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アンテナのマストとは?錆・曲がりなど交換のサインと延長の費用

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アンテナマストとは?交換と延長の費用 錆・曲がりのサインを解説

「屋根のアンテナの棒が錆びている」「アンテナが乗っているポールが曲がって見える」と気づいて、このままで大丈夫なのか気になっていませんか。屋根の上の八木式アンテナは、マストと呼ばれる金属のポールに取り付けられていて、この部分が傷むとアンテナ全体が傾いたり倒れたりしやすくなります。

結論から言うと、マストの錆・曲がり・ぐらつきは、放置するとアンテナの倒壊や落下につながるため、早めに点検と交換を考えるのがおすすめです。また、近くに建物が建って映りが悪くなった場合は、マストを延長してアンテナを高くする方法で改善できることもあります。どちらも屋根の上での高所作業になるので、自分で触らずアンテナ工事業者に依頼しましょう。

この記事では、マストの役割と太さ・長さの種類、交換や補修が必要なサイン、マスト延長が必要になるケース、自分で触らないほうがよい理由、工事の費用相場、業者に頼むときのポイントをまとめています。

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アンテナのマストとは?役割と種類

マストとは、屋根の上でアンテナ本体を取り付けるための金属製のポール(支柱)のことです。アンテナポールや支柱と呼ばれることもあります。屋根の棟に置いた屋根馬(やねうま)にマストを差し込んで立て、上のほうに地デジアンテナやBS・CSアンテナを固定するのが一般的な形です。

屋根の上のアンテナは、マストを中心に次のような部材で支えられています。

部材役割
マスト(支柱)アンテナ本体を取り付けて、電波を受けやすい高さまで持ち上げる
屋根馬棟の上に置き、マストを差し込んで立てる台座
支線(ワイヤー)マストを四方から引っ張り、倒れないように支える
サイドベースなどの取付金具屋根馬を使わずに、破風板や壁面にマストを固定するときに使う

マストの太さと長さの種類

家庭用のマストは、太さ(直径)と長さの組み合わせでいくつかの種類があります。たとえばマスプロ電工の製品では、直径25.4mmのものと31.8mmのものがあり、長さも1.3mや1.6mなど複数の種類が用意されています。マストの太さは、取り付けるアンテナや屋根馬、支線の金具とも合わせる必要があり、メーカーの取扱説明書でも、マストの太さによってアンテナを取り付けられる高さの条件が変わると案内されています。

つまり、マストは「長ければ長いほどよい」というものではありません。アンテナの大きさや重さ、設置場所の風の強さに合った太さ・長さを選ぶことが、倒れにくいアンテナにするための基本です。

マストの素材と錆への強さ

一般的なマストは、鉄(鋼)にメッキをして錆を防いだものです。メーカーによっては、通常より錆びにくいメッキを使った製品もあります。海の近くなど錆びやすい環境では、ステンレス製など錆に強い部材を選ぶと長持ちしやすくなりますが、価格は高めです。どの部材を使うかは、見積もりのときに業者に確認しておくと安心です。

マストの状態が気になるものの、交換が必要なのか、支線の調整で済むのか分からないときは、まず業者に屋根の上を見てもらうのが確実です。現地調査と見積もりが無料の業者なら、状態の確認だけでも頼めます。

マストの交換・補修が必要なサイン

マストの状態は、地上や2階の窓、ベランダから見える範囲でもある程度確認できます。次のような様子があれば、点検や交換を考えるタイミングです。

  • マストが茶色く錆びている、表面がはがれている。特に根元や屋根馬に差し込んでいる部分、金具の周りは水がたまりやすく、錆が進みやすい
  • マストが曲がっている、斜めに傾いている。台風や強風、雪の重みで力がかかり、変形していることがある
  • アンテナの向きが以前と変わっている。マストの中でアンテナの取付金具が回ってしまっている可能性がある
  • 風の強い日にアンテナが大きく揺れる、きしむ音がする。マストや支線の固定が弱くなっているサイン
  • 支線が緩んでいる、外れている。マストを支える力が落ち、傾きや曲がりにつながる
  • 屋根の上に錆の跡(もらい錆)が流れている。マストや金具の錆が雨で屋根材に流れている

マストが曲がっている、または大きく傾いている状態は、すでにアンテナを支える力が落ちているサインです。次の台風や強風で一気に倒れるおそれがあるので、早めに業者に見てもらいましょう。

