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地デジアンテナの素子数とは?距離・電界地域別の選び方と交換費用

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地デジアンテナの素子数とは?選び方の目安 電界地域別の選び方と費用

「地デジアンテナを買い替えたいけれど、8素子・14素子・20素子と種類があって違いが分からない」「素子数が多いほうが映りはよくなるの?」と迷っていませんか。アンテナの箱やカタログには素子数が大きく書かれていますが、何を基準に選べばよいのかは意外と説明されていないものです。

結論から言うと、素子数は「電波を集める力(利得)」の目安で、多いほど弱い電波を拾いやすくなります。ただし、素子数は多ければ多いほどよいわけではなく、自宅が強電界・中電界・弱電界のどれに当たるかで選ぶのが基本です。送信所からの距離はヒントにはなりますが、山や建物の影響もあるため、距離だけでは決められません。

この記事では、素子数の意味、素子数による違い、電界地域別の目安、素子数を上げても映らないケース、アンテナ交換の費用相場までまとめています。

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地デジアンテナの素子数とは?

地デジアンテナの「素子(そし)」とは、魚の骨のような形をした八木アンテナ(八木式アンテナ)に並んでいる、短い金属の棒のことです。電波を受け取る「放射器」、電波を跳ね返して集める「反射器」、電波を放射器へ導く「導波器」の3種類があり、これらをすべて数えた本数が素子数です。

導波器の本数が増えるほど、決まった方向から来る電波を効率よく集められるようになります。そのため、一般的には素子数が多いほど受信性能(利得)が高くなり、電波の弱い地域に向いたアンテナになります。総務省の地方総合通信局の案内でも、UHFアンテナには14素子・20素子・25素子などの種類があり、素子数が多いほど電波を受ける能力が高くなる、という趣旨で説明されています。

家庭用の地デジ用八木アンテナでは、次のような素子数がよく使われています。

8素子前後

小型で軽い。電波の強い地域向け

14素子

標準的なサイズ。中電界地域向けとして多く使われる

20素子

中電界〜弱電界地域向け

25〜30素子前後

大型。弱電界地域向けの高性能タイプ

デザインアンテナの「〇素子相当」とは

壁に付ける箱型のデザインアンテナ(平面アンテナ)には棒状の素子がないため、「20素子相当」「26素子相当」のように、八木アンテナに置き換えるとどのくらいの性能かという表し方をします。

ただし「相当」はあくまで目安です。たとえばDXアンテナの製品では、八木式の20素子アンテナが「中・弱電界用」とされている一方、20素子相当の平面アンテナは「強・中電界地域向け」とされている例があります。同じ「20」という数字でも、八木アンテナとデザインアンテナでは向いている地域が違うことがあるので、素子数だけでなく製品に書かれた「対応する電界地域」も必ず確認しましょう。デザインアンテナと八木アンテナの違いは八木アンテナとデザインアンテナの違いで詳しく比較しています。

自宅にどの素子数が合うのかは、カタログを見るだけでは判断しにくいものです。迷ったら、電波の強さを実際に測ったうえで提案してくれる業者に、無料の現地調査を頼むのが確実です。

素子数による違い|多いほどよいわけではない

素子数を増やすと受信性能は上がりますが、その分、ほかの面でデメリットも出てきます。主な違いを表にまとめました。

比べるポイント素子数が少ない(8〜14素子)素子数が多い(20素子以上)
受信性能(利得)控えめ。電波が強い・普通の地域向け高い。電波が弱い地域でも拾いやすい
大きさ・重さ小さく軽い長く重くなる
風や雪の影響受けにくい受けやすく、しっかりした固定が必要
向きの合わせやすさ多少ずれても受信しやすい受信できる角度が狭く、正確に向ける必要がある
本体価格比較的安い高くなる傾向

素子数が多いアンテナは、正面から来る電波を強く拾う代わりに、受信できる角度が狭くなります。少し向きがずれただけでアンテナレベルが下がることもあるため、取り付けの際はテレビのアンテナレベルを見ながら細かく調整することが大切です。

また、大型のアンテナは風を受ける面積も大きくなります。台風や強風でアンテナが傾く原因になるため、屋根馬や支線(ワイヤー)での固定がより重要になります。電波が十分に強い地域で必要以上に大きなアンテナを付けても、見た目や耐久面で不利になるだけ、ということもあります。

利得(dB)の数字の見方

カタログでは、受信性能を「動作利得〇〜〇dB」のように幅で示していることがよくあります。これは受信するチャンネル(周波数)によって性能が変わるためで、数字が大きいほど電波を集める力が強いことを表します。たとえばDXアンテナの20素子の八木アンテナでは、動作利得がおおむね8〜14dB程度の幅で示されている例があります。同じ素子数でもメーカーや製品によって数値は異なるので、比べるときは利得の数字と対応地域をセットで見るのがおすすめです。

電界地域別の素子数の目安

素子数は、自宅に届く電波の強さ(電界強度)に合わせて選ぶのが基本です。メーカーの製品表示や一般的な解説では、おおむね次のような目安で紹介されています。

電界地域どんな場所か素子数の目安(八木アンテナ)
強電界地域送信所・中継局に比較的近く、間をさえぎる山や高い建物が少ない8〜14素子程度。デザインアンテナも選びやすい
中電界地域送信所からある程度離れている、周りに建物が多いなど14〜20素子程度
弱電界地域送信所から遠い、山かげ・ビルかげになるなど20素子以上。必要に応じてブースターを併用

