ケーブルテレビを解約してアンテナに切り替えるなら、アンテナ工事を先に済ませて、テレビが映ることを確かめてから解約するのが基本の順番です。先に解約するとケーブルテレビの電波が止まり、アンテナが付くまでの数日から数週間、テレビが見られなくなることがあります。
費用の目安は、地デジアンテナだけなら15,000円〜45,000円程度、地デジとBS・CSの両方なら45,000円〜90,000円程度です。家の中のテレビ配線は多くの場合そのまま使えますが、ブースターや分配器がケーブルテレビ用のものだと交換が必要になることもあります。まずは今の家でアンテナの電波が受かるか、無料の現地調査で確かめておくと安心です。
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ケーブルテレビを解約する前にアンテナ工事を済ませる理由
ケーブルテレビに加入している家では、地デジやBSの放送もケーブルテレビの線を通って届いています。屋根や壁にアンテナがない、または昔のアンテナが残っていても配線がつながっていない家では、解約した時点でテレビが映らなくなります。
テレビが見られない期間を作らないため
アンテナ工事は、申し込んでから現地調査と工事の日程を決めるまでに時間がかかることがあります。繁忙期や天気が悪い日が続くと、工事日が先になることもあります。解約日を先に決めてしまうと、その間はテレビが見られません。工事を先に済ませておけば、解約したその日からアンテナで見られます。
家によってはアンテナで電波が受かりにくいため
ケーブルテレビに入った理由が「アンテナでは映りが悪かったから」という家もあります。近くに高い建物や山があったり、電波塔から遠かったりすると、アンテナを付けても十分な電波が受かりにくいことがあります。こうした家でも、アンテナの種類や設置する高さを変えれば受信できる場合が多いですが、確かめるには現地での電波調査が必要です。解約してから「アンテナでは映らなかった」と分かると困るので、先に調べてもらいましょう。
そもそもアンテナとケーブルテレビや光テレビのどれが自分の家に合っているか迷っている場合は、光テレビとアンテナどっちがお得?費用総額と向いている人を比較も参考にしてください。
アンテナ工事から解約までの順番
映らない期間を作らないための、一般的な段取りは次のとおりです。解約の手続きや撤去の流れは契約先によって違うので、細かいところは契約先に確認してください。
| 順番 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | ケーブルテレビの契約内容を確認する | 解約金や撤去費がかかるか、インターネットや電話とのセット契約になっていないかを見る |
| 2 | アンテナ工事業者に現地調査と見積もりを頼む | 電波の強さと設置場所、家の配線をそのまま使えるかを見てもらう |
| 3 | アンテナ工事をしてもらう | 工事の日に家の配線をアンテナ側へつなぎ替え、すべての部屋のテレビが映るか確かめる |
| 4 | ケーブルテレビの解約を申し込む | アンテナで映ることを確かめてから申し込む。撤去工事が必要なら日程を決める |
| 5 | 機器の返却と撤去工事 | 専用チューナーなどの貸し出し機器を返す。引き込み線の撤去が必要かは契約先による |
| 6 | テレビとレコーダーのチャンネルを設定し直す | アンテナで受けるための初期スキャンをし直し、録画予約も確認する |
アンテナ工事から解約までの間は、ケーブルテレビの料金とアンテナ工事の費用が重なりますが、テレビが見られない期間をなくすための必要な重なりと考えておくとよいでしょう。料金がいつまでかかるかは、契約先の締め日や日割りの有無で変わります。
解約前に契約先へ確認しておきたいこと
アンテナ工事の段取りに関わるのは、次のような点です。
- 解約金や撤去工事費がかかるか、契約期間の途中かどうか
- テレビだけ解約できるか、インターネットや電話の料金や割引が変わらないか
- 返却が必要な機器と返し方(専用チューナー、リモコン、ケーブルなど)
- 家の中や外壁に付いている機器のうち、契約先の持ち物があるか(撤去のときに外されるもの)
解約の申し込みから撤去、アンテナ工事の当日までの流れは、ケーブルテレビの解約からアンテナ工事を即日で終わらせる方法でも詳しく紹介しています。
家の中の配線はそのまま使える?
