「家の外観に合わせてBSアンテナを黒にしたいけれど、何かデメリットはないの?」「白と黒で映りや寿命が変わるなら避けたい」と迷っていませんか。
結論から言うと、黒いBSアンテナは色以外の基本的なしくみは白と同じで、色だけで映りが悪くなるわけではありません。ただし、白より価格が高い機種がある、選べる機種が少ない、業者によっては取り寄せになる、汚れや色あせが目立つことがある、といったデメリットがあります。外観をどこまで優先するかで選ぶのが正解です。
この記事では、黒いBSアンテナの特徴とデメリット、白との比較表、黒が向いている家・白がよい家、取り付け費用の相場、依頼するときの注意点までまとめて解説します。
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黒いBSアンテナとは?白との違いと特徴
BS・110度CSアンテナは、お皿のような反射鏡で衛星からの電波を集める「パラボラ型」のアンテナです。以前は白(明るいグレー)が一般的でしたが、最近は住宅の外観に合わせやすいように、黒を用意しているアンテナメーカーもあります。
色以外の基本的なしくみは白と同じ
アンテナメーカーの黒いBSアンテナは、同じシリーズの白の色違いとして用意されているものが多く、45形(有効径45cm前後)や4K・8K放送(右左旋)に対応しているなど、基本的なしくみは白と変わりません。受信の良し悪しを決めるのは、アンテナの大きさ・向き(方位角と仰角)・南西の空に障害物がないかといった条件です。
そのため、「黒にしたから映りが悪くなる」と心配する必要は基本的にありません。気をつけたいのは、色そのものより「その色で選べる機種が限られる」という点です。
黒が選ばれるのは外観になじみやすいから
黒いBSアンテナが選ばれる一番の理由は見た目です。黒やダークグレーの外壁、黒いサッシ、黒い手すりのベランダなどに取り付けると、白いアンテナよりも目立ちにくくなります。シンプルモダンなデザイン住宅や新築で「外観を崩したくない」という方から選ばれることが多い色です。
黒くて平たいアンテナは「BS用」ではないことがある
注意したいのが、壁に付ける黒やブラウンの平たい箱型のアンテナです。これは多くの場合、地デジ用の「デザインアンテナ」で、BS・CS放送は受信できません。BS・CS放送を見るには、地デジ用とは別にお皿型のBS・110度CSアンテナが必要です。
「黒いアンテナを付けたのにBSが映らない」という場合は、地デジ用しか付いていない可能性があります。デザインアンテナの特徴や注意点はデザインアンテナのデメリットとは?後悔しない選び方と費用相場で詳しく解説しています。
自宅にどの色・どの機種が合うか、そもそもBSアンテナをどこに付けられるかは、現地で電波を確認してもらうのが確実です。
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BSアンテナを黒にする6つのデメリット
黒いBSアンテナは外観になじむ一方で、白にはない注意点もあります。選ぶ前に次の6つを確認しておきましょう。
1. 白より価格が高い機種がある
同じメーカー・同じ大きさでも、黒のほうが白より高く販売されている機種があります。販売店の価格を見ると、白とほとんど変わらない機種もあれば、1万円以上の差がある機種もあり、機種や時期、お店によって差が大きいのが実情です。
業者に取り付けを頼む場合も、標準の工事プランは白のアンテナを前提にしていることが多く、黒は「オプション」や「別料金」になることがあります。見積もりの段階で、黒を指定した場合の本体代がいくらになるかを確認しておきましょう。
2. 選べる機種・サイズが少ない
BSアンテナは白なら多くの機種から選べますが、黒は一部の機種だけに用意されていることがほとんどです。確認できた範囲では、黒が用意されているのは家庭用の45形が中心でした。
受信が弱い地域や雪が多い地域で、より大きなアンテナ(50形・60形など)が必要になる場合は、黒を選べないことがあります。外観より映りの安定を優先すべき家もあるので、色を決める前に受信条件を確認することが大切です。
3. 業者に在庫がなく取り寄せになることがある
アンテナ工事業者が常に在庫しているのは、よく使われる白のBSアンテナであることが多いです。黒を希望すると取り寄せになり、工事日が先になったり、「黒は扱っていない」と断られたりすることがあります。メーカーの通販で黒の機種が品切れになっていることもあります。
急いでBS放送を見たい場合は、黒にこだわると時間がかかる可能性があります。工事を申し込むときは「黒を希望していること」を最初に伝えておきましょう。
4. 日差しで熱くなりやすい
黒は白より日光を吸収しやすいため、夏の直射日光の下ではアンテナの表面が熱くなりやすくなります。
ただし、BSアンテナはもともと屋外の日差しや雨風にさらされる前提で作られています。黒だから受信性能が落ちる、寿命が極端に短くなるといった情報は、アンテナメーカーの公開情報では確認できませんでした。熱については「黒は熱を持ちやすい」程度に知っておけば十分です。
5. 汚れ・鳥のフン・色あせが目立つことがある
黒い面は、白っぽい汚れが目立ちます。とくに鳥のフンや砂ぼこり、雨じみは、白いアンテナより目に付きやすくなります。また、長年紫外線を浴びると、塗装の色あせやツヤ落ちが起きて、白っぽく見えてくることもあります。
BSアンテナは屋根の上やベランダの外側など、自分で掃除しにくい場所に付けることも多いため、「汚れても気になりにくいか」も色選びのポイントになります。
6. 外壁の色によってはかえって目立つ
黒が目立ちにくいのは、外壁やサッシ、手すりが黒・濃い色の場合です。白やベージュ、明るいグレーの外壁に黒いアンテナを付けると、白いアンテナよりもかえって目立ってしまいます。空を背景にして屋根の上に付ける場合も、白や明るいグレーのほうがなじむことがあります。
