オリオン(ORION)のテレビで地デジは映るのにBSが見れないときは、テレビからBSアンテナへ電気を送る「アンテナ電源」の設定がオフになっていることがよくあります。ドウシシャが公開しているORIONの取扱説明書では、戸建てなどで自分のBSアンテナを設置している家は「アンテナ電源オン」(4K対応の機種は「テレビ連動」)、マンションの共同アンテナやケーブルテレビで見ている家は「オフ」(「供給しない」)にするよう案内されています。
ただしORIONには、地デジ・BS・CSの放送チューナーを搭載していないチューナーレスのモデルもあり、その場合は設定を変えてもBSは映りません。設定が合っているのにBSが見れず、どのテレビでも受信レベルが上がらないなら、BSアンテナの向きのずれやコンバーター、屋外の配線の故障を疑います。
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まず確認したいのはBSチューナーがある機種かどうか
「オリオンのテレビでBSが見れない」と調べる人の中には、そもそもBSを受信する仕組みがないテレビを使っている人もいます。ORIONブランドでは、地デジ・BS・110度CSのチューナーを搭載した液晶テレビのほかに、放送チューナーを持たない「チューナーレス」のスマートテレビやスマートディスプレイも販売されてきました。
たとえばGLシリーズ(GL431Uなど)や、スマートディスプレイのSLHD241・SAFH321・SAFH401の取扱説明書には、本機は放送チューナー(地上波・BS・CS)を搭載していないと書かれています。これらの機種では、アンテナ線をつないでも、設定を変えてもBS放送は映りません。放送を見たいときは、チューナーを内蔵したレコーダーや外付けの放送チューナーをつなぎ、その機器側でBSを受信します。
| テレビの種類 | 型番の例 | BSが見れないときに確認すること |
|---|---|---|
| 地上・BS・110度CSチューナー搭載の液晶テレビ | OL24SE100・OL32WD200・OL22CD401など | アンテナ電源の設定と配線 |
| Google TV搭載のスマートテレビ(チューナー搭載) | OSW32G10など | セットアップ時のBS/CSアンテナの電源供給 |
| チューナーレスのテレビ・スマートディスプレイ | GL431U・SLHD241など | BSは受信できないので外付けのチューナーが必要 |
型番はテレビの背面や側面のラベルに書かれています。取扱説明書の表紙に「地上・BS・110度CSデジタルダブルチューナー搭載」とあればBSを受信できる機種です。家にBSアンテナ自体がなく、付けるかどうか迷っている場合は、BSアンテナは必要か?いらない人と付けたほうがいい人の違いを参考にしてください。
オリオンのテレビでBSが見れない原因を症状から見分ける
BSチューナーのある機種なら、次に「どの放送が、家のどのテレビで見れないのか」を整理します。疑う場所が症状によって変わるためです。
| いまの状況 | 考えられる原因 | まずやること |
|---|---|---|
| 地デジは映るがBS・CSがすべて見れない | アンテナ電源の設定、アンテナ線の差し間違いやゆるみ、分波器・分配器 | アンテナ電源の設定を確認する |
| BSは映るが110度CSだけ見れない | 古いBS専用アンテナや110度CSに対応していない分配器 | アンテナと配線機器の種類を確認する |
| 強い雨や雪の日だけ見れない | 天候による一時的な受信障害 | 天気の回復を待つ |
| 晴れていても家じゅうのテレビでBSが見れない | BSアンテナの向きのずれ、コンバーターや屋外の配線の故障 | 受信レベルを確認して業者に点検を頼む |
| 地デジもBSも映らずE202が出る | アンテナ線の外れ、ブースターの電源、アンテナ全体の不具合 | E202の対処から順に試す |
地デジとBSの両方が映らないときは、オリオンのテレビE202の直し方で配線の確認やリセットの手順を見てください。ここから先は、BS・110度CSだけが見れない場合に絞って説明します。
オリオンのアンテナ電源の設定を確認する方法
BSアンテナの皿の前に付いているコンバーターという部品は、電気がないと動きません。戸建ての家では、テレビやレコーダー、ブースターの電源部のどれか1台から、アンテナ線を通して電気を送る必要があります。ORIONのテレビは発売時期やシリーズによって設定の場所と項目の名前が違うので、代表的な3つの型に分けて紹介します。