ケーブルテレビをやめても、壁のテレビ端子や壁の中を通っている同軸ケーブルは、多くの場合アンテナでもそのまま使えます。ただし、次のような点はアンテナ工事のときに業者に見てもらう必要があります。
アンテナの線をどこにつなぐか
ケーブルテレビの線は、外壁の引き込み口から家の中の分配器へつながっていることが一般的です。アンテナに切り替えるときは、この分配器にアンテナからの線をつなぎ直します。分配器が屋根裏や収納の奥など分かりにくい場所にある家も多いので、工事の前に「テレビの線がどこから入って、どこで分かれているか」を業者に確認してもらうと作業がスムーズです。
ブースターや分配器が使えないことがある
ケーブルテレビの工事で付けたブースターや分配器は、ケーブルテレビの電波に合わせたものだったり、契約先の持ち物で解約時に外されたりすることがあります。テレビが何台もある家では電波を強めるブースターが必要になることが多いので、アンテナ用のブースターに交換するか、新しく付けるかを見積もりの段階で確認しておきましょう。
古いケーブルは4K8Kの放送に対応していないことがある
築年数がたった家の同軸ケーブルや分配器は、BS・CSの4K8K放送(左旋)の高い周波数に対応していないことがあります。地デジと従来のBSを見るだけなら問題ないことが多いですが、4K8Kの放送も見たいなら、配線や機器の交換が必要か業者に確かめてもらいましょう。
マンションや賃貸の場合
マンションなどの集合住宅では、建物全体でケーブルテレビを引いていることがあり、自分の部屋だけ解約してアンテナを付けることはできない場合があります。ベランダにアンテナを付けるときも、管理会社や大家さんの許可が必要です。一戸建ての賃貸でも、外壁や屋根に工事をする前に必ず相談してください。
ケーブルテレビをやめたあとBS・CSを見るには
ケーブルテレビでBSやCSを見ていた家では、地デジのアンテナだけを付けてもBS・CSは映りません。BS・CSを見続けたいなら、地デジのアンテナとは別にBS・CSアンテナ(パラボラアンテナ)も付ける必要があります。
| 見たい放送 | 必要なアンテナ | ほかに必要なこと |
|---|---|---|
| 地デジだけ | 地デジアンテナ(八木アンテナやデザインアンテナ) | テレビの初期スキャン |
| 地デジと無料のBS放送 | 地デジアンテナとBS・CSアンテナ | BSアンテナを南西の方向へ向けて設置できる場所 |
| BS・CSの有料チャンネル | 地デジアンテナとBS・CSアンテナ | 見たいチャンネルの放送事業者と別に視聴契約をする |
| BS・CSの4K8K放送 | 4K8K対応のBS・CSアンテナ | 4K8Kに対応したテレビやチューナー、配線 |
ケーブルテレビで見ていた専門チャンネルは、ケーブルテレビの契約に含まれていたものです。アンテナに切り替えたあとも見たい場合は、同じチャンネルがBS・CSで放送されているか、別の契約が必要かを確かめておきましょう。BSアンテナは南西の空が開けた場所が必要で、建物や木にさえぎられると付けられないこともあります。BSアンテナの追加の費用や配線の方法はBSアンテナ追加工事の費用相場は?地デジ併用時の配線と注意点を解説で詳しく解説しています。
ケーブルテレビ解約後のアンテナ工事の費用相場
アンテナ工事の費用は、アンテナの種類と本数、設置場所、テレビの台数、ブースターや配線工事が必要かどうかで変わります。下の表は、複数のアンテナ工事業者や工事費用の情報サイトをもとにした一般的な目安です。実際の金額は業者や家の状況によって異なるので、見積もりで総額を確認してください。
| 工事の内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 地デジアンテナ(八木アンテナなど)の設置 | 15,000円〜45,000円程度 |
| BS・CSアンテナの設置 | 20,000円〜35,000円程度 |
| 地デジアンテナとBS・CSアンテナのセット | 45,000円〜80,000円程度 |
| デザインアンテナとBS・CSアンテナのセット | 50,000円〜90,000円程度 |
| ブースターの交換や追加、分配器の交換 | 業者により異なる(セット料金に含まれることもある) |
| 家の中の配線のやり直し | 15,000円〜35,000円程度(範囲により異なる) |
| 使っていない古いアンテナの撤去 | 5,000円〜20,000円程度 |
このほかに、ケーブルテレビ側の解約金や撤去工事費がかかる場合があります。こちらは契約先によって違うので、アンテナ工事の見積もりと合わせて総額で考えておきましょう。
費用を抑えるコツ
- BS・CSも見るなら、地デジアンテナと同じ日にまとめて付けてもらうと、出張費や基本料金が一回分で済むことが多い
- 昔のアンテナが屋根に残っているなら、新しいアンテナの工事と同じ日に撤去してもらう
- 見積もりは、アンテナ本体だけでなくブースターや配線、古いアンテナの撤去まで含めた総額で比べる
「解約日が近いので早く工事をしてほしい」「見積もりのあとに料金が増えるのは困る」という場合は、即日対応していて見積もり後の追加料金がない業者に相談すると安心です。
※工事後のチャンネル設定まで対応
解約したあとに映らないときに確かめること
アンテナ工事のあとにケーブルテレビを解約したら、一部のテレビやレコーダーが映らなくなった、ということもあります。次の点を確かめてみてください。
- テレビやレコーダーで、地デジのチャンネルの初期スキャン(再スキャン)をし直したか
- ケーブルテレビの専用チューナーを外したあと、テレビの「アンテナ入力」の端子に線をつなぎ直したか
- 入力の切り替えが、専用チューナーをつないでいた外部入力のままになっていないか
- 映らないのが特定の部屋だけなら、その部屋の配線が撤去工事で外されていないか
設定を見直しても映らない部屋がある場合は、配線や分配器の問題のことがあります。自分で屋根裏や外壁の機器を触らず、工事をした業者に見てもらいましょう。
まとめ
ケーブルテレビを解約してアンテナに切り替えるときは、順番を間違えなければテレビが見られない期間を作らずに済みます。
- アンテナ工事を先に済ませ、すべての部屋で映ることを確かめてから解約する
- 解約金や撤去費、インターネットとのセット契約などは、先に契約先へ確認しておく
- 家の中の配線は多くの場合そのまま使えるが、ブースターや分配器、4K8Kへの対応は業者に見てもらう
- BS・CSも見るなら、地デジアンテナとは別にBS・CSアンテナが必要。同じ日にまとめて付けると費用を抑えやすい
- 費用の目安は地デジだけで15,000円〜45,000円程度、BS・CSとのセットで45,000円〜90,000円程度
今の家でアンテナの電波がしっかり受かるかは、現地で調べてもらうのが一番確実です。解約日を決める前に、現地調査と見積もりが無料の業者に相談してみましょう。
※見積もりだけでもOK








