パナソニックのテレビ(ビエラ)に出るE201は、アンテナレベル(受信レベル)が下がって映像をきちんと出せないことを知らせる表示です。BSを見ているときに「降雨対応放送に切り換わりました。(E201)」と出た場合は、雨や雪で衛星の電波が弱まっただけなので、天気が回復すれば元に戻ります。晴れているのに消えないときは、アンテナ線の接続、アンテナレベル(地デジは44以上・BS/CSは54以上が目安)、再起動の順に確かめてください。それでもレベルが低いままなら、アンテナの向きのズレや劣化、ブースター・ケーブルの不具合など、屋外の設備を点検する必要があります。
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ビエラのE201はアンテナレベルが下がっているという表示
パナソニックのサポート情報では、E201が表示されるのは、放送電波のアンテナレベルが何らかの原因で低くなり、テレビがきちんと見られなくなっている状態だと説明されています。電波がまったく届いていないわけではなく、届いてはいるものの弱かったり乱れていたりして、映像や音声を正しく出せない状態です。
ビエラの取扱説明書のメッセージ一覧では、E201は「降雨対応放送に切り換わりました。」という文と一緒に載っています。雨の影響で衛星からの電波が弱くなったため、画質や音質を少し落としても受信を続けられる放送に自動で切り換えた、という意味です。このときは番組タイトルなどの番組情報が表示されないこともあります。
| 画面の表示 | パナソニックの案内での意味(要約) | まずやること |
|---|---|---|
| 降雨対応放送に切り換わりました(E201) | 雨や雪で衛星の電波が弱まり、降雨対応放送に切り換わった | 天気の回復を待つ |
| E201(晴れていても出る) | 何らかの原因でアンテナレベルが下がっている | アンテナ線とアンテナレベルを確認する |
| 受信できません(E202) | アンテナの設定や調整の不備、天候などによる受信障害 | アンテナの設定と調整を確認する |
| 現在このチャンネルは放送を休止しています(E203) | 放送を休止しているチャンネルを選んでいる | 別のチャンネルを選ぶ |
E201は「弱いけれど届いている」、E202は「受信できていない」という違いがあります。E201のあとにE202へ変わったときは受信がさらに悪くなっているので、ビエラでのE202の確認手順もあわせて見ておくと安心です。
NHKのBSは映るのにほかのBSが映らないことがある
パナソニックのFAQによると、激しい雨のときに降雨対応放送へ切り換わるのは正常な動作です。ただし降雨対応放送はNHKのBS放送の仕組みで、ほかのBS放送にはありません。そのため大雨のときは、NHKのBSは画質を落として映っているのに、ほかのBSのチャンネルは映らないということが起こります。故障ではないので、雨や雪がやむのを待ちましょう。
晴れているのに出るなら受信の経路に原因がある
一方で、晴れているのにE201が出る、天気が回復しても降雨対応放送に切り換わったままという場合は、天気以外の原因があります。パナソニックのFAQでも、晴天でもこの状態になるときは、ほかの受信機器との受信状況の比較、ビエラのアンテナレベルの確認、アンテナ線などの受信経路やアンテナの向き・設置状態を確認するよう案内されています。原因として挙げられているのは、強風によるアンテナの向きのズレ、アンテナの老朽化や破損、アンテナ線や接続の不備などです。
まずは天気と映りが悪い範囲を確かめる
E201が出たら、設定をいじる前に、今の天気と、どの範囲で映りが悪いのかを見ておきます。これだけで原因がテレビ側か、アンテナ側かの見当がかなりつきます。
| 確かめること | こうだった場合 | 考えられること |
|---|---|---|
| 天気 | 大雨・大雪・雷雨のときだけ出る | 天候による一時的な電波の弱まり |
| 放送の種類 | BS・CSだけ出る | BSアンテナや衛星側の受信の問題 |
| 放送の種類 | 地デジだけ出る | 地デジアンテナや地デジ側の配線の問題 |
| 家のほかのテレビ | ほかのテレビやレコーダーでも映りが悪い | アンテナ・ブースター・分配器など家全体の設備 |
| 家のほかのテレビ | ビエラだけ映りが悪い | ビエラまでの部屋の配線やビエラ本体 |
| きっかけ | 台風・強風・大雪のあとから出る | アンテナの向きのズレや傾き |
リモコンの[地上][BS][CS]ボタンを順に押せば、どの放送で表示が出るかをすぐに確かめられます。家にレコーダー(ディーガなど)があるなら、レコーダーのチューナーで同じチャンネルを映してみるのも、パナソニックが案内している「ほかの受信機器との比較」になります。
