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BSアンテナの故障やE202エラーの原因とは?今すぐできる対処法をプロが解説

BSでE202エラーが出る原因は、テレビへ電波が届いていないためです。悪天候や配線抜けのほか、アンテナ本体のズレや故障も疑われます。自力作業は高所からの落下事故や配線ミスによる電波不良のリスクが伴うため、安全かつ確実に直すならプロに依頼すべきです。

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目次

BSアンテナでE202エラーが表示される仕組みと主な原因

テレビ画面に突然表示されるE202という英数字は、テレビ本体が受信している電波の強度が基準値を下回り、映像や音声を正常に復調できなくなった状態を示すエラーコードです。故障と聞くとテレビ自体の不具合を連想しがちですが、実際にはアンテナからテレビチューナーに至るまでの受信ルートのどこかで電波が遮断、あるいは極端に減衰しているケースがほとんどを占めます。

BS放送は、赤道上空約36,000キロメートルの宇宙空間に位置する静止衛星から送られてくる12GHz帯の非常に繊細な電波を利用しています。そのため、地上波の地デジ放送と比べて障害物や環境の変化に影響を受けやすく、少しのトラブルでも受信レベルがゼロになり、E202が表示されてしまいます。受信不良を引き起こす主な原因を細かく確認していきましょう。

原因1 大雨や豪雨など悪天候による電波減衰

台風や線状降水帯、ゲリラ豪雨などの激しい雨が降っている最中にE202エラーが発生した場合、もっとも可能性が高いのは雨滴による電波の減衰です。衛星から地上へ届くBSの電波は波長が非常に短いため、上空に厚い雨雲が存在したり激しい雨粒が落ちてきたりすると、電波が水滴に吸収・反射されて散乱してしまいます。これを通称、降雨減衰と呼びます。

この現象はアンテナや機器の故障ではなく、自然環境による一時的な物理現象です。雨雲の通過や天候の回復とともに受信レベルが自然と基準値まで戻り、通常通りテレビが映るようになります。

原因2 台風や強風によるアンテナの向きのズレ

BSアンテナのパラボラディッシュ(お皿の部分)は、宇宙空間の衛星へ向けてミリ単位の精度で正確に固定されています。方位角(左右の向き)や仰角(上下の角度)がわずか1度から2度ズレてしまうだけでも、電波の受信強度は劇的に低下し、E202エラーの原因になります。

特に大型の台風、暴風雨、あるいは冬場の積雪や強風が吹き荒れたあとに画面が真っ暗になった場合、アンテナを固定している金具が緩んで向きが変わってしまった可能性が極めて高くなります。

原因3 テレビ背面のケーブル抜けや配線の劣化・断線

テレビの裏側やレコーダー周辺の配線トラブルも代表的な原因のひとつです。テレビ周りの掃除をした際や、家具を移動させた際にアンテナケーブルが引っ張られ、端子から抜け落ちたり緩んだりすることがあります。また、地デジ専用端子とBS・CS専用端子を間違えて差し込んでしまっているケースも珍しくありません。

さらに、室外から壁を伝って配線されている同軸ケーブルは、常に紫外線や雨風にさらされています。経年劣化によってケーブル外被がひび割れ、内部に雨水が浸入してショートを起こしたり、芯線がサビて断線したりすることで信号が届かなくなるトラブルも頻発しています。

原因4 ブースターの電源トラブルや本体の故障

住宅の配線環境によっては、受信した電波を各部屋へ分配するためにブースター(電波増幅器)が設置されています。ブースターは屋外のアンテナ付近にある増幅部と、室内に設置される電源部で構成されているのが一般的です。

室内のコンセントから電源プラグが抜けていたり、ブレーカーが落ちて給電がストップしていたりすると、電波の増幅が行われずE202エラーが表示されます。また、落雷による過電流や機器自体の経年劣化によってブースター内部の基板が焼き付いて故障した場合も、電波が完全に途絶えてしまいます。

原因5 アンテナ本体や先端のコンバーターの経年劣化と寿命

BSアンテナ本体の中心からアームで突き出ている先端部分には、コンバーター(LNB)と呼ばれる重要な受信電子回路が組み込まれています。このコンバーターは、衛星から届いた極めて高い周波数の電波を集め、同軸ケーブルで伝送できる周波数へと変換する心臓部です。

コンバーターは樹脂や金属で作られていますが、屋外で長年直射日光や風雨にさらされることで防水パッキンが劣化し、内部に湿気や雨水が浸入します。基板の腐食や電子部品の寿命を迎えると、外観上はきれいに見えても電波の変換が行えなくなり、完全な故障としてアンテナ交換が必要になります。

