テレビが映らないときの連絡先は、住まいの種類とテレビの見方で決まります。持ち家の戸建てで屋根や壁のアンテナから見ているならアンテナ工事業者、賃貸なら管理会社か大家さん、マンションなら管理会社(共用設備の担当)、ケーブルテレビや光テレビで見ているなら契約している事業者が最初の連絡先です。テレビ本体が壊れている場合だけは、メーカーや購入したお店の修理窓口になります。
迷ったら「別のテレビをつないでも映らないか」「家じゅうの全部の部屋で映らないか」を確かめてください。どちらも当てはまるならテレビ本体ではなく、アンテナや配線の側に原因がある可能性が高くなります。持ち家の戸建てなら、そのままアンテナ工事業者へ相談するのが一番早い解決ルートです。
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テレビが映らないときの連絡先は住まいと受信方法で決まる
テレビが映らなくなったとき、多くの人が最初に迷うのが「電気屋さんなのか、メーカーなのか、アンテナ屋さんなのか」という点です。実は、連絡先を決めるのは故障の内容よりも先にその設備の持ち主はだれかという点です。アンテナや配線の持ち主が自分なら自分で業者を選び、建物のオーナーや管理組合のものならその窓口を通すのが基本になります。
まずは下の表で、自分の住まいに当てはまる行を確認してください。
| 住まい・テレビの見方 | 最初の連絡先 | 修理費の負担(原則) |
|---|---|---|
| 持ち家の戸建て(自宅のアンテナで受信) | アンテナ工事業者 | 自分(台風などの災害なら火災保険を確認) |
| 賃貸の戸建て・アパート | 管理会社または大家さん | 建物の設備なら貸主側が多い |
| 分譲マンション | 管理会社(管理組合の共用設備) | 共用部分は管理組合、室内は自分 |
| 賃貸マンション | 管理会社または大家さん | 建物の設備なら貸主側が多い |
| ケーブルテレビ・光テレビで視聴 | 契約しているサービスの窓口 | 契約内容による |
| テレビ本体だけが故障 | テレビのメーカーまたは購入店 | 保証期間内なら保証を確認 |
ポイントは、戸建ての持ち家だけは「自分で業者を選んで呼ぶ」立場だということです。屋根の上のアンテナ、ブースター、分配器、壁の中のケーブルまで、すべて自分の家の設備です。管理会社のような取りまとめ役がいないので、症状を確かめたらアンテナ工事業者に直接相談することになります。
反対に、賃貸やマンションで自分の判断で業者を呼ぶと、原因が建物側の設備だったとしても費用が自己負担になることがあります。どちらの立場なのかを最初に整理しておくと、余計な出費や二度手間を防げます。
連絡する前に5分で確かめておきたいこと
どこに連絡するにしても、次のことを確かめてから電話やWeb申込をすると、原因の見当が早くつき、話もスムーズに進みます。どれも道具は要りません。
家じゅうで映らないのか1台だけなのか
ほかの部屋のテレビも同じように映らないなら、アンテナ本体やブースター、分配器など家全体に電波を配っている設備の不具合が疑われます。1台だけが映らないなら、そのテレビ本体か、その部屋のケーブル・壁の端子に原因がしぼられます。全部屋で映らない場合の確かめ方は「テレビが全部屋で映らない原因は?」で順番に解説しています。
画面に出ているエラー番号
「E201」「E202」「E203」などの番号が出ていれば、メモしておきましょう。E202は電波がテレビに届いていない状態を示すことが多く、アンテナや配線の側を疑うきっかけになります。番号が分かると、相談先でも原因の見当がつけやすくなります。
地デジだけかBSも映らないのか
地デジとBSは別のアンテナで受信しているのが一般的です。地デジだけ映らないなら地デジアンテナ側、BSだけ映らないならBSアンテナ側と、相談する内容がはっきりします。両方とも映らないなら、共通で通っているブースターや分配器、室内の配線が疑われます。
ケーブルの挿し直しと電源の入れ直し
テレビの裏と壁の端子のケーブルをいったん抜いてまっすぐ挿し直し、テレビのコンセントを抜いて1分ほど待ってから入れ直します。これで直るなら、業者に連絡する必要はありません。直らなかった場合も「挿し直しと電源の入れ直しは試した」と伝えられるので、相談先での切り分けが早くなります。
天気と時期
大雨や大雪のあいだだけ映らず、天気が回復すると戻るなら、一時的に電波が弱まっただけのこともあります。一方で台風や強風のあとから映らない場合は、アンテナの向きがずれたり倒れたりしていることが考えられます。いつから映らないのか、きっかけになった出来事があるかも、連絡のときに伝えたい情報です。
持ち家の戸建てはアンテナ工事業者に連絡する
