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BSアンテナのコンバーター故障?症状の見分け方と交換費用を徹底解説

BSアンテナの先端部にあるコンバーターが故障するとBS放送は完全に映らなくなります。自力での修理や交換は高所からの落下事故や配線ミスによる電波不良といった大きなリスクを伴うため、安全かつ確実に復旧できるプロのアンテナ専門業者へ依頼しましょう。

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目次

BSアンテナのコンバーター故障を見分けるチェックポイント

テレビ画面に突然エラーコードが表示されてBS放送が視聴できなくなると、アンテナ機器のどこに不具合が生じているのか判断に迷う方も多いのではないでしょうか。衛星放送を受信するためのパラボラアンテナにおいて、お皿の中心に向かって突き出ている先端のアーム部分に固定された小さな筒状の装置をコンバーターと呼びます。このコンバーターは、宇宙空間の衛星から届く微弱な電波を集約し、テレビで処理できる周波数へ変換する極めて重要な役割を担っています。まずは、現在のトラブルがコンバーターの故障によるものなのか、それとも他の要因によるものなのかを落ち着いて切り分けることが大切です。

天候に関係なくE202などのエラー表示が消えない

テレビ画面に「受信できません」というメッセージや「E202」といった信号受信不良を示すエラーコードが表示されている場合、まずは窓の外の天候を確認してください。BS放送で利用される電波は非常に波長が短く繊細なため、激しい豪雨や大雪などの悪天候時には電波が雨粒に遮られて一時的に遮断される降雨減衰という現象が起こります。このような自然現象による一時的な電波遮断であれば、雨雲が去り天候が回復すると自然に元の綺麗な映像へ戻ります。

しかし、雲ひとつない晴天の日でもエラーコードが消えない場合や、数日間にわたって全く電波を受信できない状態が続いている場合は、天候要因ではなく物理的な機器故障を疑う必要があります。特にコンバーター内部の電子回路にトラブルが生じていると、電波の変換処理が完全に停止してしまうため、好天時であってもアンテナレベルがゼロのまま回復しません。

家の中にある他の部屋のテレビでもBS放送が映らない

ご自宅に複数のテレビが設置されている場合、他の部屋にあるテレビでも同じようにBS放送が映らないかどうかを確認してください。故障箇所がどこにあるのかを特定する上で、住宅全体の受信状況を確認することは非常に有力な手掛かりとなります。

もしもリビングのテレビだけが映らず、寝室や子ども部屋のテレビでは問題なくBS放送が見られるのであれば、屋外のBSアンテナやコンバーター本体は正常に稼働しています。このケースでは、リビングへ続く室内の同軸ケーブルの緩み・断線、あるいは壁面のアンテナ端子の不具合、テレビ本体のチューナー故障などが主な原因です。一方で、家屋の中にあるすべてのテレビで一斉にBS放送が映らなくなっている場合は、アンテナ本体のコンバーター故障、屋外配線の劣化、あるいは電波を増幅して各部屋へ分配しているブースター電源の故障など、設備の上流部分に決定的な不具合が発生していると判断できます。

テレビ側のBSアンテナ電源供給設定がオフになっていないか

BSアンテナのコンバーターは受動的な金属パーツではなく、内部に高度な電子増幅回路を内蔵した電子精密機器です。そのため、正常に動作するためにはテレビやブースターなどの機器から同軸ケーブルを経由して直流15ボルト前後の電気を送り届ける必要があります。

テレビの模様替えや大掃除の際に配線を抜き差ししたり、設定メニューを誤って操作したりしたことで、テレビ側のアンテナ電源供給設定がオフや切になってしまう事例は珍しくありません。電源供給が途絶えるとコンバーターは一切駆動しなくなるため、故障と全く同じ症状が現れます。各テレビメーカーの設定画面から「アンテナ設定」や「BSアンテナ電源」の項目を開き、設定が「入」や「連動」になっているかを必ず再確認してください。設定を変更しても全く電波状況が改善しない場合は、コンバーター本体が電気ショートを起こして故障している可能性が極めて濃厚です。

給電が止まっているだけで同じ症状が出ることもあるため、BSアンテナの受信レベル0の原因と確認手順BSアンテナが夜だけ映らない原因と給電設定もあわせて確認しておくと切り分けがスムーズです。

