BSアンテナの撤去費用相場は5,000円から20,000円程度ですが、設置場所や高所作業の有無で変動します。自力での作業は高所からの落下事故や配線ミスによる電波不良の危険が伴うため、安全かつ確実に撤去できるプロの専門業者へ依頼しましょう。
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BSアンテナ撤去費用の相場と料金の内訳
使わなくなったBSアンテナやCSアンテナを撤去する際、まず気になるのが作業にかかる総額費用です。アンテナの取り外しは、どこに取り付けられているか、どのような作業が必要になるかによって金額が上下します。ここでは一般的な撤去費用の相場と、見積もりに含まれる内訳について詳しく解説します。
設置場所ごとの撤去費用相場一覧
アンテナの撤去費用を大きく左右するのが設置場所です。手が届きやすく足場が安定しているベランダ手すりなどは作業が容易なため安く済みますが、屋根上や2階以上の外壁高所になると危険手当や専用機材が必要となるため費用が上がります。
| 設置場所 | 撤去費用の目安 | 作業の特徴・難易度 |
|---|---|---|
| ベランダ・バルコニー手すり | 5,000円〜8,000円 | 足場が安定しており、標準的な工具で作業可能。作業時間も比較的短時間で完了します。 |
| 1階外壁・屋根裏 | 7,000円〜12,000円 | 脚立が届く範囲であれば標準料金に収まりやすいですが、室内配線の処理が必要な場合があります。 |
| 屋根上・破風・2階以上の外壁 | 10,000円〜20,000円 | スライダー梯子を使用した高所作業となり、屋根馬や支線の撤去作業も加わるため費用が高くなります。 |
| 3階以上の高所・狭小地 | 15,000円〜25,000円〜 | 特殊な高所作業車や追加の人員が必要になるケースがあり、個別見積もりとなります。 |
上記の金額はアンテナ1基を撤去する場合の一般的な目安です。現場の環境や周辺の障害物の有無によっても変動しますので、まずは見積もりをとって確認することが大切です。
撤去費用の内訳と追加料金が発生しやすい項目
アンテナ撤去の見積書には、作業項目ごとに細かく費用が計上されます。業者によって基本工事費に含まれる範囲が異なるため、以下の内訳項目を事前に把握しておきましょう。
- 基本作業費(5,000円〜10,000円):アンテナ本体および固定金具の取り外し作業にかかる人件費です。
- 高所作業費(3,000円〜8,000円):2連梯子を使用するような高所や、急勾配の屋根に登って作業する場合に加算されます。
- 出張費・車両費(2,000円〜5,000円):業者の拠点から現場までの移動コストです。対応エリア内であれば無料としている業者もあります。
- 廃棄処分費(1,000円〜3,000円):取り外したアンテナ本体や金具、同軸ケーブルを産業廃棄物として適切に処分するための費用です。
- 外壁補修費・コーキング処理費(1,000円〜3,000円):金具を取り外した後の外壁のビス穴を防水用シリコンなどで塞ぐ補修費用です。
- 配線・機器調整費(3,000円〜5,000円):地デジとBSの電波を分けていた混合器やブースターの設定を変更し、撤去後も地デジが正常に映るよう調整する作業です。
基本工事費が格安に見えても、出張費や処分費が別立てになっており、合計すると相場より高くなってしまうケースもあります。見積もりを見る際は、必ず最終的な総支払額を確認してください。
取り外した本体の捨て方はBSアンテナの捨て方と処分費用で処分方法ごとに解説しています。
BSアンテナの撤去費用を安く抑えるポイント
アンテナの撤去費用は、依頼のタイミングや頼み方を工夫することで大幅に抑えることが可能です。少しでも出費を減らすために知っておきたい3つのポイントを紹介します。
新しいアンテナへの交換や地デジ工事と同時に依頼する
BSアンテナの調子が悪くて最新の4K8K対応アンテナに交換したい場合や、地デジアンテナの新設・修理をあわせて行う場合は、撤去単体ではなくセットで依頼するのが断然お得です。多くの専門業者では、新規工事のオプションとして古いアンテナの撤去を行っており、その場合は撤去費用が無料または数千円程度の割引料金で対応してもらえるケースがほとんどです。
将来的にアンテナ全体の交換を考えているのであれば、撤去だけを先行して依頼するのではなく、まとめて一度に工事を依頼することをおすすめします。
アンテナ本体の処分を自分で行う
業者にアンテナの処分まで依頼すると1,000円から3,000円程度の廃棄手数料がかかりますが、取り外しのみを業者に頼み、本体の廃棄は自分で行うことで処分費を節約できます。BSパラボラアンテナは、多くの自治体で粗大ごみまたは不燃ごみとして出すことが可能です。
自治体の粗大ごみ処理券を購入して指定の収集場所に出せば、数百円程度の手数料で処分できます。中には不燃ごみの指定袋に入るサイズ(一辺30cm未満など)に金属パーツを分解すれば、家庭ごみとして無料で収集してくれる自治体もあります。ただし、地域のルールによって分別方法が大きく異なるため、事前に必ずお住まいの自治体ホームページで確認してください。
