オリオン(ORION)のテレビに出るE201は、取扱説明書では「降雨対応放送に切り換わりました」という表示です。強い雨や雪で衛星からの電波が弱まり、画質や音質を少し落とした放送に自動で切り替わったという知らせで、故障を意味するものではありません。天気が回復すれば自動で元に戻ります。ただし、小雨でもすぐに出る、晴れても消えないという場合は、BSアンテナの向きのずれや劣化で電波の余裕がなくなっている可能性があり、アンテナ側の点検が必要です。
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オリオンのテレビのE201は「降雨対応放送に切り換わりました」という表示
オリオンのテレビは株式会社ドウシシャが販売していて、取扱説明書はORION公式サイトのサポートページで公開されています。その取扱説明書のエラー表示一覧では、E201は次のように案内されています。
| 機種の例 | 画面のメッセージ | 取扱説明書での説明(要約) |
|---|---|---|
| OL24CD500・OL32CD500・OL40CD500 | 降雨対応放送に切り換わりました。(E201) | 雨などの影響で降雨対応放送に切り換わった。天候が回復すれば自動的に元の状態に戻る |
| 4K液晶テレビ OL43XD100 | 悪天候などにより、降雨対応放送に切り換わりました。E201 | 雨などの影響で降雨対応放送に切り換わった。画質と音質が少し悪くなり、番組表示ができない場合もある |
どちらの機種でも、E201は「雨などで降雨対応放送に切り替わった」という意味で使われています。受信できなくなったわけではなく、映像は映ったまま画質が少し粗くなる、データ放送や番組情報が出ないといった形で表れます。機種によってメッセージの言い回しが少し違うので、お手元のテレビの型番で取扱説明書を確かめておくと安心です。
ほかのメーカーのE201とは意味が少し違う
E201は、メーカーによっては「受信レベルが低下しています」という意味で使われていて、地デジでも表示されます。一方、オリオンの取扱説明書のエラー表示一覧では、E201は降雨対応放送への切り替えとして書かれています。ネットでE201を調べると「電波が弱い」「アンテナ線を確認」という説明が多く出てきますが、オリオンのテレビの場合は、まず天気とBS放送の受信状態を見るのが近道です。
降雨対応放送とは
BSなどの衛星放送は、強い雨や雪が降ると電波が弱まり、映像が乱れたり止まったりしやすくなります。降雨対応放送は、そうしたときに画質や音質を落とした代わりに受信しやすい信号に切り替えて、放送が途切れにくくする仕組みです。シャープなどの取扱説明書では、BSデジタル放送のサービスとして案内されています。天気が回復して電波が戻れば、テレビは自動で通常の放送に戻ります。
まずは天気とE201が出るタイミングを確かめる
E201が出たら、設定を触る前に今の天気と、どんなときに表示が出るのかを確かめましょう。出るタイミングによって、待てばよいのか、アンテナを点検したほうがよいのかが分かれます。
| E201が出るタイミング | 考えられる状態 | 次にやること |
|---|---|---|
| 大雨・大雪・雷雨のときだけ出て、やむと消える | 天候による一時的な電波の低下 | 天気の回復を待つ |
| 小雨や曇りでもすぐに出る | BSアンテナの受信に余裕がない | 受信レベルを確認し、低ければ点検を検討 |
| 晴れているのに出る、何時間も消えない | アンテナの向きのずれや部品の劣化 | 配線と受信レベルを確認し、低ければ点検を依頼 |
| 台風や強風のあとから出るようになった | アンテナが風で動いた、傷んだ | 屋根に上らず業者に点検を頼む |
| しばらくしてE202に変わり何も映らない | 電波がテレビまで届かなくなった | E202の対処に進む |
家にほかのテレビやレコーダーがあれば、同じBSの放送を映してみるのも有効です。どの機器でも同じように映りが悪ければ、テレビではなくアンテナや配線の側に原因があると考えられます。
オリオンのテレビで自分で試せるE201の対処
天気がよいのにE201が出る、または雨がやんでもなかなか元に戻らないときは、部屋の中で安全にできる確認を順番に試してください。作業はテレビの電源を切ってから行い、雷が鳴っている間はアンテナ線や電源プラグに触れないようにしましょう。