コンバーターが故障する主な原因と寿命の目安

常に風雨に晒されている屋外のアンテナ設備の中でも、コンバーターは電子部品を内蔵していることから最もダメージを受けやすい繊細な部位です。どのような経緯で故障に至るのか、その主なメカニズムと寿命について詳しく解説します。

紫外線や雨水侵入による内部電子回路のショート

パラボラアンテナのコンバーターは、太陽から届く強力な紫外線、激しい風雨、激しい寒暖差という過酷な環境下で年中無休で稼働しています。コンバーターの外装は防水性能の高いプラスチック樹脂やゴムパッキンで保護されていますが、長い年月が経つと紫外線によってプラスチックが硬化し、細かなひび割れが生じてしまいます。

そのひび割れや劣化した接合部の隙間から雨水や結露水が内部へ徐々に染み込むと、精密な電子基板が腐食したり漏電ショートを引き起こしたりします。基板が一度ショートしてしまうと、電波を正しく受信・変換することは二度とできません。特に台風の直後や長雨の後に突然映らなくなった場合は、雨水の侵入による内部ショートが典型的な原因といえます。

落雷や強風による過電流と物理的ダメージ

夏場に頻発する落雷も、コンバーター故障の大きな引き金になります。アンテナに直接雷が落ちる直撃雷はもちろんのこと、近隣の電柱や大地に落ちた雷によって電線や大気中に強烈なサージ電圧が発生する誘導雷と呼ばれる現象があります。この異常な高電圧がアンテナケーブルを伝ってコンバーター内部へ一気に流れ込むと、繊細な半導体チップや増幅素子が一瞬で焼き切れて完全に破壊されてしまいます。

また、強風や台風によって飛来物がコンバーターに激突して外装が割れてしまったり、アンテナを支えるアーム部分が歪んでしまったりする物理的破損も故障の原因となります。コンバーター内部の給電プローブがわずか数ミリ変形するだけでも、電波の受信効率は致命的に落ち込んでしまいます。

BSアンテナの寿命は約10年が目安

一般的に、戸建て住宅に設置されているBSアンテナおよびコンバーターの耐用年数は約10年とされています。外見上はパラボラディッシュのお皿部分に目立ったサビや傷がなくても、コンバーターの内部回路や接続コネクタ部分は確実に経年劣化が進行しています。

設置から8年から10年以上が経過しているアンテナであれば、ある日突然寿命を迎えてコンバーターが動作を停止しても決して不自然ではありません。特に海沿いの地域では潮風による塩害、積雪地域では雪の重みや凍結融解の繰り返しにより、耐用年数よりも早い段階で寿命を迎える傾向があります。

コンバーターだけを交換できるかどうかの具体的な条件はBSアンテナのコンバーター交換は単体で可能?費用相場や修理手順で詳しく取り上げています。

コンバーター単体交換よりアンテナ本体ごとの交換が推奨される理由

コンバーターに不具合が生じた際、故障した先端のパーツだけを安く新品に取り替えたいと考えるのは自然なことです。しかし、実際のアンテナ工事現場において、家庭用BSアンテナのコンバーター単体交換が行われることはほとんどありません。本体ごとの一式交換が強く推奨される明確な理由があります。

比較項目 コンバーター単体の交換 BSアンテナ本体一式の交換
部品の調達性 各メーカー専用品のため入手が極めて困難 汎用性の高い最新モデルが容易に入手可能
部品代金の目安 約5,000円〜8,000円(取り寄せ費用含む) 約6,000円〜10,000円(お皿・金具付き)
作業工数・工事費 分解・配線加工・角度調整が必要で割高 ユニット交換でスムーズかつ確実
将来のトラブルリスク 残されたお皿や金具の劣化が残り再故障しやすい 全て新品になるため今後約10年間は安心
放送規格の対応 故障前と同じ旧規格のまま 最新の4K8K衛星放送に完全対応できる

単体交換とアンテナ一式交換の費用比較

家庭で一般的に使用されている口径45センチメートルのBSアンテナは、各メーカーの生産効率化によって完成品セットが非常にリーズナブルな価格帯で流通しています。一方で、コンバーター部分のみを取り寄せようとすると、補修用性能部品扱いとなりメーカーからの個別取り寄せ手数料や送料が上乗せされ、アンテナ一式の購入価格と大差がない、あるいは単体パーツのほうが割高になるケースすらあります。