持ち家の戸建てで、上の確認をしても直らない場合は、アンテナ工事業者に相談するのが基本です。テレビを買ったお店やメーカーに連絡したくなりますが、テレビ本体が原因でなければ、メーカーの修理窓口では直せません。下の表で、症状ごとにどこへ相談するかの目安を確認してください。
| 症状 | 考えられる原因 | 相談先 |
|---|---|---|
| 全部屋で映らない | アンテナ・ブースター・分配器の不具合 | アンテナ工事業者 |
| 台風や強風のあとから映らない | アンテナの向きのずれ・倒れ・ケーブルの断線 | アンテナ工事業者 |
| 特定のチャンネルだけ映らない | 受信レベルの不足・アンテナの向き | アンテナ工事業者 |
| 1部屋だけ映らず別のテレビをつなぐと映る | テレビ本体の故障 | メーカー・購入店 |
| 1部屋だけ映らず別のテレビをつないでも映らない | その部屋のケーブル・壁の端子・分配器 | アンテナ工事業者 |
| 画面が真っ暗で電源ランプも付かない | テレビ本体の電源まわり | メーカー・購入店 |
家電量販店や町の電気店に頼む場合
テレビを買ったお店でもアンテナの修理を受け付けていることがあります。ただ、実際の工事は提携している工事会社が行うことが多く、日程の調整に時間がかかったり、中間の手数料が上乗せされたりする場合があります。急いで直したいときは、アンテナ工事を専門にしている業者に直接相談したほうが早く進みやすいです。依頼先ごとの違いは「テレビアンテナ工事はどこに頼む?」で比べています。
屋根に上って自分で直そうとしない
アンテナの向きがずれているように見えても、屋根に上って直すのはやめましょう。転落の危険が大きく、アンテナや屋根材を壊してしまうと修理費が増えることもあります。屋根の上の作業は、足場や安全帯をそろえたプロに任せるのが安全です。
台風や雪で壊れたときは火災保険も確認する
台風・強風・大雪・落雷などの自然災害でアンテナが壊れた場合は、加入している火災保険の補償の対象になることがあります。ただし、経年劣化による故障は対象外で、補償されるかどうかや金額は契約内容次第です。申請は契約者本人が保険会社に行う必要があるので、修理の前に壊れた状態の写真を撮っておき、業者には修理の見積書を出してもらうと手続きが進めやすくなります。
賃貸やマンションはまず管理会社か大家さんへ
賃貸住宅やマンションに住んでいる場合は、自分で業者を呼ぶ前に、管理会社か大家さんへ連絡するのが基本です。屋上のアンテナや共用のブースター、建物の中の配線は、建物のオーナーや管理組合の設備だからです。
賃貸の場合
賃貸の戸建てやアパートでは、アンテナや壁の中の配線は建物に付いている設備として扱われるのが一般的です。経年劣化や災害による故障なら、修理費は原則として貸主側が負担します。ただし、入居者に断りなく業者を呼んで直した場合は、費用を負担してもらえないことがあります。連絡するときは、映らなくなった日時、エラー番号、ほかの部屋の様子、試したことを伝えましょう。アパートでE202が出たときの伝え方は「アパートのテレビが映らないE202の直し方」で詳しく紹介しています。
分譲マンションの場合
分譲マンションでは、屋上のアンテナや共用部の機器は管理組合の持ち物で、窓口は管理会社になることがほとんどです。ほかの住戸も映らないようなら共用設備の不具合の可能性が高いので、管理会社に連絡します。一方、自分の部屋の中のケーブルや、ベランダに自分で付けたBSアンテナなどは自分の持ち物なので、原因がそこにあれば自分で業者に頼むことになります。
管理会社から業者を手配してよいと言われたら
管理会社や大家さんから「自分で業者を呼んでよい」と言われることもあります。その場合は、費用をどこまで負担してもらえるかを、メールなど記録が残る形で確かめてから依頼しましょう。業者には「賃貸で、管理会社の了承済み」と伝えておくと、見積もりの説明もスムーズです。
ケーブルテレビや光テレビで見ているなら契約先へ
アンテナではなく、ケーブルテレビや光回線のテレビサービスで番組を見ている場合は、契約しているサービスの窓口が連絡先です。この場合、屋根のアンテナは使っていないので、アンテナ工事業者に頼んでも直りません。
障害情報を先に確認する
多くのサービスは、Webサイトやアプリで地域の障害情報やメンテナンス情報を出しています。同じ時間にほかの家でも映らなくなっているなら、サービス側の障害で、待っていれば復旧することもあります。障害が出ていないのに映らないときは、宅内の機器(チューナーや回線の機器)の再起動を試し、それでもだめなら窓口に相談します。
自宅にアンテナが残っている場合
