BSが時間帯によって映らないのは、春分・秋分のころの午後なら太陽の影響、夕方や夜ならアンテナ電源の設定、雨のたびならアンテナ側の受信の余裕不足が主な原因です。2つの質問で、待てば戻るのか、業者に見てもらうべきかを確かめてください。
時間帯で映らない時に自分で試せる3つの確認
映らなくなる時刻をメモしてから、次の3つを試してください。
1. 春分・秋分のころの午後なら数日待つ
BSアンテナは、春分・秋分の午後2時ごろの太陽の方角に向いています。このため春分・秋分のころの午後は、太陽がアンテナの向きと重なり、太陽の雑音で一時的に映らないことがあります。時期が過ぎて同じ時間でも映るなら故障ではありません。
2. 見ているテレビのアンテナ電源を「オン」にする
夕方や夜、ほかの部屋のテレビやレコーダーを消したあとに映らなくなるなら、BSアンテナへ電気を送っていたのがその機器だったと考えられます。見ているテレビの設定メニューで、BS・CSのアンテナ電源を「オン」または「入」にしてみてください。ブースターがアンテナに電気を送っている家では、テレビ側は「切」が正しいこともあるので、取扱説明書で確かめてから変えましょう。夜だけ映らない場合のくわしい確認はBSアンテナが夜映らない原因と対処法にまとめています。
3. 映らない時刻の番組表を確かめる
深夜や早朝の決まった時刻に1つのチャンネルだけ映らないなら、そのチャンネルが点検などで放送を休んでいることがあります。番組表でその時間が放送休止になっていないか見てください。ほかのチャンネルが映っていれば、アンテナの故障ではありません。
3つとも当てはまらない、または試しても直らないなら、原因はアンテナの向き・電波を遮るもの・ブースターや配線など、家の設備側です。
雨のたび・毎日のように映らないのは設備側のサイン
BSの電波は強い雨や厚い雷雲で弱まるため、夏の夕立のときに一時的に映らないことはあります。ただし、少しの雨や雲で映らなくなるなら、アンテナの向きがずれているか、建物や木で電波の一部が遮られ、受信の余裕がない状態です。
BSアンテナの向きは1〜2度の精度で合わせる必要があり、屋根の上で画面を見ながら直すのは転落の危険があります。業者は測定器で受信レベルを測り、向きの調整・アンテナの交換・ブースターの交換のどれが必要かを見極めます。雨の日の症状は大雨でBSアンテナが映らない原因と対策、強風のあとから映りが悪いならBSアンテナがずれた時の見分け方と直し方も参考にしてください。
出典:総務省 関東総合通信局「BS及びCS放送の受信障害について」、一般社団法人 電子情報技術産業協会「BS・110°CSアンテナ(衛星放送)設置のポイント」(2012年)
修理費用の目安
太陽の影響や放送休止なら費用はかかりません。設備側の修理は、どこに原因があるかで費用が変わるので、作業前に見積もりで総額を確かめてください。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| BSアンテナの向き調整 | 8,000円〜15,000円程度 |
| 分配器の交換(全端子に電気が通るタイプへ) | 5,000円〜15,000円程度 |
| ブースターの交換 | 15,000円〜35,000円程度 |
| BSアンテナの交換 | 20,000円〜35,000円程度 |
台風・強風・雪・落雷でアンテナがずれたり壊れたりした場合は、加入している火災保険で補償されることがあります。経年劣化は対象外で、補償されるかは契約内容次第、申請は契約者本人が保険会社に行います。
※見積もりだけでもOK
まとめ
BSが春分・秋分のころの午後だけ映らないなら太陽の影響で、時期が過ぎれば戻ります。ほかのテレビを消したあとに映らないなら、アンテナ電源の設定を見直しましょう。少しの雨や毎日のように映らない場合は、アンテナの向きや設備の不具合が考えられるので、映らない時間が長くなる前に無料の見積もりで原因を確かめてもらいましょう。マンションやアパートでは、屋上のアンテナは共用なので先に管理会社へ連絡してください。