液晶テレビ(OL〜シリーズの多く)の場合
OL22CD401やOL50WD300、OL32WD200などの取扱説明書では、BS・110度CSを見る前に、メニューの中の「受信設定(BS/CS)」または「受信設定(衛星)」にある「アンテナ電源」を設定するよう案内されています。選べるのは「アンテナ電源オン」「アンテナ電源オフ」「接続しない」の3つです。家庭用のBSアンテナを自分で設置している家は「オン」にします。初めて設置したときに「接続しない」を選んでいると、あとからアンテナをつないでもBSが映らないので注意しましょう。
4K液晶テレビ(OL43XD100など)の場合
OL43XD100の取扱説明書では、アンテナ電源の選択肢が「供給しない」と「テレビ連動」になっています。BSアンテナをこのテレビだけにつないでいる場合は「テレビ連動」、マンションの共同アンテナを使っている場合や、ほかの機器からすでに電気を送っている場合は「供給しない」を選びます。初回の「かんたん設定」のあとでも、設定画面から個別に設定し直せると書かれています。
Google TV搭載のスマートテレビの場合
Google TV搭載のOSW32G10の取扱説明書では、最初のセットアップの途中で「BS/CSパラボラアンテナの電源供給をオンしますか?」と確認される流れになっています。ここでオンにしなかった場合は、設定画面からBS/CSアンテナの電源供給を見直します。項目の場所は機種で違うため、型番の取扱説明書で確認してください。
住まいに合わせた選び方
| 住まいの受信環境 | 液晶テレビ(OL〜) | 4K液晶テレビ |
|---|---|---|
| 戸建てなどで自分のBSアンテナをこのテレビだけにつないでいる | アンテナ電源オン | テレビ連動 |
| マンションの共同アンテナやケーブルテレビで見ている | アンテナ電源オフ | 供給しない |
| レコーダーやブースターからすでに電気を送っている | アンテナ電源オフ | 供給しない |
レコーダーを経由してテレビにつないでいる家では、レコーダーだけがBSアンテナに電気を送っていることがあります。この場合はレコーダーの電源を切ったり、コンセントを抜いたりするとBSが見れなくなります。どの機器から電気を送るかの考え方は、BSアンテナの電源供給とは?テレビの設定方法とブースターがある家の注意点で詳しく解説しています。
設定のほかに自分で確認できること
アンテナ電源が正しく設定されているのにBSが見れないときは、部屋の中でできる確認を順番に試します。作業の前にはテレビの電源を切っておきましょう。雷が鳴っているあいだは、アンテナ線や電源プラグに触らないでください。
1. アンテナ線を正しい端子に差し直す
テレビの背面には「地上デジタル」と「BS・110度CS」の2つのアンテナ入力端子があります。BS・110度CSのケーブルが正しい端子につながっているか、壁側とテレビ側の両方にゆるみがないかを確かめ、いったん外して差し直します。ケーブルの先の芯線が曲がっていないかも見ておきましょう。
2. 壁の端子が1つなら分波器を確認する
壁のアンテナ端子が1つで、地デジとBSの電波が1本の線にまとめて届いている家では、分波器で2つに分けてからテレビにつなぎます。分波器を使わずに片方の端子だけにつないでいたり、出力を逆に差していたりすると、BSだけが映りません。
3. 分配器が電気を通す種類か確かめる
1本のアンテナ線を複数の部屋に分けている家では、分配器の種類にも注意が必要です。古い分配器や、電気を通さない側の端子にテレビをつないでいる場合は、BSアンテナに電気が届きません。最近、分配器を追加したり交換したりしたなら、まずここを疑いましょう。
4. 初期設定をやり直す
設定と配線を直してもBSのチャンネルが出てこないときは、初期設定をやり直す方法もあります。OL22CD401の取扱説明書では「メニュー」から「機器設定」→「かんたん設定」、OL32WD200では「初期設定」→「はじめての設定」の順に選ぶと、最初の設定をもう一度行えると案内されています。
5. 天候が回復するまで待つ
BS・CSの電波は衛星から届くため、強い雨や雪のときや、アンテナに雪が付いたときに弱まります。天気が荒れているあいだだけ見れないなら故障とは限りません。晴れてからも見れない状態が続く場合は、別の原因を考えます。
受信レベルで「テレビ側か、アンテナ側か」を判断する
ここまで試しても見れないときは、設定メニューからBS・110度CSの受信レベル(アンテナレベル)を表示してみましょう。ORIONの取扱説明書では、受信レベルが0や極端に低い場合は接続を確認すること、足りないときはアンテナの向きを調整したりブースターで補ったりすることが案内されています。表示の場所や目安の数値は機種で違うので、型番の取扱説明書で確認してください。
