TCLのテレビは、はじめて電源を入れると「かんたん設定」の画面が出て、言語やネットワーク、Googleアカウントなどを順番に設定していきます。テレビ放送を映すために大事なのは後半の3つで、「郵便番号の入力」「チャンネルのインストール(地デジは通常UHFを選ぶ)」「衛星アンテナの電源供給選択」です。
初期設定が終わってもチャンネルが1つも見つからないときは、アンテナ線の差し込み口と地域の選び方をまず確認しましょう。それでも0局のままなら、テレビではなく屋外のアンテナや配線に原因がある可能性が高くなります。
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TCLテレビの初期設定の流れ
ここではTCLのGoogle TV搭載モデルであるC655シリーズの取扱説明書をもとに、初期設定の順番を紹介します。取扱説明書では、初期設定に進む前にアンテナを接続しておくよう案内されています。アンテナ線をつながずに設定を進めると、チャンネルのインストールで放送が見つからないので注意してください。
| 順番 | 画面の項目 | やること |
|---|---|---|
| 1 | 言語設定 | 画面に表示する言語を選ぶ |
| 2 | GoogleTVを設定する | Google TVの設定を選ぶ(スキップして後から設定することもできる) |
| 3 | ネットワークの設定 | Wi-FiかLANケーブルでインターネットにつなぐ |
| 4 | Google sign-in・利用規約・アシスタント | Googleアカウントでログインし、規約に同意する |
| 5 | 設置場所 | テレビの設置場所を設定する |
| 6 | ACAS試験 | ACAS番号が表示される |
| 7 | 郵便番号の入力 | 住まいの郵便番号を入れる(県域も調整できる) |
| 8 | チャンネルのインストール | 地上デジタル放送を受信する周波数帯域を選ぶ |
| 9 | 衛星アンテナの電源供給選択 | 画面の説明に従ってBSアンテナへの電源供給を選ぶ |
| 10 | TCL利用規約・リモコンのペアリング | 規約に同意する(ペアリングは任意) |
最後にGoogleのホーム画面が出たら初期設定は完了です。リモコンの「地デジ」「BS/CS」「4K」ボタンを押すと、それぞれの放送に切り換わります。
シリーズや発売時期によって、画面の名前や順番が少し違うことがあります。手元の画面と合わないときは、TCLの公式サイトで型番から取扱説明書を開いて確認してください。
アンテナに関係する3つの設定の選び方
初期設定の項目のうち、テレビが映るかどうかに直接かかわるのは次の3つです。ここで選ぶ内容が住まいに合っていないと、設定が終わっても放送が映りません。
1. 郵便番号の入力
住んでいる地域の郵便番号を、リモコンの上下ボタンと決定ボタンで入力します。取扱説明書では、郵便番号を間違えるとデータ放送の天気予報などが正しい地域で表示されないと説明されています。引っ越し先で使うときは、新しい住所の郵便番号を入れてください。
2. チャンネルのインストール
アンテナから届く地上デジタル放送を探す手順です。初期スキャンの画面では、「UHF」か「全帯域」を選ぶようになっています。取扱説明書では通常は「UHF」を選ぶよう案内されており、「全帯域」はVHFやケーブルテレビの周波数まで含めて探す場合の選び方です。スキャンにはおよそ1分かかります。
3. 衛星アンテナの電源供給選択
BSアンテナの先についているコンバーターという部品は、電気が届かないと動きません。初期設定のこの手順で、テレビからBSアンテナに電気を送るかどうかを選びます。住まいに合わせた選び方は次の表のとおりです。
| 住まいの状況 | 選ぶ設定 |
|---|---|
| 戸建てで、BSアンテナにつながっているのがこのテレビだけ | 電源を供給する(オン) |
| レコーダーやブースターの電源部から電気を送っている | 供給しない(オフ) |
| マンションやアパートの共用アンテナ | 供給しない(オフ) |
ここを住まいに合わない方にしていると、地デジは映るのにBSだけ映らない状態になります。初期設定のあとから変える手順は、TCLテレビでBSが映らない原因と直し方で詳しく紹介しています。
初期設定のあとでチャンネルを設定し直す方法