さらに工事費用に関しても、既存の古いアンテナからコンバーターを取り外して専用金具を加工・装着する作業は手間がかかり、作業工数が増加します。結果として、部材代と工事費の合計金額を比較すると、アンテナ本体ごと丸ごと新品に交換するほうがトータルコストを安く抑えられるのです。

部品調達の難しさと経年劣化のトータルリスク

BSアンテナのコンバーターは、メーカーや製造年代、型番ごとにアームへの固定方法や焦点距離の設計が細かく異なっています。他社製のコンバーターを取り付けようとしてもアームの形状に適合せず、焦点がずれてしまい十分な受信レベルを確保できません。何年も前に設置した古いアンテナの場合、メーカー側ですでに交換用コンバーターの製造を終了しているケースがほとんどです。

また、仮に苦労してコンバーターだけを新品に取り替えたとしても、アンテナを固定しているボルトや金具、パラボラ反射鏡自体は10年近く風雨に耐えてきた古い部品のままです。せっかくコンバーターを修理した直後に、今度は固定金具がサビで破断したり、同軸ケーブルが断線したりして再度修理が必要になれば、余計な出費が重なることになります。

最新の4K8K対応アンテナに刷新できるメリット

現在流通している新品のBSアンテナは、従来のBS放送やCS放送だけでなく、新4K8K衛星放送の全帯域を受信できる右左旋円偏波対応モデルが標準仕様となっています。数年〜10年以上前に設置された古いBSアンテナでは、従来の電波規格(右旋円偏波)しか受信できない仕様になっているものが大半です。

アンテナ本体を一式で最新機器に交換すれば、コンバーターの故障問題を根本から解消できるだけでなく、高精細な4K8K放送を受信できる環境が整います。今後テレビを買い替えた際にもスムーズに最新の映像コンテンツを楽しめるようになるため、長期的なコストパフォーマンスは極めて優秀です。

交換工事の総額が知りたい方はBSアンテナの交換費用相場、そもそも寿命が近いのか判断したい方はBSアンテナの寿命と交換時期のサインをご覧ください。

コンバーターやBSアンテナ交換を自力で行う危険性と業者の費用相場

インターネット通販などで安価にBSアンテナが購入できるため、DIYでの自力交換に挑戦しようと考える方もいらっしゃいます。しかし、アンテナ工事には専門的な物理的危険と技術的障壁が存在するため、慎重な判断が求められます。

屋根上や高所作業に伴う転落事故のリスク

BSアンテナが設置されている場所の多くは、屋根の上、破風板、あるいは2階のベランダの外壁など、地上から数メートル以上の高い場所です。普段から高所作業に慣れていない方が、重い工具やアンテナ本体を抱えながら梯子を上り下りするのは極めて危険な行為です。

毎年、屋根や梯子からの転落による重大な人身事故が後を絶ちません。たとえヘルメットを着用していても、不安定な足場で両手を使ってボルトを締めたり配線を加工したりする作業はバランスを崩しやすく、命に関わる大怪我につながる恐れがあります。数千円の工事代金を節約しようとした結果、重大な事故を引き起こしてしまっては取り返しがつきません。

数ミリ単位の角度調整が必要なシビアな受信環境

地上デジタル放送のアンテナとは異なり、BSアンテナの方向調整は想像以上にシビアです。約3万6000キロメートル上空の静止衛星からピンポイントで放たれる電波を捉えるため、アンテナの仰角(上下の角度)と方位角(左右の角度)はミリ単位の狂いも許されません。

アンテナの向きがわずか1度から2度ずれるだけで、電波の受信強度は極端に低下し、全く映像が映らなくなってしまいます。家庭用のテレビ画面に表示されるアンテナレベルには数秒のタイムラグが存在するため、屋根の上で向きを動かしながら室内と連携して最適な角度を探し当てる作業は、専門機器を持たない一般の方には極めて難易度が高い作業です。プロの業者は専用の電波測定器(レベルチェッカー)を持参し、リアルタイムで数値を確認しながら確実に電波のピークを捉えて強固に固定します。

プロの専門業者に依頼した場合の工事費用と作業内容

アンテナ専門業者に依頼した場合、現地調査、既存アンテナの撤去・処分、新しいアンテナ本体の提供、強固な取り付け、ミリ単位の方向調整、室内での最終受信確認までをすべてワンストップで任せることができます。

