BSアンテナが必要かどうかは、BSで見たい番組があるかどうかで決まります。地上波(地デジ)の番組だけで足りるなら、BSアンテナがなくてもテレビは見られます。BSの無料放送や4K放送、地上波より早い時間に流れるドラマの再放送などを見たいなら、BSアンテナ(BS・110度CSアンテナ)が必要です。
戸建てにBSアンテナを付ける費用は、工事費込みで15,000円〜50,000円程度が目安です。付けたあとは月額の利用料はかかりませんが、NHKの受信契約の種類が変わる点は先に知っておきましょう。
※見積もりだけでもOK
BSアンテナがないと見られない放送
テレビの放送は、地上の電波塔から届く地デジと、宇宙の衛星から届くBS・CSに分かれます。地デジは屋根や壁の地デジアンテナで受信し、BS・CSは丸いお皿の形をしたBS・110度CSアンテナで受信します。地デジアンテナだけの家では、リモコンの「BS」「CS」ボタンを押しても番組は映りません。
| 放送 | 主な内容 | 必要なアンテナ | 料金 |
|---|---|---|---|
| 地デジ | NHK総合・Eテレと地域の民放各局 | 地デジアンテナ | NHKの受信料のほかはかからない |
| BS | NHKのBS放送、民放系のBS局、BS11やBS12などの局、4K放送 | BS・110度CSアンテナ | 無料の局が多い(一部は有料の契約が必要) |
| 110度CS | 映画・スポーツ・アニメなどの専門チャンネル | BS・110度CSアンテナ(BSと共用) | 多くは有料の契約が必要 |
BSには、BS日テレ・BS朝日・BS-TBS・BSテレ東・BSフジのような地上波の系列局があり、地上波の番組の再放送や旅・歴史・時代劇などの番組を、契約なしで見られる局がたくさんあります。一方で、映画やスポーツの専門チャンネルのように、BSでも別に契約が必要な局もあります。
BSとCSはアンテナ1台で見られる
いま家庭で使われている「CS」は、ほとんどがBSと同じ方向の衛星から届く110度CSです。BS・110度CSアンテナを1台付ければ、BSとCSの両方を受信できます。ただし、BSアナログ放送の時代に付けた古いBS専用アンテナは110度CSに対応していないことがあるので、今あるアンテナを使う場合は本体の「BS・110度CS」の表示を確かめましょう。
BSアンテナが必要か判断する目安
BSアンテナを付けるか迷ったら、テレビの見方と、これから見たい番組で考えるのが近道です。次の表で、自分がどちらに近いか確かめてみましょう。
| 判断のポイント | 地デジだけで足りる人 | BSを付けたほうがいい人 |
|---|---|---|
| よく見る番組 | ニュースやバラエティなど地上波の番組だけ | 旅・歴史・時代劇・ドラマの再放送などBSの番組も見たい |
| スポーツ | 地上波の中継で足りる | BSで放送される試合や中継も見たい |
| 4Kテレビ | 4K放送にこだわらない | 4Kテレビを持っていて4K放送も見たい |
| 専門チャンネル | ネットの配信サービスで足りる | CSの専門チャンネルを契約したい |
| 家族 | BSを見たい家族がいない | 実家でBSを見ていた家族がいる |
表の右側に当てはまる項目が多いなら、BSアンテナを付けておくと満足しやすくなります。左側ばかりなら、まずは地デジだけにして、見たい番組ができたときに後からBSアンテナを足す方法でも困りません。
新築の家は建てるときに決めておくと工事が楽
新築の家でBSを見るか迷っているなら、建てるときに決めておくのがおすすめです。BSアンテナを付けない場合でも、ケーブルを通す配管や、BS・CSに対応したテレビ端子・分配器を選んでおけば、後から付けるときの配線工事が少なくて済みます。
NHKの受信契約が衛星契約になる
BSを受信できる設備を付けると、NHKの受信契約は地上契約ではなく衛星契約の対象になります。衛星契約は地上契約より受信料が高く設定されているので、BSアンテナを付けるかどうか決めるときは、この差も含めて考えましょう。料金や手続きはNHKの公式サイトで最新の案内を確認してください。BSアンテナを外したり故障したりしたときの契約の扱いは、BSアンテナが故障したときの受信料と衛星契約の変更手順で解説しています。
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※工事後のチャンネル設定まで対応
BSを見るのにアンテナ以外で必要なもの
BSを見るにはアンテナだけでなく、テレビや家の中の配線もBSに対応している必要があります。BSアンテナを付けたのに映らないという失敗を防ぐため、事前に確かめておきたい機器をまとめました。
| 機器 | 確認すること | 対応していない場合 |
|---|---|---|
| テレビ・レコーダー | BS・110度CSのチューナーが入っているか | チューナーのないテレビではBSを見られない |
| 分配器・分波器 | BS・CSの周波数に対応しているか | BSだけ映らない・映りが悪いことがある |
| ブースター | BS・CSを増幅できる型か | BSの電波が弱くなることがある |
| テレビ端子・ケーブル | 衛星放送に対応した部材か | 古い部材は交換が必要なことがある |
ブースターは必要な家と要らない家がある
BSアンテナを付けるときにブースターが必ず要るわけではありません。テレビが1〜2台で配線が短い家なら、ブースターなしで映ることも多くあります。テレビを3台以上つなぐ家や、分配器で電波を何部屋にも分けている家では、電波が足りなくなってブースターが必要になることがあります。業者に受信レベルを測ってもらってから決めると、余分な機器を買わずに済みます。