マストが傷む主な原因

マストが傷む原因で多いのは、年数がたつことによる錆です。メッキで錆を防いでいても、長年雨風や日差しを受けるうちに防錆効果が弱まり、錆が少しずつ進みます。マストはアンテナ本体と同じくらいの年数で傷むことが多いので、アンテナ本体の交換時期とあわせて考えるとよいでしょう。

そのほか、台風や強風で繰り返し揺さぶられること、雪の重みや屋根から落ちる雪に引っ張られること、海の近くで潮風の塩分を受けることも、マストの錆や曲がりの原因になります。また、支線が緩むとマストが風で大きく揺れるようになり、付け根に負担がかかります。支線の緩みのサインや張り直しについてはアンテナの支線の張り直しが必要なサインとは?費用相場と放置の危険性で詳しく解説しています。

マストの傷みを放置するとどうなる?

「テレビは映っているから」と放置していると、次のようなトラブルにつながるおそれがあります。

  • アンテナの向きがずれて映りが悪くなる。マストが傾いたり回ったりするとアンテナの向きも変わり、ブロックノイズやE202などのエラーが出ることがある
  • 強風や台風でマストが折れる・倒れる。錆で細くなったマストは、強い風を受けたときに根元から折れることがある
  • 屋根材を傷める。倒れたマストやアンテナが瓦やスレートを割ると、雨漏りの原因になる
  • 落下して人や物、近所の家に被害を出す。屋根から落ちたアンテナが通行人や車、隣の家を傷つけるおそれがある

マストの交換や支線の張り直しで済む段階で直しておけば、アンテナが倒れてから屋根の補修まで必要になる場合と比べて、費用も手間も抑えられます。

マスト延長が必要になるケース

マストの工事は、傷んだものを交換するだけではありません。アンテナをもっと高い位置に上げたいときに、長いマストに取り替えたり、継ぎ足したりする「マスト延長」という工事もあります。次のような場合に検討されます。

  • 近くに建物が建って映りが悪くなった。電波の通り道が建物にさえぎられたとき、アンテナを高くすると電波を受けやすくなることがある
  • 周りの木が伸びてきた。成長した木が電波をさえぎるようになることがある
  • 電波が弱い地域で受信レベルが足りない。少し高くするだけで受信レベルが上がることがある

ただし、マストを延長すればどんな場合でも映るようになるわけではありません。高くするほど風を受けやすくなるため、太いマストへの交換や支線の追加など、強度を保つための工事も必要です。また、電波の状況によっては、マストを延長するよりも、アンテナの設置場所を変えたり、性能の高いアンテナやブースターを使ったりするほうが向いていることもあります。

近くにビルやマンションが建って映らなくなったときの対策の選び方は、近くにビルが建ってテレビが映らない時の原因とマスト延長などの対策で詳しく解説しています。どの方法がよいかは、屋根の上で電波を測ってみないと判断できないので、業者に受信レベルの測定をしてもらってから決めましょう。

マストを自分で触らないほうがよい理由

マストや取付金具はホームセンターや通販でも買えるため、自分で交換や延長をしようと考える人もいるかもしれません。ただし、次の理由から、自分での作業はおすすめしません。

屋根の上での高所作業になる

マストは屋根の一番高いところに立っているため、作業するには屋根に登る必要があります。瓦やスレートは滑りやすく、雨や朝露で濡れているとさらに危険です。マストやアンテナを抱えたまま足場の悪い屋根の上で作業すると、バランスを崩して転落するおそれがあります。

強度の判断と支線の調整が必要になる

マストを交換・延長するには、アンテナを下ろして新しいマストに付け直し、まっすぐ立つように支線を均等に張り直す必要があります。太さや長さが合わないマストを使ったり、支線の張り方が偏ったりすると、強風で倒れやすくなります。特に延長は、高くしたぶん風の力も大きくなるため、慣れていない人が判断するのは難しい作業です。

アンテナの向き合わせが必要になる

マストを付け直したあとは、受信レベルを測りながらアンテナの向きを合わせ直す必要があります。専用の測定器がないと正確に合わせるのが難しく、作業のあとで映りが悪くなってしまうこともあります。

地上から異常に気づいたら、屋根には登らず、見える範囲で写真を撮っておいて業者に相談しましょう。マストが大きく傾いていて今にも倒れそうなときや、台風が近づいていて急ぎたいときは、即日対応している業者を選ぶと安心です。