あわせて家のほかのテレビやレコーダーで同じBSの番組が映るかを見比べると、原因の場所を絞り込めます。
| 見比べた結果 | 原因がありそうな場所 |
|---|---|
| ほかのテレビでは映り、オリオンのテレビだけ見れない | その部屋の配線や壁の端子、テレビの設定や本体 |
| どのテレビでもBSが見れない | BSアンテナの向き、コンバーター、屋外のアンテナ線、ブースター |
| 受信レベルが0のまま変わらない | アンテナへの電気が届いていない、配線が途中で切れている |
どのテレビでも見れないなら、テレビを買い替えても直りません。BSアンテナはわずかに向きがずれただけでも映らなくなりますが、屋根やベランダの手すりに登って自分で調整するのは転落の危険があるのでやめてください。
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BSアンテナ側が原因のときの修理費用の目安
BSアンテナや屋外の配線に原因がある場合は、修理や交換が必要です。下の表は、アンテナ工事業者などが公開している複数の料金情報をもとにした一般的な目安です。屋根の形や設置する高さ、使う部材、業者によって金額は変わるため、実際の費用は見積もりで確認してください。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| BSアンテナの向き調整 | 5,000円〜20,000円程度 |
| 分配器・分波器の交換 | 5,000円〜25,000円程度 |
| アンテナケーブルの交換・引き直し | 10,000円〜25,000円程度 |
| ブースターの交換(BS・CS対応) | 15,000円〜45,000円程度 |
| BS・CSアンテナの交換や新設(4K8K対応品を含む) | 15,000円〜35,000円程度 |
見積もりを頼むときは、表の金額にアンテナ本体などの部材費が含まれているか、出張費や高所作業費、古いアンテナの撤去費が別にかかるかを、作業の前に確認しておくと安心です。BSアンテナはコンバーターだけを交換するより、アンテナ本体ごと交換するのが一般的です。
台風や落雷のあとに壊れたなら火災保険も確認する
台風・強風・雪・落雷などの自然災害でBSアンテナやブースターが壊れた場合は、加入している火災保険の補償の対象になることがあります。ただし、経年劣化による故障は対象外で、補償されるかどうかや自己負担額は契約内容によって変わります。申請は契約者本人が保険会社に行うものなので、修理の前に壊れた箇所の写真を残し、契約内容を確認しておきましょう。
集合住宅に住んでいるなら管理会社へ
マンションやアパートで共同アンテナを使っている場合、屋上のアンテナや共用部のブースターは建物の設備です。自分の部屋の設定と配線を見直しても直らないときは、業者を呼ぶ前に管理会社や大家さんへ連絡しましょう。
オリオンのテレビでBSが見れないときに相談できるアンテナ工事業者
設定や配線を見直してもBSが見れない場合や、これからBSアンテナを付けたい場合は、受信の強さの測定から原因の特定、修理や設置までまとめて対応できるアンテナ工事業者に相談しましょう。見積もりの頼みやすさや受付時間の長さに強みがある業者を紹介します。
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|---|---|
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まとめ
オリオンのテレビでBSが見れないときは、テレビの故障とは限りません。次の順番で確認していきましょう。
- 型番から、BSチューナーを搭載した機種かどうかを確かめる
- 地デジとBSのどちらが見れないか、ほかのテレビでも見れないかを見る
- 戸建てならアンテナ電源を「オン」か「テレビ連動」にする
- アンテナ線を正しい端子に差し直し、分波器と分配器を確かめる
- 受信レベルが0や極端に低くないかを見る
チューナーレスの機種なら外付けのチューナーが必要です。どのテレビでも受信レベルが上がらない、台風や落雷のあとから見れないといった場合は、BSアンテナの向きのずれやコンバーター、屋外の配線に原因がある可能性が高くなります。高所での作業は危険なので自分で直そうとせず、アンテナ工事の業者に点検と見積もりを依頼しましょう。