工事内容・作業項目 費用の目安(総額) 作業時間の目安
BSアンテナ新規設置・本体一式交換 16,500円〜35,000円 約1時間〜2時間
既存の壊れたアンテナ撤去・処分 3,300円〜5,500円 約30分
同軸ケーブルの新規引き直し(劣化時) 5,500円〜15,000円 約30分〜1時間
4K8K対応ブースターの設置・交換 15,000円〜30,000円 約1時間

設置場所がベランダ格子などの安全な場所であれば費用は安く抑えられますが、高所作業車が必要な場所や屋根上の作業では高所作業費が加算されることがあります。多くのアンテナ専門業者では5年から8年程度の長期工事保証を設けており、万が一強風などでズレが生じた場合でも無償で再調整してもらえる安心感があります。

この機会に4K8K放送へ対応させたい場合は、宅内の端子や配線も含めて見直す必要があります。詳しくは4K8K対応へ!古いアンテナ端子の交換と配線環境を一新すべき理由をご確認ください。

BSアンテナのコンバーター故障に関するよくある質問

コンバーターの故障は外見だけで判断できますか

外見だけで100パーセント判断することは困難ですが、ある程度の兆候を視認することは可能です。地上から双眼鏡などでアンテナを観察し、先端のコンバーターを覆うプラスチックカバーが著しく変色していたり、ひび割れや穴あきが見られたりする場合は、内部への浸水ショートが強く疑われます。また、給電コネクタ部分の防水キャップが外れて金属端子がサビだらけになっている場合も、高確率で故障に至っています。ただし、内部回路の断線や落雷によるチップ破損は外見からは全く判別できないため、テスターや測定器を用いた通電チェックが不可欠です。

雨の日だけBSが映らない場合もコンバーターの故障ですか

雨の日だけ映りが悪くなり、晴れると元通り綺麗に映る場合は、コンバーターの完全な故障ではなく、アンテナの方向ズレや降雨減衰が疑われます。アンテナの固定ボルトが緩んで電波のピークから微妙にズレていると、晴天時には何とか映っていても、雨によるわずかな電波減衰に耐えられなくなってブロックノイズや受信不能に陥ります。ただし、コンバーターの樹脂カバーに目に見えない微細な亀裂があり、雨水が付着した時だけ電波が漏洩・乱反射しているケースもあります。雨が止んで半日以上経過しても映らない時間帯が増えてきたら、内部への浸水劣化が本格化しているサインです。

賃貸住宅やマンションで故障した場合はどうすればよいですか

お住まいが賃貸アパートや分譲マンションの場合、まずは建物全体の共同受信設備なのか、ご自身でベランダに個別設置したアンテナなのかを確認してください。建物全体で共有されている共聴アンテナの場合、入居者が勝手に修理業者を手配することはできません。他の部屋の住人も同様に映らなくなっている可能性が高いため、速やかに管理会社や物件のオーナーへ連絡して修繕を依頼してください。共用設備の修理費用は原則として貸主側の負担となります。一方で、ご自身が個人的にベランダなどへ設置したBSアンテナであれば、個人の所有物となるためご自身の判断で専門業者へ修理・交換を依頼する必要があります。

火災保険でアンテナ交換費用をカバーできますか

ご自身が戸建て住宅に加入している火災保険の補償内容によっては、アンテナの交換費用が保険金でカバーできる場合があります。台風や突風、竜巻などの風災、大雪や落雪による雪災、あるいは落雷による電気的ショートなど、自然災害が直接の原因でコンバーターやアンテナが破損した場合は、風災補償や落雷補償の対象となるのが一般的です。ただし、単なる経年劣化による自然故障とみなされた場合は保険金の適用外となります。アンテナ修理業者の中には、保険申請に必要な被災写真の撮影や修理見積書の作成をサポートしてくれる会社も多いため、自然災害の直後に不具合が発生した場合は問い合わせ時に相談してみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

最安アンテナ工事.jp 最安アンテナ工事.jp アンテナ工事担当

アンテナ工事の相場が分からない、業者が多すぎてどこが良いのか選べないという疑問を解決するため、各社の料金体系や施工体制(自社施工か下請けか)を調査・比較しています。本当に「安く・早く・確実に」依頼できる業者だけをフラットな目線で厳選して紹介しています。

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