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アンテナ工事に資格は必要?電気工事士が要る作業と業者の選び方

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アンテナ工事に資格は必要? 電気工事士が要る作業と選び方

「アンテナ工事を頼みたいけれど、資格を持っていない業者でも大丈夫?」「自分で取り付けるのに資格はいるの?」と気になっていませんか。屋根の上の作業や配線を伴う工事なので、どんな人に任せればよいのか不安になるものです。

結論から言うと、アンテナの取り付けそのものを対象にした専用の国家資格はなく、アンテナ本体の設置や同軸ケーブルの配線は、一般に電気工事士の資格がなくても行える作業とされています。ただし、ブースター用にコンセントを新しく設けるなど、家の電気配線にかかわる作業には電気工事士の資格が必要です。業者を選ぶときは資格の有無だけでなく、損害保険や保証、見積もりの分かりやすさまで含めて確認することが大切です。

この記事では、アンテナ工事で資格が必要になる作業といらない作業、資格以外に確認したい点、自分でやってはいけない範囲、業者選びのポイントと費用相場をまとめています。

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アンテナ工事に資格は必要?結論と考え方

テレビアンテナの工事には、「この資格がないとアンテナを取り付けてはいけない」という専用の国家資格はありません。屋根やベランダにアンテナを固定し、向きを調整して、同軸ケーブルでテレビまでつなぐ作業は、電気工事士法でいう電気工事にはあたらないと考えられるのが一般的です。

一方で、アンテナ工事の中には家の電気配線(100Vの電源)にかかわる作業が含まれることがあります。代表的なのが、ブースターの電源を取るためにコンセントを新しく設ける作業や、屋根裏・壁の中の電源配線を動かす作業です。こうした作業は電気工事士の資格を持つ人が行う必要があります。

つまり「アンテナ工事に資格はいらない」と言い切るのではなく、どの作業が含まれるかで必要な資格が変わると考えるのが正確です。見積もりの段階で、電源まわりの作業があるかどうかを確認しておくと安心です。

なぜ資格を持つ業者が多いのか

アンテナ工事の専門業者には、電気工事士の資格を持つスタッフがいるところが多くあります。新築でアンテナと一緒に配線をまとめたい、ブースターの電源を屋外や屋根裏に用意したいといった依頼に、ほかの業者を呼ばずに対応できるからです。依頼する側から見ても、電源まわりの作業が出てきたときに同じ業者でまとめて済ませられるのは大きなメリットです。

電気工事士の資格が必要になる作業・いらない作業

アンテナ工事でよくある作業を、電気工事士の資格が必要かどうかで分けると次のようになります。実際の判断は作業の内容によって変わるため、あくまで目安として見てください。

作業の内容電気工事士の資格
地デジアンテナ・BS/CSアンテナの取り付け、向きの調整一般に不要
同軸ケーブルの配線・交換、分配器・分波器の取り付け一般に不要
ブースターの電源部を既存のコンセントに差し込む不要
ブースター用のコンセントを新しく設ける・移設する必要
壁や天井の中の電源配線を延ばす・つなぎ替える必要
分電盤から新しく電源の回路を引く必要

ポイントは、テレビの信号を送る配線か、100Vの電気を送る配線かの違いです。アンテナからテレビまでの同軸ケーブルは信号用の配線ですが、コンセントや屋内の電源配線は電気工事士法の対象になる電気工事です。コードのプラグをコンセントに差すような作業は軽微なものとして資格はいりませんが、壁に埋め込むコンセントの新設や配線の延長は資格が必要になります。

ブースターは屋根の上や屋根裏に取り付けることがあり、その電源を近くで取りたいという理由でコンセントの増設を提案されることがあります。この場合は、資格を持つスタッフが対応するのか、提携する電気工事業者が対応するのかを確認しておきましょう。

資格以外に確認したい許可・登録・安全対策

アンテナ工事の業者を選ぶときは、電気工事士の資格だけでなく、次のような点もあわせて見ておくと安心です。

電気工事業の登録

コンセントの新設など電気工事を仕事として行う事業者は、電気工事業法にもとづく登録などが必要です。電源まわりの作業を自社で行う業者なら、登録しているかを聞いてみましょう。

損害賠償保険への加入

屋根の上で作業中に瓦を割ってしまった、工具を落として車を傷つけたといった事故に備えて、賠償責任保険に入っているかを確認します。万一のときの補償に直結するため、資格と同じくらい大切なポイントです。

高所作業の安全対策

屋根の上など高さのある場所で墜落制止用器具(フルハーネス型)を使って働く作業者には、事業者が特別教育を行うことが法律で求められています。安全帯やはしごの固定など、安全への配慮がある業者かどうかも見ておきたい点です。