この区分や素子数はメーカーや資料によって多少違い、ひとつの決まった基準があるわけではありません。あくまで「おおよその目安」として参考にしてください。弱電界地域のアンテナ選びやブースターの考え方は、地デジの弱電界地域に向くアンテナで詳しく解説しています。

送信所からの距離だけで素子数は決められない

「送信所から何km離れていたら何素子」という分かりやすい基準を探す人も多いですが、距離はあくまでヒントの1つです。送信所に近くても、間に山や高層の建物があれば電波は弱くなりますし、反対に距離があっても見通しのよい高台なら十分に受信できることがあります。同じ町内でも、家の高さや向き、周りの建物によって受信状況が変わります。

自宅の電波の強さを知る方法

放送エリアの目安を確認する

一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)のサイトで、地域ごとの「地デジ放送エリアのめやす」を確認でき、どの送信所の電波が届く範囲かを知る手がかりになります

近所の家のアンテナを見る

周りの家の多くが大きな八木アンテナを高く立てているなら、電波が強くない地域の可能性があります

今のアンテナレベルを見る

すでにアンテナがある家なら、テレビの設定画面で受信レベルを確認できます

業者に電波を測ってもらう

専用の測定器で、屋根の上や壁面など設置場所ごとの電波の強さを確認してもらうのが最も確実です

素子数を上げても映らないケース

「映りが悪いから、素子数の多いアンテナに替えればよくなるはず」と考えがちですが、原因がアンテナの性能以外にある場合は、素子数を増やしても改善しません。次のようなケースに注意しましょう。

アンテナの向きがずれている

台風や強風、経年でアンテナの向きが少しずれただけでも、受信レベルは大きく下がります。特に素子数の多いアンテナは受信できる角度が狭いため、向きのずれの影響を受けやすくなります。アンテナを替える前に、向きが送信所の方向に合っているかを確認することが先決です。

対応するチャンネルが合っていない

地デジ用のUHFアンテナには、すべてのチャンネルに対応する「オールチャンネル用」のほか、特定のチャンネル帯に向けた製品もあります。地域で使われているチャンネルに対応していないアンテナでは、素子数が多くても一部の局が映らないことがあります。

ケーブル・分配器・ブースターが劣化している

アンテナが十分に電波を拾っていても、途中の同軸ケーブルや分配器、ブースターが劣化・故障していると、テレビに届く前に電波が弱まってしまいます。部屋数が多く分配している家や、古い配線のまま使っている家では、配線側の点検も必要です。

電波が強すぎる・反射波の影響を受けている

強電界地域で高性能なアンテナと強いブースターを組み合わせると、電波が強すぎてかえって映りが乱れることがあります。また、近くの建物に反射した電波の影響でブロックノイズが出るケースもあります。こうした場合は、素子数を増やすのではなく、設置場所や向き、ブースターの調整で対処します。

原因を自分で見分けるのは難しく、屋根の上での作業は転落の危険もあります。映りが悪い原因が分からないときは、アンテナと配線をまとめて点検してもらうのが安心です。

素子数の違うアンテナに交換する費用相場

アンテナの交換費用は、アンテナ本体の種類と工事内容、設置場所の高さなどで変わります。本体代・工事費込みの総額の目安は次のとおりです。素子数の多い大型アンテナは本体価格が上がり、しっかりした固定も必要になるため、費用は高めになる傾向があります。

工事の内容費用の目安(本体・工事費込み)
八木アンテナ → 八木アンテナ(素子数の変更を含む交換)15,000円〜50,000円程度
八木アンテナ → デザインアンテナ(古いアンテナの撤去込み)25,000円〜70,000円程度
ブースターの追加・同時交換15,000円〜40,000円程度
屋根馬・支線など設置部材の交換10,000円〜30,000円程度
古いアンテナの撤去・処分(交換と同時でない場合)5,000円〜20,000円程度

費用は業者や地域、屋根の形状・高さによって大きく変わります。表の金額は複数の業者・比較サイトの公開情報をもとにした目安なので、実際の金額は見積もりで確認してください。パターン別の詳しい内訳はテレビアンテナの交換費用でまとめています。

見積もりで確認したいポイント

  • 提案されたアンテナの素子数(または〇素子相当)と、その素子数を選んだ理由
  • 電波測定をしたうえでの提案かどうか
  • アンテナ本体・工事費・撤去費・部材費の内訳
  • 見積もり後に追加料金がかかる条件があるか
  • 工事後の保証の期間と内容

「とにかく大きいアンテナを」と勧められた場合でも、自宅の電波の強さに合っているかを確認しておくと、必要以上の費用をかけずに済みます。

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まとめ

地デジアンテナの素子数についてのポイントをおさらいします。

素子数とは

八木アンテナに並ぶ金属の棒(放射器・反射器・導波器)の本数。多いほど電波を集める力(利得)が高い

多いほどよいわけではない

素子数が多いと大きく重くなり、風の影響や向きのずれにも敏感になる

選び方の目安

強電界は8〜14素子程度、中電界は14〜20素子程度、弱電界は20素子以上。デザインアンテナの「〇素子相当」は対応地域もあわせて確認する

距離だけでは決められない

山や建物の影響があるため、最終的には電波測定で判断する

素子数を上げても映らないことがある

向きのずれ、対応チャンネル、配線や機器の劣化が原因なら、アンテナを大きくしても改善しない

「今のアンテナの素子数で足りているのか分からない」「交換するなら何素子にすればいいか知りたい」という場合は、まず無料で電波を測ってもらい、自宅に合ったアンテナと費用の見積もりを出してもらうのがおすすめです。

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この記事を書いた人

最安アンテナ工事.jp アンテナ工事担当

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