隣に家が新しく建ってからテレビが映らなくなったときは、新しい家が電波の通り道をふさいでいる可能性が高いです。地デジなら送信所(関東なら東京スカイツリーなど)の方向、BSなら南西の空の方向に家が建つと、アンテナに届く電波が弱くなります。
多くの場合、アンテナを高くする・ふさがれない位置へ移す工事で映るようになり、費用の目安は1万5,000円〜4万円程度です。工事費を隣の家に負担してもらえるかは話し合い次第で、一般的な戸建てでは自分で直すことになるケースも少なくありません。まずは原因を確かめ、映らない期間を短くすることを優先しましょう。
住んでいる地域で業者が見つからないなら
全国どこでも工事の手配ができます
- 地デジ・BSアンテナの設置工事は16,500円〜(税込)、見積もり後の追加料金なし
- 最長8年の施工保証つき
- 東証上場のシェアリングテクノロジーが運営
※工事後のチャンネル設定まで対応
隣に新築が建ってテレビが映らなくなる原因
テレビの電波は、送信所や衛星からほぼまっすぐ届きます。その途中に建物が入ると、電波がさえぎられたり、建物に当たって跳ね返った電波が混ざったりして、テレビがうまく受信できなくなります。隣の家は距離が近いぶん、2階建てでも影響が出ることがあります。
地デジは送信所の方向をふさがれると弱くなる
地デジのアンテナは、地域の送信所や中継局の方向を向いています。その方向に隣の家が建ち、アンテナの高さが新しい家の屋根より低いと、電波が届きにくくなります。全部のチャンネルが映らなくなることもあれば、周波数の違いで一部のチャンネルだけにブロックノイズが出ることもあります。
BSは南西の空をふさがれると映らない
BS・CSの電波は、南西の上空にある衛星から届きます。東京あたりでは見上げる角度がおよそ38度で、ベランダや1階の壁に付けたBSアンテナは、南西側に家が建つとその角度をふさがれやすくなります。地デジは映るのにBSだけ映らない場合は、このケースが考えられます。
工事中だけ映りが悪くなることもある
家が完成する前でも、足場や防音シート、クレーンが電波をさえぎることがあります。足場が外れると直ることもあるので、工事中に映りが悪くなった場合は、完成まで様子を見るのも一つの方法です。ただし、建物そのものが原因なら完成後も直りません。
| 症状 | 考えられる原因 | 主な対策 |
|---|---|---|
| 地デジだけ映らない | 送信所の方向に新しい家がある | マストを高くする・屋根の別の位置へ移す |
| BSだけ映らない | 南西の空を新しい家がふさいでいる | BSアンテナを屋根の上や別の壁へ移す |
| 地デジもBSも映らない | 両方の方向がふさがれている、または配線・ブースターの不具合 | 電波を測って原因を分けてから工事 |
| 工事中だけ映りが悪い | 足場・シート・クレーン | 完成まで様子を見る |
本当に隣の新築が原因か確かめる方法
新しい家が建った時期と重なっていても、たまたまアンテナやブースターが古くなって壊れた可能性もあります。業者に連絡する前に、次の点を確かめておくと原因を絞り込みやすくなります。
映らなくなった時期を思い出す
基礎工事のころは平気で、建物の骨組みが立ち上がってから映りが悪くなったなら、新しい家の影響が強く疑われます。家が完成して何か月もたってから映らなくなった場合は、別の原因も考えます。
アンテナレベルを確認して記録する
テレビの設定メニューから、アンテナレベル(受信強度)を表示できます。チャンネルごとの数値を写真に撮っておくと、業者に状況を伝えるときや、隣の家と話すときの記録になります。
近所の家の様子を聞いてみる
同じ並びの家でも映りが悪くなっていれば、建物の影響と考えやすくなります。自分の家だけが映らない場合は、アンテナ本体や配線の不具合も疑いましょう。
自分で試せる対処
建物が原因の場合、室内の作業だけで直ることはあまりありませんが、別の原因を外すために一度は試しておきましょう。
1. テレビの電源を入れ直す
テレビの電源プラグを抜いて1分ほど待ち、差し直します。一時的な受信の不具合なら、これで直ることがあります。
2. アンテナケーブルを差し直す
テレビと壁の端子をつなぐケーブルが緩んでいないか確かめ、しっかり差し直します。ケーブルが折れていたり、端子が錆びていたりする場合は交換します。
3. ブースターの電源を確かめる
ブースターがある家では、室内の電源部のコンセントが抜けていないか、ランプが点いているかを見ます。たまたまこのタイミングで電源が切れていた、ということもあります。
4. 屋根やベランダのアンテナは自分で動かさない
アンテナの向きを少し変えれば直りそうに思えますが、屋根の上の作業は転落の危険があります。ベランダのBSアンテナも、角度が少しずれるだけで映らなくなるため、むやみに触らないほうが安全です。
それでも映らないときはアンテナの位置と高さの見直しが必要
ここまで試しても直らない場合は、隣の家に電波がさえぎられているか、アンテナ本体・ケーブル・ブースターに不具合が起きていると考えられます。どちらなのかは、業者が専用の測定器で屋根の上や壁の何か所かを測ると見分けられます。原因の確認と見積もりは無料の業者が多いので、まずは見てもらうのが早道です。
建物が原因と分かれば、どの高さ・どの位置なら電波を受けられるかもその場で確かめてもらえます。隣の家と費用の話をする場合も、業者が測った結果と見積書があると話が進みやすくなります。