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マストの交換・延長の費用相場

マストの工事費用は、マストだけを交換するのか、延長するのか、支線やアンテナ本体の交換も合わせて行うのかで変わります。下の表は、複数のアンテナ工事業者の料金表や工事費用の情報サイトをもとにした一般的な目安です。

工事内容費用の目安
点検・現地調査無料〜数千円程度(無料の業者も多い)
傾いたマストの立て直し・支線の張り直し10,000円〜25,000円程度
マストの交換(アンテナは再利用、部材代込み)15,000円〜35,000円程度(マストの太さ・長さで変動)
マストの延長(長いマストへの交換・継ぎ足し)15,000円〜30,000円程度(支線の追加などで変動)
アンテナ本体ごとの交換(屋根馬・マスト・支線を含む)30,000円〜90,000円程度(アンテナの種類で変動)

マストの部材そのものは数千円程度のものが多いですが、工事費の大部分は屋根の上での作業費です。業者によっては、作業費とは別に部材代や出張費、高所作業費がかかることがあるので、見積もりでは総額を確認しましょう。屋根材が割れている場合、屋根の補修は屋根業者の工事になり、別に費用がかかります。

マストだけ替えるか、アンテナごと替えるか

設置から年数が浅く、マストだけが曲がった・錆びたという場合は、マストの交換や立て直しで済むことが多くなります。一方で、設置から10年以上たっていて、屋根馬や支線、アンテナ本体にも錆が出ている場合は、マストだけ直してもすぐに別の部分が傷むことがあります。屋根馬の状態も気になるときはアンテナの屋根馬とは?錆・ずれなど交換のサインと費用相場を解説もあわせて確認し、アンテナごとの交換や、屋根の上にマストを立てない壁面・デザインアンテナへの切り替えも含めて、見積もりを比べて決めるとよいでしょう。

火災保険が使えるケース

台風・強風・雪・落雷などの自然災害でマストが曲がったり、アンテナが倒れたりした場合は、火災保険の補償の対象になることがあります。ただし、次の点に注意が必要です。

  • 経年劣化による錆や曲がりは対象外。年数がたって自然に錆びた、少しずつ傾いたという場合は補償されない
  • 補償されるかは契約内容次第。風災・雪災などが補償に含まれているか、自己負担額(免責金額)がいくらかは契約によって異なる
  • 申請は契約者本人が保険会社に行う。被害の写真や修理の見積書などを用意して、契約者が保険会社に連絡する

自然災害のあとにマストが曲がっていても、必ず保険で直せるとは限りません。台風や大雪のあとに異常に気づいたら、まずは地上から被害の写真を撮り、保険の契約内容を確認しましょう。

マストの交換・延長におすすめのアンテナ工事業者

マストの交換や延長、傾いたアンテナの立て直しを相談しやすい業者を紹介します。見積もりを取ってから依頼するかどうかを決められるので、まずは今のマストとアンテナの状態を見てもらいましょう。

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まとめ

マストは、屋根の上でアンテナを支える大切なポールです。錆や曲がりを見つけたら、アンテナが倒れる前に点検と交換を考えましょう。

  • マストはアンテナ本体を取り付ける金属のポールで、屋根馬や支線と組み合わせて立てる
  • 太さや長さには種類があり、アンテナや設置場所に合ったものを選ぶ必要がある
  • 錆、曲がり、傾き、アンテナの向きの変化、風の日の大きな揺れは交換や補修を考えるサイン
  • 放置すると、映りが悪くなるだけでなく、倒壊や落下、屋根材の破損につながるおそれがある
  • 近くに建物が建った場合などは、マスト延長でアンテナを高くする方法もある。ただし強度の確保が必要
  • 交換や延長は屋根の上の高所作業。自分で登らず業者に依頼する
  • 費用はマストの交換で15,000円〜35,000円程度、延長で15,000円〜30,000円程度が目安
  • 火災保険の対象は自然災害による破損で、経年劣化は対象外。補償は契約内容次第で、申請は契約者本人が行う

マストだけの交換で済むのか、延長やアンテナごとの交換が必要なのかは、屋根の上で状態と電波を見てもらわないと判断できません。現地調査と見積もりが無料の業者に、まずは相談してみましょう。

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この記事を書いた人

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