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ユニコーンアンテナのデメリットとは?八木・デザインとの比較と費用

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ユニコーンアンテナのデメリットとは? 八木・デザインとの比較と費用

屋根の上に細長いポールのようなアンテナが立っているのを見て、「ユニコーンアンテナが気になるけれど、デメリットはないの?」「本当にきれいに映るの?」と迷っていませんか。見た目がすっきりしている分、受信性能や費用が気になる方は多いはずです。

結論から言うと、ユニコーンアンテナの主なデメリットは「受信性能が控えめで、電波の弱い地域では使えない」「BS・CS放送を見るには別にアンテナが必要」「本体・工事費が一般的な八木アンテナより高めになりやすい」の3点です。反対に、電波が強い〜中程度の地域で、屋根の上に目立たないアンテナを立てたい家にとっては有力な選択肢になります。

この記事では、ユニコーンアンテナの特徴とデメリット・メリット、八木アンテナやデザインアンテナとの比較、向いている家・向いていない家、設置費用の相場までをまとめています。

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ユニコーンアンテナとは?ポール型の地デジアンテナ

ユニコーンアンテナは、アンテナメーカーのマスプロ電工が2017年に開発した地デジ(UHF)用のアンテナです。型番は「U2CN」で、直径約14cmの円柱(ポール)のような形をしています。屋根の上に立てた姿がユニコーンの角のように見えることから、この名前が付けられたとメーカーが紹介しています。

魚の骨のような形の八木アンテナとも、壁に付ける箱型のデザインアンテナとも違う「第3のタイプ」として、2018年度のグッドデザイン賞も受賞しています。マスプロ電工の公式情報で確認できる主な仕様は次のとおりです。

項目内容
受信できる放送地デジのみ(UHF ch13〜52、水平偏波)
利得(受信感度の目安)5.5〜6.2dB(実力値)
適した地域強電界・中電界地域(電波の弱い場所では受信できない)
大きさ・重さ高さ約67cm・幅約14cm、約1.5kg
カラーウォームホワイト・ブラックブロンズの2色
設置方法マスト(支柱)に取り付ける。屋根の上のほか、軒下の外壁などにも設置できる

表面はマット調で光を反射しにくく、マストに固定する金具やケーブルの接続部分もカバーで隠れるため、どの方向から見ても目立ちにくいのが特徴です。

ユニコーンアンテナの主なデメリット5つ

見た目の良さが注目されるユニコーンアンテナですが、選ぶ前に知っておきたい弱点もあります。順番に見ていきましょう。

1. 受信性能が控えめで、電波の弱い地域では使えない

もっとも大きなデメリットは受信性能です。メーカーが公表している利得は5.5〜6.2dBで、同じマスプロ電工のデザインアンテナ(20素子相当のモデルで7.8〜9.8dB)と比べても低めの数値です。メーカー自身も「強・中電界地域用」とし、電波の弱い場所では受信できないと明記しています。

送信所や中継局から遠い地域、山や丘の陰になる地域では、ユニコーンアンテナでは必要な受信レベルを確保できない可能性があります。受信レベルがぎりぎりだと、普段は映っていても雨や雪の日にブロックノイズが出ることもあります。

2. 見通しが悪い場所では受信できないことがある

メーカーの注意事項には「障害物があり見通しが悪い場所では受信できないことがある」とも書かれています。電波が来る方向に高い建物やマンション、大きな木があると、電波の強い地域でも映りが不安定になることがあります。屋根の上の高い位置に立てられる点は有利ですが、周りの環境は事前に確認が必要です。

3. BS・CS放送を見るには別にアンテナが必要

ユニコーンアンテナは地デジ専用です。BS・110度CS放送を見たい場合は、お椀型のBS・CSアンテナを別に設置する必要があります。同じマストにBS・CSアンテナを一緒に取り付けることもできますが、その場合は「アンテナが目立たない」というメリットが少し薄れる点も考えておきましょう。

4. 本体・工事費が八木アンテナより高めになりやすい

本体はオープン価格で、通販などでは一般的な八木アンテナより高い価格で販売されていることが多いです。工事費を含めた総額も八木アンテナより高くなる傾向があります。具体的な目安は後半の「費用相場」で紹介します。

