「台風が来るたびに屋根のアンテナが揺れていて不安」「次に交換するなら台風に強いアンテナにしたい」と考えていませんか。台風のあとにアンテナが倒れてテレビが映らなくなると、修理の予約が混み合ってすぐに直せないこともあります。
結論から言うと、風の影響を受けにくいのは、壁に付けるデザインアンテナや屋根裏に設置するアンテナです。ただし、どちらも屋根の上の八木式アンテナより受信性能が下がりやすいため、電波が弱い地域では使えないことがあります。その場合は、八木式のまま支線(ワイヤー)や屋根馬・金具を補強するのが現実的な台風対策です。
この記事では、アンテナの種類別の台風への強さ、台風でアンテナが倒れる原因、補強工事の方法と費用相場、台風シーズン前に自分でできる点検のポイントをまとめています。
台風に強いテレビアンテナはどれ?種類別の比較
地デジ用のテレビアンテナには、主に屋根の上に立てる八木式アンテナ、外壁に付ける箱型のデザインアンテナ(平面アンテナ)、屋根裏に設置する方法などがあります。台風への強さは「風をどれだけ受けるか」と「どこに付けるか」で大きく変わります。
| 設置方法・種類 | 台風への強さ | 注意点 |
|---|---|---|
| 八木式アンテナ(屋根の上) | △ 高い位置で風を直接受ける。支線や屋根馬の状態に左右される | 受信性能は高く、電波が弱い地域でも使いやすい |
| デザインアンテナ(外壁・ベランダ) | ◎ 低い位置で壁に固定するため風の影響を受けにくい | 八木式より受信性能が低く、電波が弱い地域や周りに建物が多い場所では映らないことがある |
| 屋根裏への設置 | ◎ 屋外に出ていないので強風や飛来物の影響がほぼない | 屋根材や断熱材で電波が弱まるため、受信できる家が限られる。BS・CSアンテナは屋根裏では受信できない |
| 円柱形などの風を受け流す形のアンテナ(屋根の上) | ○ 八木式より風を受けにくい形状 | 屋根の上に立てるため、支線や金具の点検は八木式と同じく必要 |
「台風に強い」だけで選ぶなら、外壁のデザインアンテナや屋根裏設置が有利です。ただし、テレビがきちんと映らなければ意味がありません。実際にどの方法が使えるかは、家の場所で受信できる電波の強さ(受信レベル)を測ってみないと判断できないため、交換を考えているなら、まずは業者に現地で受信レベルを測ってもらいましょう。
今のアンテナを台風に強い形に替えられるかどうかは、無料の現地調査で確認できます。
台風でアンテナが倒れる主な原因
屋根の上のアンテナは、強い風を受けても倒れないように、屋根馬(アンテナを立てる台座)と支線(四方に張るワイヤー)で支えられています。台風で倒れたり傾いたりするのは、多くの場合、この支える部分が弱っているときです。
- 支線のたるみ・さび・切れ:支線がゆるんでいると、風を受けたときにアンテナが大きく揺れて、金具に負担がかかる
- 屋根馬や固定金具の劣化:さびやボルトのゆるみで支える力が落ち、強風で台座ごとずれることがある
- 支柱(マスト)のさび・曲がり:さびて細くなった支柱は、強い風で折れやすくなる
- アンテナ本体の劣化:設置から年数がたったアンテナは、素子(細い棒)が折れたり外れたりしやすい
- 周りに風をさえぎるものがない立地:高台や海沿い、周囲に建物が少ない家は、同じ台風でも強い風を受けやすい
つまり、八木式アンテナが台風で壊れるかどうかは、アンテナの種類そのものよりも「支える部分がしっかりしているか」で決まる部分が大きいといえます。設置から10年前後たっていて、支線や金具を一度も点検していない場合は、台風シーズンの前に状態を見てもらうと安心です。
八木式アンテナのまま台風に強くする補強方法
電波が弱い地域などで八木式アンテナを使い続ける場合は、アンテナ本体を替えなくても、支える部分を補強することで台風への強さを高められます。主な方法は次のとおりです。いずれも屋根の上での作業になるため、業者に依頼します。
支線を張り直す・ステンレス製に替える
たるんだ支線を張り直し、さびた支線はさびにくいステンレス製のワイヤーに交換します。支線をつなぎ留めるアンカーが傷んでいれば、一緒に交換します。比較的費用をかけずにできる、基本の補強です。
屋根馬・支柱・金具を交換する
屋根馬や支柱、固定金具にさびが目立つ場合は、さびに強い仕様の部材に交換します。アンテナ本体も古い場合は、屋根馬ごと新しいアンテナに立て直すほうが、結果的に長持ちすることがあります。
設置場所を外壁やベランダに移す