晴れているのにE201が出るときにビエラで試せる対処
ここからは、部屋の中で安全にできる対処を上から順に紹介します。ビエラは発売年や品番によってメニューの名前が違うことがあるので、画面の表示が異なるときは、品番でパナソニックのサポートサイトを検索して取扱説明書を確認してください。
1. アンテナ線の接続を確認する
壁のアンテナ端子とビエラ背面の端子の両方に、ケーブルが奥までしっかり差さっているかを見ます。地デジのケーブルが「地上デジタル」の端子に、BS・CSのケーブルが「BS・110度CS」の端子につながっているかも確かめましょう。分波器を使っている場合は、地デジ側のケーブルが「U・V」と書かれた出力から、BS・CS側のケーブルが「BS・CS」と書かれた出力から出ているかを見ます。
レコーダーを通してビエラにつないでいる場合は、壁の端子からレコーダーの「アンテナ入力」へ、レコーダーの「アンテナ出力」からビエラへ、という順番になっているかを確認します。入力と出力が逆だと、電波が弱くなったり届かなくなったりします。分配器や分波器をいったん外し、壁の端子とビエラを1本のケーブルで直接つないで表示が消えるかを試すのも、原因を絞り込むのに役立ちます。
2. サブメニューからアンテナレベルを確認する
品番が「TH」から始まるビエラでは、E201が出ているチャンネルを選んだ状態で、次の順に操作するとアンテナレベル(信号品質)を数字で確認できます。
- リモコンの[サブメニュー]ボタンを押す
- 「視聴オプション」を選んで[決定]ボタンを押す
- 「アンテナレベル」を選んで[決定]ボタンを押す
ビエラの取扱説明書では、受信できる目安として、地上デジタルは44以上、BS・110度CSは54以上と案内されています。表示される数字は電波の強さではなく、信号と雑音の比率である「質」を表すもので、天気やチャンネルによって上下します。目安ぎりぎりではなく、余裕をもって上回っているのが理想です。品番が「TV」から始まるFire TV搭載のビエラはメニューの作りが違うので、取扱説明書で確認してください。
| アンテナレベルの状態 | 考えられる原因 | 次にやること |
|---|---|---|
| 目安を大きく上回っている | ビエラ本体の一時的な不調やチャンネル設定 | 再起動とチャンネルの再スキャンを試す |
| 目安の前後で上下する | 悪天候、ケーブルや接続部の劣化、アンテナの向きの小さなズレ | 天気の回復を待ち、晴れても低ければ配線とアンテナを点検 |
| 目安より低いまま | アンテナの向きのズレや劣化、ブースターの不具合 | 配線を確かめても直らなければ業者に点検を頼む |
3. 品番に合った方法でビエラを再起動する
アンテナレベルは十分なのにE201が出る場合は、ビエラ本体の一時的な不調も考えられます。パナソニックのFAQで案内されている再起動のしかたは、品番の頭文字で異なります。
| 品番 | 再起動の方法(パナソニック公式FAQより) |
|---|---|
| 「TH」から始まるビエラ | 本体の電源ボタンで電源を切り、10秒以上たってから入れ直す。または電源プラグを抜き、5秒以上たってから差し込む |
| 「TV」から始まるFire TV搭載ビエラ | 本体の電源ボタンを15秒以上押し続ける。改善しなければ電源プラグを抜き、5秒以上たってから差し込む |
録画やダビングの途中で電源プラグを抜くと、録画中の番組に影響が出るおそれがあります。録画予約の時間帯を避けて行いましょう。
4. 地デジでだけ出るならチャンネルを再スキャンする
地デジの特定のチャンネルでだけE201が出る場合は、チャンネル設定を見直します。[メニュー]から「設置設定」→「チャンネル設定」→「地上デジタル放送」と進み、「再スキャン」を選びます。設置設定は、機種によって「初期設定」の中や「設定」→「機器設定」の中にあります。再スキャンは今の設定を残したまま放送局を探し直す方法です。「初期スキャン」は設定済みのチャンネルがいったん消えるので、引っ越しのとき以外はまず再スキャンから試してください。
BS・CSでだけ晴れていてもE201が出る場合は、BSアンテナへの電源供給の設定もあわせて確認しておきましょう。設定の場所と確認のしかたは、ビエラでBSが映らない原因と直し方で詳しく紹介しています。
対処してもE201が消えないときはアンテナ側の不具合を疑う
アンテナ線の確認、再起動、再スキャンをしてもE201が消えず、アンテナレベルも目安より低いままなら、原因はビエラではなく、屋外のアンテナや家全体の配線にある可能性が高くなります。パナソニックのFAQでも、天気が回復してもアンテナレベルがよくならない場合は、アンテナの向きや設置状態の確認が必要とされています。
アンテナの向きのズレや傾き