豪雨のときだけ症状が出る場合は大雨でBSアンテナが映らない?原因の見分け方と効果的な対策、雨の日に限ってE202が表示される場合は雨の日だけE202が表示される原因は?アンテナ点検と浸水の対処法で原因の切り分け方を解説しています。

E202エラーを解消するための自分でできる初期チェックと対処法

E202エラーが表示された場合でも、必ずしも大規模な修理が必要とは限りません。まずは室内で確認できる軽微なトラブルから順番にチェックし、自分で解決できる範囲の対処を試みることが大切です。

天候の回復を待って電波状況を確認する

屋外が大雨や大雪である場合は、機器の操作やアンテナの確認をする前に天候の推移を見守りましょう。降雨減衰が原因であれば、雨脚が弱まるにつれて徐々に電波状況が回復します。空全体が暗く厚い雲に覆われている間は、一時的にサブチャンネルで解像度を落とした降雨対応放送に切り替わることもありますが、天気が落ち着けば元の高画質な映像へと復帰します。

テレビ背面の配線接続とアンテナレベルをチェックする

テレビの裏側を確認し、同軸ケーブルが緩んでいないか確かめてください。一度端子を反時計回りに回して取り外し、中心の芯線が曲がったり折れたりしていないかを目視で点検したうえで、再度奥までしっかりと差し込んで締め直します。

あわせて、テレビのリモコンを使って設定画面を開き、アンテナレベル(受信強度)の数値を確認しましょう。メーカーごとに基準値は異なりますが、アンテナレベルが推奨値に届いていない場合、配線や電波の供給に問題があることが数値として客観的に判断できます。

テレビやブースター電源部の再起動を試す

テレビ内部の受信制御プログラムの一時的なバグやフリーズによって、信号を感知できなくなっている場合があります。テレビ本体の主電源ボタンを数秒間長押しして再起動を行うか、電源プラグをコンセントから抜いて数分間放置し、再度通電させてみてください。

また、住宅のマルチメディアボックスや押し入れ、テレビの裏などに設置されているブースターの電源供給器を探し、ランプが正常に緑色などに点灯しているかを確認します。消灯している場合はコンセントの抜けを直し、赤色に点滅している場合はショートの疑いがあるため配線の見直しを行ってください。

ベランダ設置の場合は安全な範囲でアンテナの向きを微調整する

アンテナが手の届くベランダの手すりなどに設置されている場合に限り、角度のズレをチェックしてみるのもひとつの手段です。BSアンテナが向くべき方向は、地域によって多少異なりますが、南西(午後2時前後に太陽が見える方向)です。

調整する際は、テレビ画面のアンテナレベル表示を誰かに見てもらいながら、1ミリ単位で左右に動かします。衛星電波はテレビ側でレベルが反映されるまでに数秒のタイムラグがあるため、少し動かしては静止して数値を待つ、という極めて慎重な作業が求められます。屋根の上など足場の悪い場所での調整は危険ですので絶対に行わないでください。

アンテナレベルが完全にゼロまで落ちているときはBSアンテナの受信レベル0の原因と確認手順、ブースターを含めた増幅設備が怪しいときはBSアンテナの増幅器(ブースター)の選び方が参考になります。

自力対応と専門業者への修理依頼の比較

アンテナの不具合を自分で直そうとする方もいますが、アンテナ工事には専門的な計測機器や安全装備が不可欠です。DIYでの修理と専門業者へ依頼する場合の違いを理解し、適切な判断を下しましょう。

アンテナ修理をDIYで行うリスクとデメリット

DIYによるアンテナ修理でもっとも深刻なリスクは、高所からの転落事故です。屋根の上はもちろん、2階のベランダやハシゴを使った作業であっても、バランスを崩して地面に落下すれば大ケガや命に関わる重大事故へと直結します。

また、電波の向きを測定する専用のレベルチェッカーを持たずに勘だけでアンテナを調整しようとすると、かえって元の位置から大きくズレてしまい、地デジまで映らなくなる配線ミスやショートを招くリスクもあります。時間と労力を費やした結果、直らずに専門業者を呼ぶことになれば二度手間になってしまいます。

専門業者に依頼するメリットと費用相場

アンテナ工事の専門業者に依頼する最大の利点は、正確な電波測定器を用いてトラブルの原因をわずか数分で特定できる点です。アンテナの向きのズレなのか、ブースターの故障なのか、あるいはケーブルの断線なのかを明確に切り分けた上で、最適な修理を実施してくれます。