八木式アンテナは、屋根の上だけでなく外壁やベランダの手すりなどに金具で取り付けることもできます。屋根の上より低い位置になるため風の影響を受けにくくなりますが、受信レベルが下がることがあるので、移設できるかは現地で測ってもらって判断します。
海沿いなど環境に合った製品を選ぶ
海に近い地域では、潮風によるさびで金具が早く傷みます。こうした地域向けに、さびに強い仕様の八木式アンテナや部材もあります。交換や補強のときに、設置環境に合った製品を業者に相談しましょう。
デザインアンテナや屋根裏設置に替える前に知っておきたいこと
台風対策として、屋根の上の八木式からデザインアンテナや屋根裏設置に替えるのは有効な方法です。ただし、交換してから「映らない」「チャンネルによって映りが悪い」とならないように、次の点を確認しておきましょう。
- 受信レベルが足りるか:デザインアンテナや屋根裏設置は、八木式より受信性能が下がりやすい。電波塔から遠い地域や、近くに高い建物がある家では受信できないことがある
- ブースターが必要になるか:受信レベルが少し足りない場合、電波を強くするブースターを追加して映るようにすることもある。その分の費用がかかる
- 屋根裏に設置できる屋根か:金属製の屋根材や断熱材の種類によっては、屋根裏では電波がほとんど届かない
- BS・CSも見たいか:BS・CSアンテナは屋根裏では受信できないため、屋外に設置する必要がある
デザインアンテナには見た目のよさや風に強い点だけでなく、受信性能や費用の面で注意点もあります。詳しくはデザインアンテナのデメリットとは?後悔しない選び方と費用相場で解説しています。
台風対策・補強工事の費用相場
台風対策にかかる費用は、補強だけで済むか、アンテナ本体を交換するかで大きく変わります。下の表は、複数のアンテナ工事業者の料金表や工事費用の情報サイトをもとにした一般的な目安です(部材代と工事費を含んだ金額の目安)。
| 工事内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 点検・現地調査 | 無料〜数千円程度(無料の業者も多い) |
| 支線の張り直し・交換 | 5,000円〜15,000円程度(本数やアンカー交換の有無で変動) |
| 向き調整・金具の再固定 | 5,000円〜20,000円程度 |
| アンテナの立て直し | 10,000円〜30,000円程度 |
| 八木式アンテナの交換(屋根馬・支柱・支線を含む) | 20,000円〜50,000円程度 |
| デザインアンテナへの交換 | 25,000円〜60,000円程度 |
| 古いアンテナの撤去・処分 | 5,000円〜20,000円程度 |
屋根の勾配が急な場合や3階建てなど高い場所での作業、ブースターの追加が必要な場合は、別に費用がかかることがあります。撤去・処分費や高所作業費が見積もりに含まれているかは、依頼する前に確認しておきましょう。
台風が近づいてからでは予約が取りにくくなることもあるため、補強を考えているなら早めに見積もりを取っておくのがおすすめです。
※まずは症状の相談・見積もりからでもOK
台風シーズン前に自分でできる点検と当日の注意
アンテナの点検は、地上や窓・ベランダから見える範囲で行います。屋根に登っての確認や作業は転落の危険が大きいため、絶対にやめてください。台風の最中や直後の濡れた屋根に登るのは特に危険です。
台風前に確認したいポイント
- アンテナが傾いていないか、以前と向きが変わっていないか
- 支線がたるんでいないか、切れていないか
- 支柱や金具に茶色いさびが出ていないか
- 風の強い日にアンテナが大きく揺れたり、カタカタと音がしたりしないか
- 屋外のケーブルが垂れ下がっていないか
ひとつでも当てはまる場合は、台風が来る前に業者に点検してもらいましょう。ゆるみやたるみの段階で直しておけば、補強だけで済むことが多く、費用も抑えやすくなります。
台風が来たとき・過ぎたあと
台風の最中に映りが悪くなるのは、強い雨や風で電波が一時的に弱まっているだけのこともあり、天気が回復すると元に戻る場合があります。台風が過ぎても映らない、アンテナが傾いたり倒れたりしているのが見える場合は、無理に自分で直そうとせず業者に相談してください。アンテナが倒れてしまったときの対処法は台風でアンテナが倒れたらどうする?修理費用相場と火災保険の適用法で詳しく解説しています。
台風でアンテナが壊れたときの火災保険の考え方
台風・強風・雪・落雷などの自然災害でアンテナが壊れた場合は、火災保険の補償の対象になることがあります。一方で、次の点に注意が必要です。