5. 設置場所の自由度はデザインアンテナほど高くない

ユニコーンアンテナはマスト(支柱)に取り付けるタイプで、デザインアンテナのように壁へ薄く貼り付ける形ではありません。屋根の上に設置する場合は屋根馬やマストが必要になり、屋根の上での作業になります。軒下の外壁に付ける方法もありますが、壁面では周りの建物に電波をさえぎられやすくなるため、受信性能が控えめなユニコーンアンテナとは相性が悪い場合があります。

これらのデメリットの多くは、「その家に十分な電波が届いているか」で決まります。ユニコーンアンテナで映るかどうかは、現地で電波の強さを測ってもらうのが確実です。見積もりや現地調査を無料で行っている業者に相談すれば、ユニコーンアンテナが難しい場合の代わりの方法も含めて提案してもらえます。

ユニコーンアンテナのメリット

デメリットがある一方で、ユニコーンアンテナには他のアンテナにはない長所もあります。メーカーが紹介している主なメリットは次のとおりです。

どこから見ても目立ちにくい

細いポール形状で、360°どの方向から見てもシンプルな見た目です。マット調の表面で光の反射も抑えられています。

屋根の上の高い位置で受信できる

外観を保ちながら屋根の上に立てられるため、壁面に付けるデザインアンテナより周りの建物の影響を受けにくい位置で受信できます。住宅が密集した地域で選ばれる理由の一つです。

風の影響を受けにくい

平らな面がない形状で受風面積は約0.1㎡と小さく、強風にあおられにくい設計です。

太陽光パネルに影を落としにくい

細長い形のため影が小さく、屋根に太陽光パネルがある家でも設置を検討しやすいです。

鳥がとまりにくい

横に広がった部分がないため、八木アンテナに比べて鳥がとまる場所が少なくなります。

台風が多い地域でアンテナ選びに迷っている方は、テレビアンテナで台風に強いのはどれ?種類別の比較と補強工事の費用もあわせて参考にしてください。

八木アンテナ・デザインアンテナとの比較

地デジアンテナを選ぶときは、ユニコーンアンテナと八木アンテナ、デザインアンテナの3つで迷う方が多いです。それぞれの特徴を表にまとめました。

比較項目ユニコーンアンテナ八木アンテナデザインアンテナ
形細い円柱(ポール)型魚の骨のような形薄い箱型
主な設置場所屋根の上・軒下の外壁屋根の上外壁・ベランダなど
受信性能控えめ。強・中電界向け高い製品が多く、弱電界向けのモデルも選べる八木より低め。強・中電界向けが中心
見た目屋根の上でも目立ちにくい目立ちやすい外壁になじみやすい
風の影響受けにくい受けやすい受けにくい
費用高めになりやすい比較的安い八木より高めになりやすい

受信の安定性や費用を最優先するなら八木アンテナ、壁面に付けて外観をすっきりさせたいならデザインアンテナ、屋根の上の受信しやすい位置に目立たないアンテナを立てたいならユニコーンアンテナ、というのが大まかな選び方です。八木アンテナとデザインアンテナの違いは八木アンテナとデザインアンテナの違いは?比較表で選び方と費用を解説、デザインアンテナの弱点はデザインアンテナのデメリットとは?後悔しない選び方と費用相場で詳しく解説しています。

ユニコーンアンテナが向いている家・向いていない家

ユニコーンアンテナで後悔するかどうかは、家の立地と何を優先するかで大きく変わります。次の表でご自宅の条件を確認してみてください。

向いている家向いていない(慎重に検討したい)家
送信所や中継局に比較的近く、電波が強い〜中程度の地域にある送信所から遠い、山の陰など電波が弱い地域にある
住宅が密集していて、壁面では電波が取りにくい電波が来る方向に高い建物があり、屋根の上でも見通しが悪い
屋根に太陽光パネルがあり、影を小さくしたい受信の安定性や費用の安さを最優先したい
新築で外観を重視しつつ、屋根の上に設置できる屋根の上にアンテナを立てられない・立てたくない

電波の強さは地図や見た目だけでは判断できず、同じ地域でも家の向きや周りの建物によって変わります。設置前に業者に電波を測ってもらい、ユニコーンアンテナで十分な受信レベルが取れるかを確認しましょう。電波が少し足りない場合はブースターで補えることもありますが、電波そのものが弱い地域では別のアンテナを選んだほうが安定します。ブースターが必要になるケースはテレビのブースターは必要か?いらない家との違いと設置費用を解説で紹介しています。

