、次の順番で確かめると原因の場所を絞り込めます。手間の少ないものから並べています。
1. 番号と映らない放送をメモする
画面に出ている番号と、地デジ・BS・CSのどれで出ているか、全部のチャンネルか一部だけかをメモします。業者に点検を頼むときにも、この情報があると話が早く進みます。
2. 天候を確かめる
大雨や大雪、雷のときは電波が弱まり、E201やE202が一時的に出ることがあります。特にBS・CSは天候の影響を受けやすい放送です。天気が悪いときにだけ出るなら、回復を待ちましょう。
3. アンテナ線を差し直す
壁のアンテナ端子とテレビ背面の端子、分波器やレコーダーとのつなぎ目に緩みがないかを見て、奥まで差し直します。レコーダーを経由しているときは、いったん壁から直接テレビにつないで映るかを試すと、原因がレコーダー側かどうかがわかります。
4. テレビの電源を入れ直す
リモコンで切るだけでなく、電源プラグをコンセントから抜き、しばらく待ってから差し直します。テレビの一時的な不具合なら、これで消えることがあります。
5. アンテナレベルを見てほかの部屋と比べる
設定メニューからアンテナレベル(受信強度)を表示し、映らないチャンネルの数値を見ます。数値が低いか0に近いなら、電波が届いていません。別の部屋のテレビでも同じ症状なら、アンテナ本体やブースターなど家全体の設備に原因がある可能性が高くなります。
E202とE203のどちらが出ているかで迷うときの見分け方は、E202とE203の違いでくわしく解説しています。
直らないときに考えられるアンテナ側の原因と修理費用
自分で確かめてもE201・E202・E209が消えず、家中のテレビで同じ症状が出る場合は、屋根の上や外壁の設備に原因があると考えられます。よくあるのは、強風や台風によるアンテナの向きのずれや倒れ、雨風や紫外線によるアンテナやケーブルの劣化、ブースターや分配器の故障です。屋根に登って確かめるのは転落の危険があるので、点検はアンテナ工事の業者に任せましょう。
修理費用は作業の内容で変わります。下の表は、アンテナ工事業者や工事の比較サイトが公開している情報をもとにした一般的な目安です。実際の金額は屋根の形や高さ、部材、業者によって変わるため、作業前に見積もりで確かめてください。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 受信状況の点検・アンテナの向き調整 | 5,000円〜20,000円程度 |
| 分配器の交換 | 5,000円〜20,000円程度 |
| 配線ケーブルの点検・交換 | 10,000円〜25,000円程度 |
| ブースターの交換 | 15,000円〜40,000円程度(地デジのみかBS・CS対応かで変わる) |
| 地デジアンテナの交換(八木式) | 16,500円〜49,000円程度 |
向きの調整やケーブルの交換といった小さな作業で直ることもあります。見積もりのときは、作業の内容と追加料金がかかる条件を確かめておきましょう。
台風や雪で壊れたなら火災保険の対象になることも
台風・強風・雪・落雷などの自然災害でアンテナが壊れたり向きがずれたりした場合は、加入している火災保険で補償されることがあります。ただし、経年劣化による不具合は対象外です。補償されるかどうかや自己負担の額は契約内容しだいで、申請は契約者本人が保険会社に行います。必ず保険が使えるわけではないので、まずは契約内容を確かめ、修理の前に壊れた部分の写真を残しておきましょう。
エラーが直らないときに頼めるおすすめのアンテナ工事業者
エラーコードが消えない、家中のテレビで映らないというときは、受信レベルの測定から原因の特定、修理までまとめて頼めるアンテナ工事業者に相談するのが確実です。映らないトラブルに対応している業者を紹介します。
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テレビのエラーコードに関するよくある質問
エラーコードの意味はメーカーが違っても同じですか?
E201〜E204のような受信に関するコードは、多くのメーカーでほぼ同じ意味で使われています。ただし、画面に出る文章や、B-CASカードやネット機能のエラーに使う番号はメーカーごとに違います。迷ったときは、テレビの型番で取扱説明書を開き、エラーメッセージの一覧を確かめてください。
エラーコードが消えたり出たりするのはなぜですか?
天候で電波が強くなったり弱くなったりしているか、電波がぎりぎりの強さで届いている可能性があります。晴れの日にも出たり消えたりするなら、アンテナの向きのずれや配線の劣化で受信レベルが下がっていることが考えられます。
テレビを買い替えればエラーは直りますか?
原因がアンテナや配線、放送の休止にある場合は、テレビを買い替えても直りません。別のテレビを同じ端子につないでも同じエラーが出るなら、テレビ本体ではなく受信設備の問題です。
まとめ
テレビのエラーコードは、E100番台がB-CASカード、E200番台が受信や選局、E400番台がデータ放送に関するものです。アンテナが原因になりうるのは、主にE201・E202・E209です。
- まず番号と映らない放送の種類をメモする
- 天候とアンテナ線の接続を確かめる
- 電源を入れ直してアンテナレベルを見る
- 家中で映らないなら屋外の設備の点検を頼む
屋根の上のアンテナは高所での作業になるので、自分で直そうとせず、アンテナ工事の業者に点検と見積もりを依頼しましょう。