初期設定の途中でチャンネルが見つからなかった場合や、引っ越し、アンテナ工事のあとは、初期設定を最初からやり直さなくてもチャンネルだけを探し直せます。取扱説明書に記載されている手順は次のとおりです。
初期スキャンをやり直す
リモコンの「地デジ」ボタンを押し、「初期スキャン」を選んで決定ボタンを押します。住んでいる地域を選んで「次へ」に進み、「UHF」を選ぶとスキャンが始まります。取扱説明書では、新しい場所に引っ越したときは初期スキャンをやり直す必要があると説明されています。
再スキャンで新しいチャンネルを追加する
同じ「地デジ」ボタンの画面で「再スキャン」を選ぶと、今の地域のまま新しく受信できるようになったチャンネルを追加できます。表示されている地域が違っていれば、「地域選択」で正しい地域を選び直してください。
郵便番号や県域だけを変える
メニューボタンを押し、「設定」→「チャンネルと入力」→「設置設定」→「県域設定」の順に進むと、県域と郵便番号を入力し直せます。
4K放送のチャンネルは、普段はスキャンし直す必要はありません。取扱説明書では、4K放送のチャンネル再編成があったときだけ「BS 4Kスキャン」などを行うよう案内されています。
チャンネルスキャンが0局で初期設定がうまくいかないとき
スキャンをしてもチャンネルが1つも見つからない場合は、テレビの故障を疑う前に次の表で当てはまるものを探してみてください。
| いまの状況 | 考えられる原因 | まずやること |
|---|---|---|
| 地デジが0局でBSは映る | 地デジ用のアンテナ線の抜けや差し間違い | 背面の「地上デジタル」端子を確認する |
| 地デジもBSも0局 | 壁の端子からテレビまでの線、または家全体のアンテナ設備 | ほかの部屋のテレビが映るか確かめる |
| 一部の局しか見つからない | 地域の選び方、電波の弱さ | 地域を確認してスキャンし直す |
| 見つかったが映像が乱れる | 電波が弱い、または強すぎる | アンテナ設定で信号品質を見る |
チャンネルスキャンができないときの原因はメーカーを問わず共通する部分が多いので、テレビのチャンネルスキャンができない原因と0局の時の直し方もあわせて参考にしてください。ここからはTCLのテレビで確認する順番を紹介します。
1. アンテナ線を正しい端子に差し直す
TCLのテレビの背面には「BS・110度CS」と「地上デジタル」の2つのアンテナ入力端子があります。地デジの線がBS用の端子に差さっていると、地デジのチャンネルは見つかりません。取扱説明書では、アンテナをつなぐときはテレビの電源を切って電源プラグを抜き、スパナなどの工具は使わないよう案内されています。プラグの中心の細い芯線が曲がっていないかも見ておきましょう。
2. 地域とUHFの選択を見直す
初期スキャンで選んだ地域が住まいと違っていると、正しくチャンネルが設定されません。地域を選び直し、「UHF」でもう一度スキャンします。取扱説明書の初期スキャンの画面にも、アンテナが地上デジタル放送に対応していない場合や、地域で地上デジタル放送が受信できない場合はチャンネルを検出できないと書かれています。
3. 電源プラグを抜いて再起動する
操作を受け付けない、画面が先に進まないといった一時的な不調なら、電源プラグを抜いて1分以上待ってから差し直します。録画中や録画予約の直前にプラグを抜くと録画が失敗するので、タイミングに注意してください。
4. アンテナ設定の画面で信号品質を見る
メニューボタンを押し、「設定」→「チャンネルと入力」→「設置設定」→「アンテナ設定」の順に進むと、「受信状態」「現在信号品質」「最大信号品質」が表示されます。地デジは「物理チャンネル」を切り換えて、地域の放送局のチャンネルで数値が出るかを確かめます。
5. 電波が強すぎるときはアッテネータを使う
送信所に近い地域などで電波が強すぎると、かえって映像が不安定になることがあります。取扱説明書では、同じアンテナ設定の画面で「アッテネータ」をオンにしてから、初期スキャンをやり直すよう案内されています。
6. 初期設定を最初からやり直す
設定の途中で選び方を間違えたまま進めてしまった場合は、「設定」→「システム」→「デバイス情報」→「リセット」から初期設定をやり直せます。ただし4桁の暗証番号が必要で、録画した番組も含めて初期化されます(録画を残して初期化する選び方もあります)。チャンネルだけの問題なら、先に初期スキャンのやり直しを試すほうが安全です。
テレビ側かアンテナ側かを見分ける