以前アンテナで見ていた家では、屋根に古いアンテナが残っていることがあります。いまどちらで見ているのか分からないときは、テレビの裏のケーブルが壁の端子から来ているのか、チューナーなどの機器から来ているのかを見ると見分けやすいです。サービスをやめてアンテナに戻したい場合は、残っているアンテナがそのまま使えるかを業者に点検してもらうと安心です。
アンテナ工事業者に頼むときの費用の目安と伝えること
戸建てでアンテナ工事業者に修理を頼む場合の費用は、原因と作業の内容によって大きく変わります。下の表は、複数の業者や比較サイトが出している料金をもとにした目安です。実際の金額は、アンテナの種類、屋根の形や高さ、部材の価格によって変わるので、必ず見積もりで確認してください。
| 作業の内容 | 費用の目安 | よくある原因 |
|---|---|---|
| アンテナの向きの調整・固定し直し | 5,000円〜20,000円程度 | 台風や強風での向きのずれ |
| 分配器の交換 | 5,000円〜20,000円程度 | 経年劣化・落雷 |
| ブースターの交換 | 15,000円〜40,000円程度 | 経年劣化・落雷・電源部の故障 |
| BSアンテナの交換 | 15,000円〜30,000円程度 | 強風での破損・経年劣化 |
| 地デジアンテナの交換 | 20,000円〜50,000円程度 | 倒れ・破損・経年劣化 |
ケーブルの交換や屋根の上での高所作業は、配線の長さや作業の条件によって別途の費用がかかることがあります。見積もりの段階で、出張費や点検費が含まれているか、作業のあとに追加料金が出ることがあるかも確かめておきましょう。
連絡するときに伝えると話が早いこと
- いつから映らないか(台風のあと・雷のあとなどのきっかけ)
- 画面に出ているエラー番号
- 全部屋で映らないのか1部屋だけか
- 地デジだけかBSも映らないか
- アンテナの種類と設置からのおおよその年数(分かる範囲で)
- ケーブルの挿し直しや電源の入れ直しは試したか
屋根の上のアンテナが傾いているのが地上から見えるなら、写真を撮って送れるか聞いてみるのもおすすめです。状況が伝わると、当日に持ってくる部材の準備もしてもらいやすくなります。
業者を選ぶときに見ておきたいこと
見積もりや現地調査が無料か、見積もりのあとに追加料金が出ないか、工事後の保証があるかの3つは、どの業者に頼むにしても確認しておきたい点です。急いで直したいときは、受付時間や最短でいつ来てもらえるかもあわせて聞いておきましょう。1社だけで決めにくいときは、2社ほどに見積もりを取って比べると、金額と作業内容の両方に納得しやすくなります。
※工事後のチャンネル設定まで対応
テレビが映らないときの連絡先についてよくある質問
夜や休日に映らなくなったときはどうすればいいですか
管理会社や大家さんの窓口は、夜間や休日は受付を止めていることがあります。賃貸やマンションの場合は、緊急連絡先が契約書や掲示板に書かれていないか確認しましょう。持ち家の戸建てなら、24時間受付をしているアンテナ工事業者もあるので、夜のうちに申し込んでおき、翌日以降の訪問を調整してもらう方法もあります。
テレビのメーカーに連絡するのはどんなときですか
別のテレビを同じケーブルにつなぐと映る場合や、電源が入らない、画面に何も表示されないなど、テレビ本体の不具合が明らかな場合です。テレビを替えても映らないなら、メーカーではなくアンテナや配線の側を疑いましょう。メーカーに修理を頼む前にこの確認をしておくと、出張修理の空振りを防げます。
原因が分からなくてもアンテナ工事業者に相談していいですか
持ち家の戸建てであれば、原因が分からない段階で相談してかまいません。アンテナ工事業者は電波の強さを測る測定器を使って、アンテナ本体・ブースター・分配器・配線のどこに問題があるかを調べられます。テレビ本体が原因と分かった場合は、その時点でメーカーへの相談に切り替えればよいので、まずは見積もりや点検から頼んでみるのが近道です。
まとめ
テレビが映らないときの連絡先は、住まいの種類と見ている方法で次のように決まります。
- 持ち家の戸建てでアンテナから見ているならアンテナ工事業者
- 賃貸の戸建て・アパート・マンションなら管理会社か大家さん
- 分譲マンションの共用設備なら管理会社、部屋の中や自分で付けたアンテナなら自分で業者へ
- ケーブルテレビや光テレビなら契約しているサービスの窓口
- 別のテレビなら映るなど本体の故障ならメーカーや購入店
連絡の前に、全部屋で映らないか、エラー番号、地デジとBSのどちらが映らないか、ケーブルの挿し直しと電源の入れ直しを確かめておくと、原因の見当がつき相談も早く進みます。持ち家の戸建てで直らないときは、屋根に上らず、早めにアンテナ工事業者へ点検と見積もりを頼みましょう。
※見積もりだけでもOK