1. 天気が回復するまで少し待つ
強い雨雲が近くを通っている間は、晴れ間が見えていても衛星からの電波が弱いままのことがあります。雨や雪がやんでから少し時間をおき、表示が消えるかどうかを見てください。取扱説明書にあるとおり、天候が回復すれば自動的に元に戻るので、テレビ側で何か操作をする必要はありません。
2. BS・110度CSのアンテナ線を差し直す
テレビ背面の「BS/110度CS」のアンテナ入力端子と、壁のアンテナ端子の両方から、アンテナ線がゆるんでいないかを確かめます。オリオンの取扱説明書では、ネジ式のF型コネクターのアンテナ線がすすめられていて、接触が悪いと受信できなかったり画像が乱れたりすることがあると書かれています。差し込み式のプラグを使っているなら、ネジ式のものに替えるだけで安定することもあります。
壁の端子1つから地デジとBSが一緒に来ている家では、分波器という部品で2本に分けてテレビにつないでいます。分波器のBS側の出力が、テレビのBS/110度CS端子につながっているかも見ておきましょう。レコーダーを間にはさんでいる場合は、いったん外して壁の端子からテレビへ直接つなぐと、原因がどちらにあるか切り分けられます。
3. BSの受信レベルを確認する
E201がよく出るかどうかは、BSの受信レベル(アンテナレベル)を見ると判断しやすくなります。確認の仕方は機種によって違います。
| 機種の例 | 受信レベルを見る場所 | 取扱説明書の目安 |
|---|---|---|
| OL24CD500など | サブメニューの「アンテナレベル」(視聴中のチャンネル)、またはメニューの「機器設定」から「設置設定」の「受信設定」で「衛星」の「トランスポンダ」 | BS・CSは50以上(地デジは45以上) |
| 4K液晶テレビ OL43XD100 | メニューの「お知らせ」にある「アンテナ受信レベル」、または「設定」から「設置設定」の「アンテナ設定」 | 受信レベルが青色になるように調整する |
晴れているときに確認して目安に届かないなら、雨が少し降っただけで降雨対応放送に切り替わりやすい状態です。オリオンの取扱説明書でも、アンテナレベルが足りないときはアンテナの位置や角度の調整、受信状態によってはブースターが必要になる場合があると案内されています。数値は天気が悪いと下がるので、できれば晴れた日に一度見ておき、そのときの値を覚えておくと比べやすくなります。
4. 電源プラグを抜いて時間をおく
天気も配線も問題がないのに表示が残るときは、テレビの一時的な不具合も考えられます。OL24CD500などの取扱説明書では、テレビと接続機器の電源を切り、電源プラグを抜いて、電源ランプが消えてから2分ほど置いて差し直す手順が案内されています。4K液晶テレビ OL43XD100では、電源プラグを抜いて数分間待つ方法のほか、本体の電源ボタンを約8秒長押しして再起動する方法も書かれています。録画中にプラグを抜くと録画が正しく残らないことがあるので、録画が終わってから行いましょう。
晴れても消えない・雨のたびに出るならBSアンテナ側の不具合
受信レベルが晴れの日でも目安に届かない、少しの雨でE201が出るという場合は、テレビではなくBSアンテナや配線の側で電波の余裕がなくなっていると考えられます。主な原因は次のとおりです。
| 考えられる原因 | 起きやすいきっかけ | 直し方の例 |
|---|---|---|
| BSアンテナの向きのわずかなずれ | 強風・台風、取り付け金具のゆるみ | アンテナの向きの再調整 |
| 電波の通り道をふさぐ障害物 | 庭木の成長、近くの建物の新築 | 設置場所の変更 |
| アンテナやコンバーターの劣化 | 長年の雨風や日差し | BSアンテナの交換 |
| 屋外のケーブルや接続部の劣化 | 被覆の割れ、接続部への水の入り込み | ケーブルや接続部品の交換 |
| 分配器やブースターの不具合 | テレビの台数を増やした、落雷 | 部品の交換、ブースターの調整や追加 |
BSアンテナは、向きがほんの少しずれただけでも受信レベルが下がります。晴れの日はなんとか映っていても、余裕がないぶん雨のたびに降雨対応放送へ切り替わり、やがてE202で映らなくなることもあります。BSアンテナの受信レベルが下がる原因と直し方は、BSのE201エラーで晴れても出る時の対処法でも詳しく紹介しています。