ユニコーンアンテナの設置費用の相場

ユニコーンアンテナの費用は、設置場所(屋根の上か外壁か)、屋根の形、ブースターやBS・CSアンテナを一緒に付けるかどうかで変わります。下の表は、複数のアンテナ工事関連の情報をもとにした一般的な目安です。

工事内容費用の目安
ユニコーンアンテナ本体のみ7,000円〜1万円程度(オープン価格のため販売店で異なる)
ユニコーンアンテナの新規設置(本体・工事費込み)30,000円〜60,000円程度
八木アンテナの新規設置(参考・本体・工事費込み)16,000円〜50,000円程度
ブースターの追加16,000円〜30,000円程度
BS・CSアンテナの追加設置16,000円〜40,000円程度

屋根の形や高さによっては、足場や特殊な金具が必要になり、上の目安より高くなることもあります。業者によっては地デジ・BS/CS・ブースターをまとめたセット料金を用意しているところもあるため、見積もりの内訳を確認して比べましょう。見積もりのときは、次の点をチェックしておくと安心です。

  • ユニコーンアンテナを取り扱っているか、取り寄せになるか
  • 事前に電波の強さを測ってくれるか、映らなかった場合の対応はどうなるか
  • ブースター・配線工事・BS/CSアンテナが見積もりに含まれているか
  • 見積もり後に追加料金が発生する条件と、工事後の保証期間

なお、ユニコーンアンテナは屋根の上に設置することが多く、自分で取り付けるのは転落の危険があります。屋根の上の作業は無理をせず、アンテナ工事業者に任せましょう。

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ユニコーンアンテナにするか、八木アンテナやデザインアンテナにするかは、現地で電波を測ってから決めるのが失敗しない近道です。アンテナの種類選びから相談しやすい業者を紹介します。アンテナドクターは完全自社施工で、見積もり後の追加料金がありません。街角アンテナ工事相談所は、受付から工事まで専属スタッフが対応してくれます。取り扱うアンテナの種類は業者によって異なるため、ユニコーンアンテナを希望する場合は見積もりの際に伝えておきましょう。

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ユニコーンアンテナのよくある質問

ユニコーンアンテナの評判はどうですか?

製品としては、2018年度のグッドデザイン賞を受賞するなど、見た目のすっきりしたアンテナとして評価されています。一方で受信性能はメーカーが「強・中電界地域用」としている範囲にとどまるため、電波の強さが足りない家では満足できないこともあります。評判よりも、ご自宅の電波状況に合っているかで判断することが大切です。

ユニコーンアンテナはベランダに設置できますか?

ユニコーンアンテナはマストに取り付けるタイプのため、ベランダに設置する場合もマストを固定できるかどうかが条件になります。また、ベランダは屋根の上より低い位置になるため、周りの建物に電波をさえぎられやすくなります。ベランダへの設置を考えている場合は、取り付けられるかと受信レベルが足りるかを業者に確認してもらいましょう。

今の八木アンテナからユニコーンアンテナに交換できますか?

電波が強い〜中程度の地域であれば、交換できる場合があります。ただし、今の八木アンテナで受信レベルに余裕がない家では、ユニコーンアンテナに替えると映りが悪くなるおそれがあります。交換前に受信レベルを測ってもらい、ユニコーンアンテナで足りるかを確認しましょう。アンテナの交換時期の目安はテレビアンテナの寿命は何年?交換のサインと費用相場を種類別に解説で紹介しています。

まとめ

ユニコーンアンテナは、屋根の上でも目立ちにくく、風や太陽光パネルへの影響も小さいポール型の地デジアンテナです。一方で、次のようなデメリットがあります。

  • 受信性能が控えめで、強・中電界地域向け。電波の弱い地域では受信できない
  • 周りに高い建物があるなど見通しが悪い場所では、映りにくいことがある
  • 地デジ専用のため、BS・CSを見るには別にアンテナが必要
  • 本体・工事費が八木アンテナより高めになりやすい
  • マストへの取り付けが前提で、屋根の上での作業になることが多い

ユニコーンアンテナで後悔するかどうかは、ほとんどが「その家に十分な電波が届いているか」で決まります。気になっている方は、まず電波の強さを測ってもらえるアンテナ工事業者に見積もりを依頼し、八木アンテナやデザインアンテナとも比べたうえで決めましょう。

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この記事を書いた人

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