テレビに「E204」と出るのは、「このチャンネルでの放送はありません」という意味です。テレビの故障や電波の弱さを知らせるエラーではなく、選んだチャンネル番号に放送が割り当てられていないときに表示されます。まずは番組表で正しいチャンネル番号を確かめ、それでも見たいチャンネルが出てこない場合はチャンネルの再スキャン(地上デジタル自動設定)をやり直してください。再スキャンをしてもいつも見ていた局が登録されないときは、電波が足りずに局を見つけられていない可能性があり、アンテナや配線の点検が必要になります。
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テレビのE204エラーとは?「このチャンネルはありません」の意味
シャープの取扱説明書では、E204は「このチャンネルでの放送はありません。」というメッセージとともに表示されるコードとして案内されており、対処は「番組表などでチャンネルを確かめてください」とされています。アンテナメーカーのマスプロ電工のサイトでも、E204は「このチャンネルはありません」という表示で、チャンネルを変更するよう案内されています。ソニーのサポート情報でも、放送のないチャンネルを選んだときの表示として扱われています。
つまりE204は、電波が届いていない・弱いという受信の問題ではなく、「そのチャンネル番号に見られる放送がない」ことを知らせる表示です。表示の文言は機種によって少しずつ違うので、細かい内容はお使いのテレビの取扱説明書でも確認してください。
E201・E202・E203との違い
E204と番号の近いエラーは意味がまったく違うので、画面の番号をよく確認しましょう。
| エラー番号 | 主な意味 | まず疑うこと |
|---|---|---|
| E201 | 受信レベルが低下している | 悪天候・ケーブルの緩み・アンテナの向き |
| E202 | 放送が受信できない | ケーブルの抜け・アンテナやブースターの故障 |
| E203 | 現在放送されていない | 放送休止の時間帯・チャンネル設定のずれ |
| E204 | このチャンネルでの放送はない | チャンネル番号の押し間違い・チャンネル設定が古い |
E203は「チャンネルはあるが今は放送していない」、E204は「そのチャンネル自体に放送がない」と考えると分かりやすいでしょう。深夜や早朝だけ出る場合はE203のほうが多く、その見分け方はテレビのE203エラーの原因と直し方で解説しています。
E204が出やすい場面
E204は、次のような場面でよく見られます。
- チャンネル番号を3桁で直接入力したときに、その地域にない番号を押した
- 地デジ・BS・CSの切り替えボタンが別の放送になったまま番号を押した
- 引っ越しのあと、前の地域のチャンネル設定のままテレビを使っている
- BSなどでチャンネルの統合や終了があり、以前の番号が使われなくなった
- チャンネルを再スキャンしたときに、一部の局がうまく登録されなかった
最後の場面だけは、アンテナや配線の受信状態が関係していることがあります。詳しくは後の章で説明します。
E204が出たときに自分で試せる直し方
E204の多くは、テレビの操作や設定を見直すだけで解決します。手間の少ないものから順に試してみてください。
1. 番組表で正しいチャンネル番号を確かめる
リモコンの番組表ボタンを押し、見たい局がどの番号に入っているかを確認します。番組表から番組を選んで決定すれば、番号の押し間違いは起こりません。番組表から選ぶと普通に映るなら、テレビにもアンテナにも問題はありません。
2. 地デジ・BS・CSの切り替えを確認する
リモコンの「地デジ」「BS」「CS」ボタンで、見たい放送の種類に切り替わっているかを確かめます。BSのつもりで地デジのまま3桁の番号を押すと、そのチャンネルが存在しないためE204が出ることがあります。
3. テレビ・レコーダーの電源を入れ直す
一時的な不具合で表示が消えない場合もあります。リモコンで電源を切るだけでなく、電源プラグをコンセントから抜いて少し待ち、差し直してください。レコーダーを通してテレビを見ている場合は、レコーダーも同じように入れ直します。
4. チャンネルの再スキャンをする
引っ越し後や、中継局・放送局の設備が変わったあとは、古いチャンネル設定のままだと局が正しく選べないことがあります。テレビの設定メニューから「チャンネル設定」の「地上デジタル自動」「再スキャン」「初期スキャン」などを実行してください。シャープの取扱説明書でも、放送局(送信所)が変わった場合はこの操作をするよう案内されています。メニューの名前は機種によって異なるので、取扱説明書で確認しましょう。
5. 再スキャン後に局がそろっているか確認する
再スキャンが終わったら、いつも見ていたNHKや民放の局がすべて登録されているかを確認します。そろっていればE204は解消しているはずです。いくつかの局が登録されていない場合は、次の章の内容をあわせて確認してください。
再スキャンしても局が出てこないときはアンテナ側の不具合かも
チャンネルの再スキャンは、そのときアンテナから届いている電波をもとに局を探して登録します。そのため、アンテナの向きがずれていたり配線が傷んでいたりして電波が足りないと、受信できない局は登録されず、その番号を押すとE204や「このボタンにチャンネルは登録されていません」といった表示になることがあります。
以前は見られた局が再スキャン後に消えた場合は、テレビの設定メニューでアンテナレベル(受信強度)を確認してください。次の表で、どこに原因がありそうかを切り分けられます。
| 状況 | 考えられる原因 | 次にすること |
|---|---|---|