台風や強い風、大雪のあとから急に出るようになったなら、アンテナの向きがズレたり傾いたりしていることが考えられます。地デジのアンテナもBSのアンテナも、向きが少しズレるだけでレベルが下がります。
アンテナやケーブルの老朽化
設置から長い年数がたったアンテナは、部品のさびや緩みで受信の力が落ちていきます。屋外のケーブルや接続部が傷むと、雨の日だけ映りが悪くなることもあります。
ブースターや分配器の不具合
家中のテレビで一斉にレベルが下がった場合は、電波を増幅するブースターや、各部屋に分ける分配器の不具合も考えられます。室内にあるブースターの電源部のコンセントが抜けていないかは、自分でも確認できます。
アンテナの向きの調整や交換は屋根の上での作業になり、転落の危険が大きいので自分で直そうとしないでください。地上や窓から見てアンテナが傾いていないかを確かめるくらいにとどめましょう。マンションやアパートで共同のアンテナを使っている場合は、建物の設備に原因があることもあるので、部屋の中を確かめても直らなければ管理会社や大家さんに連絡します。
ここまで試しても直らない戸建ての場合は、アンテナ本体・ケーブル・ブースターの不具合が考えられます。受信レベルを測って原因を確かめるところから見積もりまでを無料で受け付けている業者も多いので、まずは業者に見てもらうのが早道です。
※見積もりだけでもOK
反対に、ほかのテレビやレコーダーでは問題なく映り、ビエラのアンテナレベルも十分なのにビエラだけE201が出続ける場合は、テレビ本体の不具合の可能性があります。その場合はパナソニックの修理窓口に相談してください。メーカーを問わないE201の原因と見分け方は、テレビのE201エラーの原因と直し方でも解説しています。
アンテナの修理が必要になったときの費用の目安
アンテナ側の修理が必要になったときの費用は、作業の内容によって変わります。下の表は、アンテナ工事について公開されている複数の料金情報をもとにした一般的な目安です。屋根の形や設置する高さ、使う部材、業者によって前後するので、作業の前に見積もりを必ず確認してください。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| アンテナの向き調整 | 5,000円〜20,000円程度 |
| 分配器の交換・設置 | 5,000円〜20,000円程度 |
| ケーブルの点検・交換 | 10,000円〜25,000円程度 |
| ブースターの交換 | 15,000円〜40,000円程度 |
| 地デジアンテナの交換(八木式) | 16,500円〜50,000円程度 |
| 地デジアンテナの交換(デザインアンテナ) | 22,000円〜60,000円程度 |
見積もりを頼むときは、受信レベルの測定や原因の調査に費用がかかるか、見積もりのあとに追加料金が出る条件があるかを、作業の前に聞いておくと安心です。
台風・強風・雪・落雷などの自然災害でアンテナが壊れた場合は、火災保険の補償の対象になることがあります。ただし、経年劣化による故障は対象外で、補償されるかどうかや自己負担の額は契約内容によって変わります。申請は契約者本人が保険会社に行うものなので、まず契約内容を確かめ、修理の前に壊れた箇所の写真を残しておきましょう。
ビエラのE201が直らないときにおすすめのアンテナ工事業者
アンテナ線の確認や再起動をしてもE201が消えず、アンテナレベルも低いままなら、受信レベルの測定から原因の特定、修理までまとめて任せられる業者に相談するのが近道です。見積もりの頼みやすさや、急ぎの対応に強みがある業者を紹介します。
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まとめ
パナソニックのテレビ(ビエラ)に出るE201は、アンテナレベルが下がって映像をきちんと出せないことを知らせる表示です。BSで「降雨対応放送に切り換わりました」と出るE201は、雨や雪がやめば元に戻ります。晴れていても出るときは、次の順番で確かめてみてください。
- どの放送で出るか、家のほかのテレビでも映りが悪いかを見る
- アンテナ線が壁とビエラの端子に奥まで差さっているかを確かめる
- サブメニューからアンテナレベルを見る(地デジ44以上・BS/CS54以上が目安)
- 品番に合った方法で再起動する
- 地デジの一部のチャンネルだけなら再スキャンする
それでもアンテナレベルが低いまま、家中のテレビで映りが悪い、台風や強風のあとから出るといった場合は、アンテナの向きのズレや劣化、ブースター・配線の不具合が考えられます。表示がE202に変わったときは、ビエラでE202が出たときの直し方も確認してください。屋根の上の作業は危険なので自分で直そうとせず、アンテナ工事の業者に点検と見積もりを頼みましょう。