ここまで試しても映らないときは、原因がテレビにあるのか、アンテナや配線にあるのかを切り分けます。家の中にほかのテレビやレコーダーがあれば、同じ放送が映るかを見比べるのが近道です。
| 確認した結果 | 考えられる場所 |
|---|---|
| ほかのテレビでは映るのにTCLのテレビだけ映らない | テレビの設定、その部屋の端子やアンテナ線、テレビ本体 |
| 家じゅうのテレビで映らない | 屋外のアンテナの向きや故障、ブースターや分配器 |
| 新築や引っ越しの直後で一度も映ったことがない | アンテナが付いていない、または壁の端子まで配線がない |
| 天気が悪い日だけ映りが悪い | 電波の弱さ、アンテナや接続部分の劣化 |
同じ端子とアンテナ線につないだほかのテレビでは映るのに、TCLのテレビだけ映らない場合は、テレビ本体の不具合も考えられます。保証期間内であれば、購入した販売店かTCLのサポート窓口に相談しましょう。反対に、どのテレビでも映らないなら、テレビを替えても直りません。
画面に「受信できません。アンテナの設定や調整を確認してください。(E202)」と出ている場合は、TCLテレビのE202エラーの直し方の手順も確認してください。取扱説明書でも、アンテナの向きの調整は高所での作業になり危険なため、自分で行わず依頼するよう案内されています。屋根やベランダの手すりに登るのはやめましょう。
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アンテナ側が原因のときの修理費用の目安
アンテナや屋外の配線に原因がある場合は、業者による修理や交換が必要です。下の表は、アンテナ工事について公開されている複数の料金情報をもとにした一般的な目安です。屋根の形や設置する高さ、使う部材、業者によって金額は変わるため、実際の費用は見積もりで確認してください。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 地デジアンテナの向き調整 | 5,000円〜15,000円程度 |
| アンテナケーブルの交換・引き直し | 10,000円〜25,000円程度 |
| ブースターの設置・交換 | 15,000円〜30,000円程度 |
| 地デジアンテナの交換・新設(八木式) | 15,000円〜50,000円程度 |
| 地デジアンテナの交換・新設(デザインアンテナ) | 20,000円〜60,000円程度 |
見積もりを頼むときは、表の金額にアンテナ本体などの部材費が含まれているか、出張費や高所作業費が別にかかるか、見積もりのあとで追加料金が出る条件があるかを、作業の前に確認しておくと安心です。新築や引っ越しでアンテナそのものがない場合は、取り付け工事が必要になります。
台風や落雷のあとに映らなくなったなら火災保険も確認する
台風・強風・雪・落雷などの自然災害でアンテナやブースターが壊れた場合は、加入している火災保険の補償の対象になることがあります。ただし、経年劣化による故障は対象外で、補償されるかどうかや自己負担額は契約内容によって変わります。申請は契約者本人が保険会社に行うものなので、修理の前に壊れた箇所の写真を残し、契約内容を確認しておきましょう。
TCLテレビが映らないときに相談できるアンテナ工事業者
設定や配線を見直してもチャンネルが見つからない場合は、電波の強さの測定から原因の特定、修理までまとめて対応できるアンテナ工事業者に相談しましょう。見積もりの頼みやすさや受付時間の長さに強みがある業者を紹介します。
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まとめ
TCLのテレビの初期設定は、画面の案内に沿って進めれば難しくありません。テレビ放送を映すために、次の点を押さえておきましょう。
- 初期設定の前にアンテナ線をつないでおく
- 郵便番号は住まいのものを正しく入れる
- チャンネルのインストールは通常「UHF」を選ぶ
- BSアンテナの電源供給は住まいに合わせてオンかオフを選ぶ
- 0局なら端子の差し間違いと地域を確認して初期スキャンし直す
- どのテレビでも映らないならアンテナ側を疑う
設定と配線を見直しても信号品質が上がらない、新築や引っ越し先でそもそもアンテナがないといった場合は、テレビではなくアンテナの工事が必要です。高所での作業は危険なので自分で直そうとせず、アンテナ工事の業者に点検と見積もりを依頼しましょう。








