ビエラのアンテナレベルは、地デジなら信号品質「44以上」、BS・110度CSなら機種によって「50以上」か「54以上」が受信の目安です。目安より低いときは、まず配線と分配、再起動、チャンネル設定のやり直しを試します。それでも数値が上がらず、ほかの部屋のテレビでも低いなら、原因はビエラではなくアンテナの向き・劣化やブースターなど家の受信設備にあります。パナソニックも、アンテナレベルが低いときはアンテナ設置業者への相談を案内しています。
反対に、数値は目安以上あるのに映像や音声がときどき途切れる場合は、テレビ側の不具合も考えられます。数値を見て、どちらに当たるかを切り分けてから手を動かしましょう。
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ビエラのアンテナレベルの数値はこう読む
ビエラでは、見たいチャンネルを選んだ状態でリモコンの[サブメニュー]を押し、「アンテナレベル」を選ぶと信号品質の数値が出ます。品番が「TH」から始まる機種は[サブメニュー]→「視聴オプション」→「アンテナレベル」、サブメニューがない機種は「便利機能」から入ります。品番が「TV」から始まるFire TV搭載の機種は、[サブメニュー]からそのまま「アンテナレベル」を選びます。
パナソニックのサポート情報では、表示された数値を次のように読むよう案内されています。数値の範囲は機種によって少し違うので、手元の取扱説明書もあわせて確認してください。
| 放送 | 信号品質 | パナソニックの案内での状態 |
|---|---|---|
| 地デジ | 0〜43 | 受信が不安定。アンテナの設置環境かテレビの不具合が考えられる |
| 地デジ | 44〜79 | 正常。それでも映りが悪ければテレビの不具合が考えられる |
| 地デジ | 80以上 | 電波が強すぎて不安定になることがあり、アッテネーターを試す |
| BS・110度CS・4K | 0〜53 | 受信が不安定 |
| BS・110度CS・4K | 54以上 | 正常 |
品番がTV-50/40/32N55C、TV-32/24N50Cの機種は、BS・110度CSの目安が50以上と案内されています。また、アンテナレベルの変動が大きいときも、チャンネルによっては映らないことがあるとされています。数値が目安を少し上回っていても、見ているあいだに大きく上下するなら注意が必要です。
映りの悪いチャンネルで数値を見る
地デジは放送局ごとに送信の条件が違うため、チャンネルによって数値が変わります。映りの悪いチャンネルを選んだ状態で確認し、晴れの日と雨の日の数値もメモしておくと、あとで原因を絞り込みやすくなります。E202が出て映らないときの確認の流れはビエラでE202が出たときの直し方で詳しく紹介しています。
低いのはビエラか家の受信設備かを切り分ける
アンテナレベルが低いとき、直す場所はビエラ本体ではなく、アンテナから壁の端子までの受信設備であることがほとんどです。パナソニックの案内でも、レベルが低い場合はアンテナの設置環境の問題としてアンテナ設置業者へ、レベルが正常なのに症状が出る場合はテレビの不具合として販売店やパナソニックの修理窓口へ、と相談先が分けられています。次の表で、どちらに当たりそうかを見てみましょう。
| 確かめたこと | 結果 | 考えられる場所 |
|---|---|---|
| ほかの部屋のテレビの数値 | どの部屋でも低い | アンテナ・ブースター・屋外のケーブル |
| ほかの部屋のテレビの数値 | ビエラの部屋だけ低い | その部屋の端子・室内のケーブル・分配 |
| チャンネルごとの数値 | 一部の局だけ低い | アンテナの向きのずれ・性能不足 |
| 天気との関係 | 雨や風の日だけ大きく下がる | 接続部への浸水・アンテナのぐらつき |
| ビエラの数値 | 目安以上なのに途切れる | テレビ本体(販売店・メーカーに相談) |
家にビエラ以外のテレビしかない部屋があっても、比べ方は同じです。メーカーごとの数値の目安の違いはアンテナレベルの目安はいくつ?メーカー別の正常値にまとめています。
ビエラのアンテナレベルを上げるために自分でできること
部屋の中で安全にできることを、手間の少ない順に並べました。雷雨や台風、大雪の最中は一時的に数値が下がることがあるので、まずは天気の回復を待ってから試してください。
1. ビエラを再起動する
パナソニックの案内では、品番が「TH」から始まる機種は本体の電源ボタンを押して10秒以上待ってからもう一度押すか、電源プラグを抜いて5秒以上待ってから差し込み直します。Fire TV搭載の機種は、本体底面の電源ボタンを15秒以上押し続ける方法もあります。USBハードディスクをつないでいる場合は、録画やダビングをしていないことを必ず確かめてから操作しましょう。
2. 壁の端子と分波器の差し先を確かめる
壁のアンテナ端子が2つある家では、地デジは「地上デジタル」、BS・CS・4Kは「BS・CSデジタル」と書かれた端子につなぎます。分波器を使っている場合は、見たい放送に合った出力端子からビエラにつながっているかを見てください。テレビ側と壁側の両方でケーブルを差し直し、ゆるみがないかも確かめます。
3. 分配の数を減らして比べる
分配器で何部屋にも電波を分けていると、1台あたりのレベルは下がります。使っていない部屋への線を外したり、レコーダーを通さず壁からビエラへ直接つないだりして、数値が上がるかを比べましょう。上がるなら、分配の仕方や途中の機器に原因があります。