屋根上や高所での作業も熟練の技術と安全対策のもとで行われるため、住居やアンテナ機器を傷つける心配がありません。方向調整のみであれば軽作業で済みますが、本体交換やブースター交換が必要な場合はパーツ代を含めた費用が発生します。

比較項目 DIYでの対応 アンテナ専門業者への依頼
作業の安全性 高所転落の危険性が非常に高い 安全帯・専用足場を使用し極めて安全
原因特定の精度 推測に頼るため見落としが多い 専用電波測定器で正確かつ瞬時に特定
アンテナ調整の確実性 シビアな角度合わせが非常に困難 最大受信レベルに合わせて確実に固定
作業にかかる時間 数時間から丸一日かかる場合がある おおむね30分から1時間半程度で完了
施工後のアフター保証 なし(すべて自己責任) 数年間の工事保証や無償点検が付帯
費用の目安 工具や部材費のみ(数千円程度) 調整8,000円〜 / 交換15,000円〜

アパートやマンションでE202が出た場合の相談先はアパートのテレビが映らないE202の直し方、修理を依頼した場合の料金水準はテレビアンテナ修理費用の相場を完全解説!ぼったくり業者の確実な回避策にまとめています。

BSアンテナの故障やE202エラーに関するよくある質問

アンテナトラブルに直面した読者から寄せられる疑問や不安について、専門的な見地から回答します。

地デジは映るのにBSだけE202と表示されるのはなぜですか?

地デジとBSは、利用している電波の周波数や送信元がまったく異なるためです。地デジは地上にある最寄りの電波塔から送信されているのに対し、BSは宇宙の衛星から電波が送られています。

そのため、屋根に地デジアンテナとBSアンテナが別々に設置されている場合、BSアンテナ側だけに不具合(向きのズレ、コンバーターの故障、配線の抜けなど)が発生していれば、地デジが正常に映っていてもBSのみがE202エラーになります。また、BSアンテナへの給電設定がオフになっている場合も地デジだけが映る状態になります。

晴れているのにBSの電波が弱くE202が出る原因は何ですか?

自宅周辺が晴天であっても、BS電波を宇宙の衛星に向けて送信している地球側の送信所(アップリンク局)の周辺で猛烈な豪雨が発生している場合、送り出し側の電波が遮られて自宅のテレビに届かなくなることがあります。

また、自宅の南西方向に新しく高層ビルやマンションが建設されたり、隣家の樹木が伸びて葉が生い茂ったりしてアンテナの前を塞いでいるケースもあります。障害物が見当たらない場合は、アンテナの先端にあるコンバーター自体の受光部が劣化しているか、ケーブルの接続部がサビている可能性が考えられます。

BSアンテナの寿命は何年くらいですか?

屋外に設置されるBSアンテナの耐用年数は、およそ10年前後とされています。アンテナ本体の金属ディッシュ自体は頑丈に作られていますが、太陽光の紫外線や雨風、寒暖差によって先端のコンバーター内部にあるコンデンサなどの電子部品が経年劣化します。

沿岸部の潮風を受けやすい塩害地域や、台風の通り道になりやすい地域、豪雪地帯などでは、一般的な環境よりも早く劣化が進み、7年から8年程度で受信不良に陥るケースもあります。設置から10年以上経過してE202が頻発するなら、修理よりも本体の丸ごと交換を検討する時期です。

アンテナ修理に火災保険が適用されるケースはありますか?

台風や突風、竜巻、雹(ひょう)、大雪、落雷などの自然災害が直接の原因となってアンテナが破損・倒壊・ズレを起こした場合は、住宅火災保険の風災・雹災・雪災・落雷補償の対象となるケースが多くあります。

ただし、単なる年数の経過による老朽化やサビなどの経年劣化が原因である場合は保険の適用外となります。火災保険を申請する際には、被害箇所の写真や専門業者による自然災害の証明を伴う見積書が必要になるため、アンテナ専門業者へ現地調査を依頼する際に火災保険を利用したい旨を事前に相談するのがスムーズです。

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この記事を書いた人

最安アンテナ工事.jp 最安アンテナ工事.jp アンテナ工事担当

アンテナ工事の相場が分からない、業者が多すぎてどこが良いのか選べないという疑問を解決するため、各社の料金体系や施工体制(自社施工か下請けか)を調査・比較しています。本当に「安く・早く・確実に」依頼できる業者だけをフラットな目線で厳選して紹介しています。

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