アンテナの向きの調整や交換は屋根の上での作業になり、転落の危険があるので自分では行わないでください。オリオンの取扱説明書でも、アンテナ工事には技術と経験が必要なので販売店に相談するよう案内されています。マンションなどで共同のアンテナを使っている場合は、建物の設備に原因があることもあるので、部屋の中を確認しても直らなければ管理会社や大家さんに連絡しましょう。
ここまで試して直らない場合は、BSアンテナ本体・ケーブル・ブースターの不具合が考えられます。原因の確認と見積もりは無料なので、まずは業者に受信レベルを測ってもらうのが早道です。
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オリオンのテレビだけE201が出るときはテレビ側も疑う
同じアンテナ線につないだほかのテレビやレコーダーではBSがきれいに映り、受信レベルも十分なのに、オリオンのテレビだけE201が続く場合は、テレビ本体の不具合も考えられます。その場合は型番と症状を控えて、購入した販売店かドウシシャのカスタマーセンターに相談してください。反対に、どの機器でも受信レベルが低いなら、テレビを買い替えても解決しません。
BSアンテナの修理が必要になったときの費用の目安
BSアンテナ側の修理が必要になったときの費用は、作業の内容によって変わります。下の表は、アンテナ工事について公開されている複数の料金情報をもとにした一般的な目安です。建物の高さや屋根の形、使う部材、業者によって前後するので、作業の前に見積もりで確認してください。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| BSアンテナの向き調整 | 5,000円〜20,000円程度 |
| 分配器・分波器の交換 | 5,000円〜20,000円程度 |
| アンテナケーブルの点検・交換 | 10,000円〜25,000円程度 |
| ブースターの交換・追加 | 15,000円〜40,000円程度 |
| BS・CSアンテナの交換 | 15,000円〜40,000円程度 |
見積もりを頼むときは、受信レベルの測定や原因の調査に費用がかかるか、出張費や高所作業費が別にかかるか、見積もりのあとに追加料金が出る条件があるかを、作業の前に聞いておくと安心です。
台風や雪で壊れた場合は火災保険も確認する
台風・強風・雪・落雷などの自然災害でBSアンテナが傾いたり壊れたりした場合は、火災保険の補償の対象になることがあります。ただし、年数がたって傷んだことによる故障(経年劣化)は対象外です。補償されるかどうかや自己負担の額は契約内容によって変わり、申請は契約者本人が保険会社に行います。まずは保険証券などで契約内容を確かめ、修理の前に壊れた箇所の写真を残しておきましょう。
E201のあとにE202やE209が出たときは
E201が出ていたのに、しばらくして「受信できません」という表示(E202)に変わり、何も映らなくなった場合は、降雨対応放送でも受信できないほど電波が弱まった状態です。雨がやんでもE202が残るなら、アンテナ線や受信設備の確認が必要になります。オリオンのテレビでE202が出たときの確認手順は、オリオンのテレビE202の直し方で紹介しています。
また、E209はBS・110度CSのアンテナ線がショートしているか、接続や設定に不具合があるときの表示で、アンテナへの電源が自動で止められます。BSアンテナへの電源の設定やアンテナ線を確認してください。BSだけ映らないときのアンテナ電源の設定は、オリオンのテレビでBSが見れない原因と直し方にまとめています。
まとめ
オリオンのテレビに出るE201は、雨などの影響で降雨対応放送に切り替わったことを知らせる表示で、テレビの故障ではありません。天気が回復すれば自動で元に戻ります。晴れても消えないときや、雨のたびに出るときは、次の順番で確かめてください。
- 雨や雪がやんでから少し待ち、表示が消えるかを見る
- BS/110度CS端子と壁の端子のアンテナ線を差し直す
- 晴れた日にBSの受信レベルを見て、取扱説明書の目安に届いているか確かめる
- 録画中でないときに電源プラグを抜いてしばらく待ち、差し直す
それでも受信レベルが低いまま、小雨でもE201が出る、台風のあとから出るようになったという場合は、BSアンテナの向きのずれや劣化、ケーブルやブースターの不具合が考えられます。屋根の上の作業は危険なので自分で直そうとせず、アンテナ工事の業者に点検と見積もりを頼みましょう。