「黒ならおしゃれ」と決めつけず、アンテナを付ける場所の背景が何色になるかで考えるのが失敗しないコツです。
黒と白のBSアンテナの比較表
黒と白のBSアンテナの違いを一覧にすると、次のとおりです。
| 比較する点 | 黒のBSアンテナ | 白のBSアンテナ |
|---|---|---|
| 受信のしくみ・基本性能 | 同じシリーズの白と基本は同じ | 同じシリーズの黒と基本は同じ |
| 本体価格 | 白と同じくらい〜1万円以上高い機種まで幅がある | 機種が多く、比較的安いものを選びやすい |
| 選べる機種・サイズ | 少ない(45形が中心) | 多い(大型・強風対応なども選びやすい) |
| 業者の在庫 | 取り寄せになることがある | 在庫があることが多く、即日工事もしやすい |
| なじみやすい外観 | 黒・濃い色の外壁、黒いサッシや手すり | 白・明るい色の外壁、屋根の上(空が背景) |
| 汚れの見え方 | 鳥のフンや砂ぼこり、色あせが目立ちやすい | 黒っぽい汚れやサビ汁が目立ちやすい |
| 日差しによる熱 | 熱を持ちやすい | 熱を持ちにくい |
まとめると、映りの面では大きな差はなく、違いが出るのは「価格」「選べる機種」「工事までの早さ」「見た目」です。
黒いBSアンテナが向いている家・白がよい家
どちらの色がよいかは家によって変わります。次の目安を参考にしてください。
黒いBSアンテナが向いている家
- 外壁が黒・ダークグレー・濃いブラウンなど濃い色の家
- ベランダの手すりやサッシが黒で、その近くに取り付ける家
- 新築やデザイン住宅で、外観をできるだけ崩したくない家
- 標準的な45形で十分に受信できる地域の家
- 工事まで多少日数がかかってもよい場合
白(標準色)のBSアンテナがよい家
- 外壁が白・ベージュ・明るいグレーなど明るい色の家
- 屋根の上など、空を背景にアンテナを付ける家
- 受信が弱く、大きなアンテナや強風に強い機種が必要な家
- 台風などで壊れて、できるだけ早くBS放送を見たい場合
- 費用をできるだけ抑えたい場合
迷ったときは、取り付ける場所の写真を業者に見せて「黒と白でどちらが目立たないか」「黒だと費用や工事日がどう変わるか」を相談すると決めやすくなります。
BSアンテナの取り付け費用相場
BSアンテナの取り付け費用は、本体代・工事費・取り付け場所・配線の状況で変わります。複数の料金情報をもとにした目安は次のとおりです(業者・地域・現場の条件で前後します)。
| 工事の内容 | 費用の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| BSアンテナの設置(白・45形、本体込み) | 約16,000円〜35,000円 | テレビ1台への接続が目安 |
| 黒など色付きの機種を指定する場合 | 白と同額〜1万円以上の上乗せ | 機種・業者によって差が大きい |
| 地デジアンテナと同時に設置する場合の追加分 | 約15,000円〜20,000円 | 別々に頼むより割安になりやすい |
| BS・CS用ブースター(必要な場合) | 約15,000円〜20,000円 | 複数の部屋で見る場合などに必要 |
家電量販店やホームセンターの工事費は、アンテナ本体代が含まれていない場合があります。見積もりを比べるときは、本体代・取付金具・配線・処分費まで含んだ総額で比べましょう。設置場所ごとの費用や追加料金がかかるケースは、BSアンテナ工事費の相場は?設置場所別の費用や追加料金の目安を解説で詳しく紹介しています。
外観を重視するなら設置場所の工夫も考える
BSアンテナを目立たせたくない場合、色を変えるよりも、取り付ける場所を変えたほうが効果が大きいこともあります。たとえば、道路から見えにくいベランダの手すりの内側や、建物の側面・裏手の外壁に取り付ける方法です。
ただし、BSアンテナは南西の空に向けて電波の通り道を空けておく必要があります。見えにくい場所でも、南西方向に建物や木があると映りません。また、屋根裏にはBSアンテナを設置できません。色と場所をセットで考え、受信できる範囲でいちばん目立たない位置を業者に探してもらうのがおすすめです。
隠して付ける方法や目隠しの注意点は、BSアンテナを隠す・見えないように設置する方法|ベランダ目隠しの注意点でまとめています。
黒いBSアンテナの取り付けにおすすめのアンテナ工事業者
黒いBSアンテナを希望する場合は、見積もりのときに「黒の機種を扱えるか」「費用と工事日がどう変わるか」まで答えてくれる業者を選ぶと安心です。外観を重視したアンテナ工事を相談しやすい業者を紹介します。
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|---|---|
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まとめ
黒いBSアンテナは、色以外の基本的なしくみは白と同じで、色だけで映りが悪くなることは基本的にありません。デメリットとして知っておきたいのは次の点です。
- 白より価格が高い機種がある(差は機種・お店によってさまざま)
- 選べる機種・サイズが少なく、大型や受信重視の機種は白が中心
- 業者に在庫がなく、取り寄せで工事日が延びることがある
- 日差しで熱を持ちやすく、鳥のフンや色あせが目立つことがある
- 明るい外壁や屋根の上では、かえって目立つことがある
黒が向いているのは、外壁や手すりが濃い色で、標準的な45形で十分に受信できる家です。迷ったら、取り付け場所と受信状況を見てもらったうえで、黒と白の費用・工事日を比べて決めましょう。
※見積もりだけでもOK