BSアンテナには電源が要る
BSアンテナは、テレビやブースターからケーブルを通して電気を送ってもらって動きます。テレビの設定でBSアンテナへの電源供給を「入」にしておかないと映らないことがあるので、工事のあとはチャンネル設定とあわせて確認しましょう。4K放送の一部まで見たい場合は、分配器などを4K8K(3,224MHz)対応の部材にそろえる必要があるかも、見積もりのときに聞いておくと安心です。
BSアンテナを付ける費用の相場
BSアンテナの費用は、新しく付けるのか交換するのか、どこに付けるのかで変わります。下の表は、アンテナ工事の比較サイトや工事業者の料金表など複数の情報をもとにした一般的な目安です。家の形や使う部材、業者によって金額は変わるので、作業前に見積もりで確認してください。
| 工事の内容 | 費用の目安(本体・工事費込み) |
|---|---|
| BS・110度CSアンテナの新設(ベランダ・壁面) | 15,000円〜40,000円程度 |
| BS・110度CSアンテナの新設(屋根の上) | 20,000円〜50,000円程度 |
| 地デジとBS・CSアンテナの同時設置 | 40,000円〜100,000円程度(デザインアンテナや4K8K対応で高くなる) |
| 分配器・分波器の交換 | 5,000円〜15,000円程度 |
| ブースターの設置・交換 | 15,000円〜40,000円程度 |
すでに地デジアンテナがある家にBSアンテナを足すときは、地デジとBSの電波を1本のケーブルにまとめる混合器を使うことが多く、配線の状況で費用が変わります。後から足す工事の流れと注意点は、BSアンテナ追加工事の費用相場と配線の注意点を参考にしてください。
見積もりで確かめておきたいこと
BSアンテナの見積もりでは、アンテナ本体の代金、取り付け金具、配線、角度の調整、チャンネル設定がどこまで含まれているかを確かめましょう。家の中の分配器やブースターの交換が必要かどうかも、その場で見てもらうと後から追加の工事を頼まずに済みます。家電量販店の安い基本料金は、ベランダへの取り付けなど簡単な作業だけを前提にしていることがあるので、屋根の上に付ける場合の料金も確認しておくと比べやすくなります。
BSアンテナを付けずにBSを見る方法
屋根や外壁にアンテナを付けたくない場合は、光回線を使った光テレビや、地域のケーブルテレビでBSを見る方法もあります。アンテナ工事は要りませんが、どちらも月額料金がずっとかかり、回線の契約を変えるとテレビも見られなくなる点に注意が必要です。
| 方法 | 初期費用 | 毎月の費用 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| BSアンテナを付ける | 工事費がかかる | かからない | 同じ家に長く住み、毎月の費用を増やしたくない人 |
| 光テレビ | 工事費がかかることがある | 月額料金がかかる | すでに光回線を使っていて、アンテナを付けたくない人 |
| ケーブルテレビ | 工事費がかかることがある | 月額料金がかかる | 専門チャンネルも多く見たい人 |
長く住む家なら、月額料金がかからないBSアンテナのほうが総額を抑えやすくなります。10年単位での費用の比べ方は、光テレビとアンテナの費用総額の比較でまとめています。ケーブルテレビの料金やコースは会社ごとに違うので、検討するときは契約先の案内を確認しましょう。
BSアンテナの取り付けにおすすめのアンテナ工事業者
BSアンテナの工事では、アンテナの取り付けだけでなく、受信レベルの測定や、家の中の分配器・ブースターがBSに対応しているかまで見てくれる業者を選ぶと安心です。見積もりの相談がしやすく、BSアンテナの新設や追加に対応している業者を紹介します。
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|---|---|
| 支払い方法 | 現金、PayPay、クレジットカード |
自分で色々な業者に電話をかけて比較する手間を省きシステムが一番早くて条件の良い業者をマッチングしてくれます。WEBからの申し込みに特化しているため余計な経費がかからず工事費用全体も安く抑えられる仕組みです。仕事が忙しくて手っ取り早く適正価格で工事を済ませたいという効率重視の方にぴったりなサービスです。
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まとめ
BSアンテナが必要かどうかは、BSで見たい番組があるかどうかで決まります。地上波だけで足りるなら無理に付ける必要はなく、BSの番組や4K放送を見たいなら付けておくと満足しやすくなります。
- 地デジアンテナだけではBS・CSは映らない
- BS・110度CSアンテナ1台でBSとCSの両方を受信できる
- テレビのチューナーや分配器もBSに対応している必要がある
- BSアンテナの費用は工事費込みで15,000円〜50,000円程度が目安
- BSを受信できる設備があるとNHKの受信契約は衛星契約になる
付けるかどうか迷っているときは、今の配線でBSが映るか、どこに付けられるかを含めて見積もりで確かめてから決めると安心です。見積もりだけで工事を頼まないこともできるので、費用を知るところから始めてみましょう。
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