| 番組表から選ぶと映る | 番号の押し間違い・放送の種類の切り替え忘れ | 番組表から選局する |
| 再スキャンしたら全局そろった | チャンネル設定が古かった | そのまま使ってよい |
| 1台のテレビだけ局が足りない | そのテレビの配線・端子の不具合 | ケーブルと端子を差し直して再スキャン |
| 家中のテレビで同じ局が出てこない | アンテナの向きのズレ・ケーブルやブースターの劣化 | アンテナ設備の点検を依頼する |
| アンテナレベルが低い・0に近い | 電波が十分に届いていない | アンテナ設備の点検を依頼する |
特定の局だけ映らない場合の原因は地デジで特定のチャンネルだけ映らない原因で詳しく解説しています。電波が弱くなっているときはE201やE202が一緒に出ることも多く、その対処はテレビのE202エラーの原因と直し方も参考にしてください。
アンテナの向きのズレ
地デジアンテナは送信所や中継局の方向に向けて取り付けられています。台風や強風、雪の重みで向きが少し変わるだけでも、電波の弱い局から順に受信できなくなることがあります。
ケーブル・ブースター・分配器の劣化
屋外のケーブルや接続部は、雨風や紫外線で少しずつ傷んでいきます。電波を強めるブースターや、各部屋へ電波を分ける分配器が故障したときも、家全体の受信レベルが下がって一部の局が拾えなくなります。
屋根の上や屋根裏の設備を自分で確認するのは、転落やけがの危険があるのでやめましょう。受信レベルを測る機器を持っているアンテナ工事の業者に点検してもらうのが確実です。
※工事後のチャンネル設定まで対応
マンション・賃貸でE204が出たとき
番組表からの選局や再スキャンは、住まいの種類に関係なく自分で試せます。それでも局が足りない場合、マンションやアパートでは屋上のアンテナやブースターが建物の共用設備なので、入居者が自分で業者を呼ぶのではなく、管理会社や大家さんに連絡しましょう。同じ建物のほかの部屋でも同じ局が映らないかを伝えると、原因を特定しやすくなります。
ケーブルテレビや光回線のテレビサービスで見ている場合は、チャンネルの並びや設定方法がサービスごとに違うことがあります。契約先の案内に沿って確認してください。
アンテナの修理を業者に頼んだときの費用相場
再スキャンしても局がそろわず、原因がアンテナ設備にあった場合の費用の目安です。複数のアンテナ工事関連の情報をもとにした一般的な幅で、屋根の形や高さ、使う部材、業者によって変わります。作業の前に必ず見積もりを確認してください。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 受信状況の点検・アンテナの向き調整 | 5,000円〜20,000円程度 |
| 分配器の交換・設置 | 5,000円〜20,000円程度 |
| 配線ケーブルの点検・交換 | 10,000円〜25,000円程度 |
| ブースターの交換 | 20,000円〜30,000円前後 |
| 地デジアンテナの交換(八木式) | 16,500円〜49,000円程度 |
向きの調整やケーブルの交換といった小さな作業で直ることもあります。見積もりのときに、作業の内容と追加料金がかかる条件を確かめておきましょう。
台風や強風のあとなら火災保険が使える場合も
台風・強風・雪・落雷などの自然災害でアンテナが壊れたり向きがずれたりした場合は、加入している火災保険の補償対象になることがあります。ただし、経年劣化による不具合は対象外です。補償されるかどうかや自己負担の額は契約内容によって異なり、申請は契約者本人が保険会社に対して行います。必ず保険が使えるわけではないので、まず契約内容を確認し、修理の前に壊れた部分の写真を残しておくとよいでしょう。
テレビの受信トラブルにおすすめのアンテナ工事業者
再スキャンをしても局がそろわないときは、受信レベルの測定から原因の特定、修理までまとめて任せられるアンテナ工事業者に相談するのが近道です。映らないトラブルに対応しやすい業者を紹介します。
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テレビのE204に関するよくある質問
E204はテレビの故障ですか?
E204は「このチャンネルでの放送はない」ことを知らせる表示なので、出ただけでテレビの故障とは限りません。番組表から選んで映るなら故障ではありません。
テレビを買い替えればE204は直りますか?
原因がチャンネル番号の選び方や受信状態にある場合は、テレビを買い替えても直りません。新しいテレビでも再スキャンで同じ局が出てこないなら、アンテナや配線を点検する必要があります。
レコーダーでもE204が出ることはありますか?
レコーダーにもチャンネル設定があるため、同じように表示されることがあります。テレビと同じく、番組表からの選局と再スキャンを試してください。レコーダーを外してテレビだけで映るなら、レコーダー側の設定や配線を見直しましょう。
まとめ
テレビのE204は「このチャンネルでの放送はありません」という意味の表示で、多くはチャンネル番号の押し間違いや古いチャンネル設定が原因です。
- まず番組表から見たい局を選び、正しく映るか確かめる
- 地デジ・BS・CSの切り替えが合っているかを確認する
- 電源を入れ直し、チャンネルの再スキャンをする
- 再スキャンしても局がそろわず、家中のテレビで同じなら、アンテナ設備の点検を依頼する
屋根の上のアンテナは高所での作業になるため、自分で直そうとせず、アンテナ工事の業者に点検と見積もりを頼みましょう。
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