※見積もりだけでもOK
隣の新築に合わせたアンテナ対策と費用相場
隣の家が原因のときの対策は、アンテナを新しい家の影から出すことが基本です。家の形や電波の状況によって、次のような方法から選びます。
マストを長くしてアンテナを高くする
アンテナを支える柱(マスト)を長いものに替え、新しい家の屋根より上で電波を受けられるようにします。高くすると風を受けやすくなるので、支線の張り直しなどの補強も合わせて行います。マストの種類や交換の目安はアンテナのマストとは?錆・曲がりなど交換のサインと延長の費用で解説しています。
屋根の別の位置や壁へ移す
同じ屋根の上でも、数メートル位置をずらすだけで新しい家の影から外れることがあります。反対側の壁や破風板へ移す方法もあります。
BSアンテナを屋根の上や別の壁へ移す
ベランダのBSアンテナが南西の空をふさがれた場合は、より高い位置の壁や屋根の上へ移すと映ることが多いです。
感度の高いアンテナやブースターを使う
位置を変えても電波が弱いときは、感度の高い地デジアンテナに替えたり、ブースターで電波を強めたりします。
| 工事の内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 電波調査・見積もり | 無料〜1万円程度 |
| マストの延長と支線の補強 | 1万円〜3万円程度 |
| 地デジアンテナを屋根の別の位置へ移す | 1万5,000円〜3万5,000円程度 |
| 地デジアンテナを屋根から壁へ移す | 2万円〜4万円程度 |
| BSアンテナを別の壁・屋根の上へ移す | 1万2,000円〜3万円程度 |
| 感度の高いアンテナへの交換 | 2万円〜4万円程度 |
| ブースターの設置 | 1万5,000円〜3万円程度 |
金額は複数のアンテナ工事の料金情報をもとにした目安で、屋根の形や高さ、使う部材によって前後します。3階建てや急な屋根では高所作業の費用が加わることがあります。
工事費は誰が負担する?隣の家との話し合い方
隣の家が原因で映らなくなったとき、工事費を負担してもらえるかは気になるところです。ただ、ここは一律の決まりがなく、建物の大きさと話し合いの内容で変わります。
大きな建物と一般的な戸建てでは扱いが違う
マンションやビルなどの中高層の建物については、建てた側が電波障害の対策をする考え方が広く取られています。東京都の場合、条例で事前の説明などの対象になるのは、基本的に高さ10メートルを超える建物です(低層住居専用地域では軒の高さ7メートル超か3階建て以上)。一般的な2階建ての戸建ては対象にならないことが多く、費用を出してもらえるかは隣の家との話し合いによります。ビルやマンションが原因の場合は近くにビルが建ってテレビが映らない時の原因とマスト延長などの対策も参考にしてください。
話す前に記録と見積書をそろえる
映らなくなった時期、アンテナレベルの写真、業者の測定結果と見積書がそろっていると、相手にも状況が伝わりやすくなります。「隣の家のせい」と決めつけて話すと関係がこじれやすいので、「建ってから映りが悪くなったので相談したい」という形で伝えるのがおすすめです。
工事中なら施工会社に先に伝える
まだ工事中であれば、現場の看板にある施工会社や建築主の連絡先に伝えておくと、記録が残ります。負担してもらえるかどうかは別として、早めに知らせておくほうが話はしやすくなります。
行政の窓口は相談先の案内まで
区役所や市役所に電波障害の相談窓口を置いている自治体もありますが、行政は制度や相談先の案内はしても、アンテナ工事そのものはしません。話し合いに時間がかかってもテレビが見られない期間が続かないよう、業者の見積もりと並行して進めましょう。
隣の新築でテレビが映らないときのよくある質問
補償を受けていた家が建て替わったらどうなりますか
近くの建物の負担で共同アンテナやケーブルテレビにつないでもらっている場合、建て替えや補償の終了で自分のアンテナが必要になることがあります。補償の期間の考え方は電波障害の補償はいつまで?期間の決まりと終了後のアンテナ工事費用で解説しています。
光回線やケーブルテレビに切り替えたほうがよいですか
どうしてもアンテナで電波を受けられない場所なら選択肢になります。ただし毎月の料金がかかり続けるので、まずはアンテナの高さや位置の変更で映らないかを調べてもらうのがおすすめです。
室内アンテナで代わりになりますか
隣の家にさえぎられている場合、室内ではさらに電波が弱くなるため、安定して映らないことが多いです。屋外で受けられる位置を探すほうが確実です。
まとめ
隣に新築が建ってテレビが映らなくなったときは、新しい家が地デジの送信所の方向やBSの南西の空をふさいでいる可能性が高いです。テレビやケーブル、ブースターの電源を確かめても直らない場合は、アンテナの位置や高さの見直しが必要になります。
- 地デジだけかBSだけかで、ふさがれている方向の見当がつく
- 映らなくなった時期とアンテナレベルを記録しておく
- 屋根やベランダのアンテナは自分で動かさない
- 対策工事の目安は1万5,000円〜4万円程度
- 費用負担は一律の決まりがなく話し合い次第
まずは業者に電波を測ってもらい、どこに付ければ映るかと費用を確かめてから、隣の家との相談や工事の段取りを進めましょう。