工事後の保証

台風や強風でアンテナの向きがずれたとき、どこまで無料で直してもらえるのか、保証の期間と範囲を確認しておきましょう。

なお、一般的なアンテナ工事の金額であれば、建設業の許可がなくても請け負える範囲であることがほとんどです。許可の有無だけで業者のよしあしは判断できないため、上の点を総合して見るのがおすすめです。

自分でアンテナ工事をするときにやってはいけない範囲

アンテナ本体の取り付けに資格は不要なため、ベランダへのBSアンテナの設置や室内アンテナへの交換などは、自分で行う人もいます。ただし、資格がいらないことと、安全にできることは別の話です。次のような作業は自分で行わず、業者に任せましょう。

屋根の上での作業

屋根からの転落は大きなけがにつながります。はしごをかけて屋根に上がる作業は、慣れていない人には特に危険です。

コンセントの新設や電源配線の延長

資格のない人が行うことは法律で認められていません。配線の不備は漏電や火災の原因にもなります。

壁に穴を開けて配線を引き込む作業

防水処理が不十分だと雨漏りの原因になり、住宅の保証に影響することもあります。

古いアンテナの撤去

屋根の上で重いアンテナやマストを外す作業は、落下や転落の危険があります。

自分でできる範囲とできない範囲、DIYのメリット・デメリットについては、テレビアンテナ工事は自分でできる?メリットとデメリットや設置手順を解説で詳しく紹介しています。

資格だけでは分からない!業者選びで確認すること

電気工事士の資格を持つスタッフがいることは安心材料のひとつですが、それだけで良い業者かどうかは判断できません。依頼先を決めるときは、次のポイントもあわせて確認しましょう。

1. 現地調査をしてから見積もりを出すか

電波の強さや設置場所を確認せずに金額を決める業者は、当日に追加料金が出やすくなります。

2. 見積書の内訳が分かりやすいか

アンテナ本体・部材・工事費・撤去費などが分かれて書かれているかを見ます。「一式」だけの見積もりは中身を聞いてみましょう。

3. 見積もり後に追加料金が出ないか

ブースターの追加や配線の引き直しが当日に増えないか、事前に確認しておきます。

4. 自社で施工するか

受付だけをして工事は別の会社が行う場合もあります。誰が工事に来るのか、資格を持つ人が対応できるのかを聞いておくと安心です。

5. 保険と保証の内容

損害賠償保険への加入と、工事後の保証期間・範囲を確認します。

また、頼んでもいないのに突然訪ねてきて「アンテナが傾いている」「すぐ直さないと危ない」と工事を勧める業者には注意が必要です。その場で契約せず、自分で選んだ業者に見積もりを頼んで確かめましょう。見積書の見方や追加料金を防ぐコツはアンテナ工事の見積もりは無料?見積書の見方と追加料金を防ぐコツでまとめています。

アンテナ工事の費用相場

業者を比べるときの目安として、アンテナ工事の主な費用相場をまとめました。金額は本体・工事費込みのおおよその目安で、家の形や電波の状態、業者によって変わります。

工事内容費用の目安
八木式アンテナの設置(地デジのみ)15,000円〜50,000円程度
デザインアンテナの設置(地デジのみ)20,000円〜60,000円程度
BS・CSアンテナの設置15,000円〜40,000円程度
地デジ+BS・CSのセット設置40,000円〜100,000円程度
ブースターの設置15,000円〜30,000円程度
コンセントの新設(電気工事士による作業)10,000円〜25,000円程度

コンセントの新設は、既存の配線から分岐できるか、分電盤から新しく配線を引くかで金額が変わります。アンテナ工事と一緒に頼めるかどうかで手間と費用が変わるため、見積もりの際に確認しておきましょう。相場より極端に高い・安い見積もりの見分け方はテレビアンテナ工事費用の相場とぼったくりを回避する方法も参考にしてください。

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まとめ

アンテナ工事と資格について、押さえておきたいポイントをまとめます。

  • アンテナの取り付けそのものを対象にした専用の国家資格はない
  • アンテナ本体の設置や同軸ケーブルの配線は、一般に電気工事士の資格がなくても行える
  • コンセントの新設や電源配線の延長など、100Vの電気にかかわる作業は電気工事士の資格が必要
  • 業者選びでは、資格に加えて損害賠償保険・工事後の保証・見積もりの内訳・追加料金の有無を確認する
  • 資格がいらない作業でも、屋根の上の作業や壁の穴あけは危険が大きいので業者に任せる

資格の有無が気になるときは、見積もりを頼む際に「電源まわりの作業は誰が行うのか」「保険に入っているか」を聞いてみるのが近道です。見積もりは無料で頼める業者が多いので、まずは気軽に相談して、納得できる業者を選びましょう。

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この記事を書いた人

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