- 経年劣化による故障は対象外:さびや寿命で壊れた場合や、壊れる前に行う補強・交換工事の費用は補償されない
- 補償されるかは契約内容次第:風災が補償に含まれているか、自己負担額(免責金額)がいくらかは契約によって異なる
- 申請は契約者本人が保険会社に行う:業者が代わりに申請するものではない。被害の写真や修理の見積書などを用意して、契約者が保険会社に連絡する
自然災害で壊れた場合でも、必ず保険で直せるとは限りません。台風で壊れたかもしれないと思ったら、まずは保険の契約内容を確認しましょう。申請の流れや適用条件は台風によるアンテナ破損は火災保険で直せる?適用条件や申請の手順で詳しく解説しています。
アンテナの台風対策におすすめのアンテナ工事業者
台風前の点検や補強、台風に強いアンテナへの交換を相談しやすい業者を紹介します。見積もりを取ってから依頼するかどうかを決められるので、まずは今のアンテナの状態を見てもらいましょう。
アンテナパンダ
- 関東エリアに多数のスタッフが巡回しており最短即日で駆けつける早さ
- 大量仕入れによる部材コストダウンで高性能なデザインアンテナ等をお得に設置可能
- 年間施工実績が圧倒的に多く15年の長期保証をつける確かな技術力
| 受付時間 | 電話:9時〜21時(365日)/WEB:24時間365日 |
|---|---|
| 支払い方法 | 現金、銀行振込、クレジットカード、PayPay |
とにかくテレビが映らないから早く直してほしいという要望に最速で応えてくれるスピード特化型の体制です。大手の規模を活かして最新のアンテナ機材を安く大量に仕入れているため見た目の良いデザインアンテナなどもお得に選べます。施工件数の多さに裏打ちされたノウハウがあり15年という業界最長クラスの保証で長期間の安心が得られます。
アンテナドクター
- 外注を使わない完全自社施工により余計な費用をカットした適正な安さを実現
- 熟練の専属職人が直接担当するため家の外壁や外観を損ねない美しい仕上がり
- 見積もりから工事まで連携がスムーズで待ち時間が発生しない圧倒的なスピード感
| 受付時間 | 24時間365日対応 |
|---|---|
| 支払い方法 | 現金、銀行振込、クレジットカード、PayPay |
間に別の業者を挟まない完全自社施工のため余分な費用が上乗せされず純粋な工事費用のみで安く抑えられます。技術力の高い本職の電気職人が直接伺うため外壁に合わせた配線隠しなど見栄えの良さも抜群です。受付から工事まで連携がスムーズで待たされることがなく安さと仕上がりの美しさを両立したい方に間違いのない選択肢となります。
アンテナ工事の専門 テイクサービス
- 最短30分で現場に急行する突発的なトラブル解決に特化した圧倒的な早さ
- アンテナだけでなく住まいの電気トラブル全般に精通した高い現場対応力
- 他社でスケジュールが埋まっている繁忙期でも広域の出張網でカバー可能
| 受付時間 | 24時間 365日対応 |
|---|---|
| 支払い方法 | 現金、クレジットカード払い |
台風でアンテナが倒れたなど今日今のタイミングで直さないと本当に困るという緊急事態に真っ先に頼れるレスキュー特化の体制です。常に各地を巡回しているため他社で断られた場合でも最速で駆けつけてくれます。急を要する場面でも現場で必要な機材を揃えて即日復旧させるためとにかくスピードと確実な解決を最優先する場面で役立ちます。
まとめ
台風に強いテレビアンテナを選ぶなら、風の影響を受けにくい外壁のデザインアンテナや屋根裏設置が有利です。ただし受信性能が下がりやすいため、電波が弱い地域では八木式のまま補強するほうが現実的です。
- 風に強いのは外壁のデザインアンテナや屋根裏設置。ただし受信レベルが足りるかの確認が必要
- 八木式アンテナが台風で倒れるのは、支線・屋根馬・金具など支える部分の劣化が原因になりやすい
- 支線の張り直しやステンレス製への交換、屋根馬・金具の交換で台風への強さを高められる
- 補強は5,000円〜30,000円程度、アンテナ交換は20,000円〜60,000円程度が目安
- 点検は地上から。屋根に登るのは絶対にやめる
- 火災保険の対象は自然災害による破損で、経年劣化は対象外。補償は契約内容次第で、申請は契約者本人が行う
台風シーズンの前に、今のアンテナが補強で済むのか、交換したほうがよいのかを業者に見てもらいましょう。現地調査と見積もりが無料の業者なら、気軽に相談できます。