4. かんたん設置設定をやり直す
引っ越しのあとや、一部のチャンネルだけ数値が出ないときは、チャンネル設定をやり直します。品番が「TH」から始まる機種は[メニュー]→「機器設定」→「かんたん設置設定」から、郵便番号や地域を入れ直してUHFのスキャンを行い、終わったらアンテナレベルをもう一度確認します。
5. BSが低いときはアンテナ電源を確かめる
BS・110度CSのアンテナは電源がないと動きません。品番が「TH」から始まる機種は[メニュー]→「機器設定」→「設置設定」→「受信設定」→「衛星」→「アンテナ電源」で、オンになっているかを確かめます。BSアンテナにつながる分波器が電源を通さないタイプだと、ここをオンにしても電源が届かないことがあります。
80以上で乱れるならアッテネーター
地デジの数値が80以上あるのに映りが乱れるときは、電波が強すぎることがあります。品番が「TH」から始まる機種は「設置設定」→「受信設定」→「地上」→「アッテネーター」をオンにして、映りが変わるかを見ます。数値が低いときにオンにすると、かえって弱くなるので注意しましょう。
それでも上がらないならアンテナ側の不具合を疑う
ここまで試しても数値が目安に届かず、ほかの部屋でも低いなら、家全体の受信設備に原因があると考えられます。パナソニックの案内には、レベルが最大になるようアンテナの向きを調整する方法も書かれていますが、戸建ての屋根の上での作業は転落の危険があり、向きを合わせるには測定器も必要です。次のような作業は自分ではやらず、業者に任せましょう。
| 考えられる原因 | よくあるきっかけ | 自分でできるか |
|---|---|---|
| アンテナの向きのずれ | 台風・強風のあとから下がった | 屋根の上の作業になるため業者に任せる |
| アンテナ本体・屋外ケーブルの劣化 | 設置から10年以上、雨の日に下がる | 交換が必要になり業者に任せる |
| ブースターの故障・力不足 | 家中で一斉に下がった、テレビを増やした | 屋根裏や屋外にあることが多く業者に任せる |
| 壁の中・天井裏の分配器や配線 | 特定の部屋の端子だけ低い | 点検口からの作業になり業者に任せる |
ここまで試して直らない場合は、アンテナ本体・ケーブル・ブースターの不具合が考えられます。原因の確認と見積もりは無料の業者が多いので、まずは業者に受信レベルを測ってもらうのが早道です。
※見積もりだけでもOK
マンションやアパート、ケーブルテレビの共同受信では、アンテナやブースターは建物の設備です。部屋の中の配線とビエラの設定を確かめてもレベルが低いままなら、管理会社や大家さん、ケーブルテレビ会社に相談しましょう。メーカーを問わずレベルが低いときの原因はアンテナレベルが低い原因と対処法でも解説しています。
アンテナレベルを上げる工事の費用の目安
業者に頼んだときの費用は、原因と作業の内容で変わります。複数の業者や比較サイトの料金をもとにした目安は次のとおりです。屋根の形や高さ、使う部材によって金額は変わるので、作業の前に見積もりで総額を確かめてください。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 受信レベルの点検・簡単な調整 | 3,000円〜10,000円程度 |
| 地デジアンテナの向き調整 | 5,000円〜20,000円程度 |
| 分配器・ケーブルの交換 | 5,000円〜25,000円程度 |
| ブースターの設置・交換 | 15,000円〜40,000円程度 |
| 地デジアンテナの交換 | 25,000円〜60,000円程度(種類や設置場所で変動) |
向きのずれや接続部の不良なら比較的安く済みますが、アンテナ本体やブースターが傷んでいれば交換になります。見積もりでは、作業内容と総額、追加料金がかかる条件を確かめておくと安心です。
台風・強風・雪・落雷などの自然災害でアンテナが壊れた場合は、火災保険の補償対象になることがあります。ただし経年劣化による故障は対象外で、補償の有無は契約内容によって異なります。申請は契約者本人が保険会社に行うものなので、修理の前に壊れた部分の写真を残し、契約内容を確認しておきましょう。
ビエラのアンテナレベルが低いときにおすすめのアンテナ工事業者
ビエラの設定と室内の配線を見直しても数値が上がらないときは、受信レベルの測定から原因の特定、修理までまとめて頼める業者に相談するのが確実です。急ぎの対応や見積もりのしやすさに強みのある業者を紹介します。
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まとめ
ビエラのアンテナレベルが低いときは、サブメニューの「アンテナレベル」で信号品質を見て、地デジ44以上・BS54以上(一部の機種は50以上)に届いているかを確かめるところから始めます。
- ほかの部屋のテレビと比べて原因の場所を絞る
- 再起動と端子・分波器の差し先を確かめる
- 分配を減らし、かんたん設置設定をやり直す
- BSが低いならアンテナ電源のオンを確かめる
- 80以上で乱れるならアッテネーターを試す
それでも数値が上がらない、家中のテレビで低い、台風のあとから下がったという場合は、アンテナの向きのずれや劣化、ブースターの不具合が考えられます。屋根には自分で登らず、受信レベルの測定から対応してくれるアンテナ工事業者に点検と見積もりを頼みましょう。数値が目安以上あるのに映りが悪いときは、販売店やパナソニックの修理窓口に相談してください。