複数社から相見積もりをとって諸経費を比較する
アンテナ撤去は、業者ごとに料金体系が大きく異なります。出張費が無料の業者もあれば、高所作業費を一律で設定している業者、処分費を作業費に含めている業者など様々です。最低でも2社から3社のアンテナ専門業者から見積もりをとり、総額と内訳を比較検討しましょう。
また、現地調査や見積もり作成を無料で行っている業者を選ぶことで、余計な事前コストをかけずに最も条件の良い依頼先を見つけ出すことができます。
BS視聴をやめる場合はNHKの衛星契約の変更手続きも必要です。流れはBSアンテナ故障時のNHK受信料の扱いをご覧ください。
BSアンテナ撤去を検討する際の3つの判断基準
BSアンテナを撤去するにあたっては、建物の状況や今後の視聴環境によって取るべき手順が異なります。工事を手配する前に、以下の3つの判断基準を整理しておきましょう。
撤去のみを行うか別の視聴方法に切り替えるか
BSアンテナを外す理由がテレビを見なくなったからという完全な撤去なのか、それとも別の方法でテレビを見続けるのかによって作業範囲が変わります。
光回線のテレビサービスやケーブルテレビへ乗り換える場合、アンテナは不要になりますが、宅内の配線切り替え工事が必要になることがあります。また、地デジは引き続きアンテナで受信し、BSだけを解約する場合は、配線途中に設置されている混合器(ミキサー)やブースターの調整を行わないと、BSアンテナを外した瞬間に地デジまで映らなくなるトラブルが発生します。今後どのような形でテレビを視聴するのかを明確にして業者に伝えましょう。
ベランダ設置か屋根上などの高所設置か
設置されている場所がご自身で安全に手が届く範囲かどうかも重要な判断基準です。ベランダの内側や1階の手すりに固定されている場合、物理的には自力でネジを緩めて外すことも可能に見えます。しかし、屋根上や2階の外壁、破風板などに設置されている場合は、専用の梯子や安全帯、落下防止対策が必須です。
高所作業に慣れていない方が作業すると大事故につながる危険性が極めて高いため、足場が不安定な場所にアンテナがある場合は迷わずプロの手配を選択してください。
持ち家の一戸建てか賃貸や分譲マンションか
お住まいの住宅タイプによっても、撤去の進め方が異なります。
- 持ち家(一戸建て):自己判断で自由に業者を手配して撤去できます。外壁や屋根材を傷めないよう、ビス穴のコーキング補修までしっかり行ってくれる業者を選びましょう。
- 賃貸住宅(アパート・マンション・借家):入居時に自分でベランダ等に取り付けたアンテナであっても、退去時の原状回復ルールが定められています。金具を外した後の跡や配線の引き込み方法について、事前に管理会社や大家さんに確認をとってから作業を進める必要があります。
- 分譲マンション:ベランダやバルコニーは共用部分の専用使用権という扱いになっていることが一般的です。管理規約によりアンテナの設置や撤去に関するルールが決められている場合があるため、事前に管理組合へ確認しておくとトラブルを防げます。
賃貸物件の退去時に取り外しが必要かどうかは賃貸退去時にBSアンテナ取り外しは必須?原状回復の費用と安全な撤去法、ベランダ設置の場合はアパートのベランダアンテナを撤去する方法と自力撤去のリスクが参考になります。
自分でDIY撤去するのは危険?プロに依頼すべき理由
費用を浮かせたいという思いから、工具を使って自分でアンテナを外そうと考える方も少なくありません。しかし、アンテナ工事の専門知識がない状態でのDIY撤去には、費用節約以上の大きなリスクが潜んでいます。
高所からの転落事故や通行人への落下リスク
屋根の上や梯子の上での作業は、平地とは比較にならない危険を伴います。BSアンテナはお皿のような形状(パラボラ型)をしているため、風の抵抗を非常に強く受けます。金具のボルトを緩めた瞬間に突風にあおられ、バランスを崩して屋根から転落する重大事故が後を絶ちません。
また、手を滑らせて重いアンテナ本体や工具を地上に落としてしまった場合、下にある愛車を傷つけたり、最悪の場合は通行人に直撃して取り返しのつかない人身事故に発展する恐れもあります。
外壁や屋根材の破損と雨漏りのリスク
アンテナを固定している金具は、外壁や破風板に頑丈なコーチボルトなどで固定されています。これらを無理に取り外そうとすると、外壁材(サイディング)がひび割れたり、屋根の瓦が割れてしまうことがあります。
さらに重要なのが、金具を外した後に残るネジ穴の処理です。プロの業者は耐候性に優れた変成シリコンなどのコーキング材で穴を確実に密閉しますが、素人が放置したり不十分な穴埋めしか行わないと、その隙間から雨水が建物内部に浸入し、柱を腐らせたり雨漏りを引き起こす原因になります。数千円の撤去費用を惜しんだ結果、数十万円の外壁・雨漏り修繕費用がかかってしまっては本末転倒です。
配線トラブルによる地デジ放送の受信障害
戸建て住宅の多くでは、屋根の上で地デジアンテナとBSアンテナの配線を1本にまとめる混合ブースターが使用されています。アンテナの知識がないままBSアンテナの同軸ケーブルを適当に切断したり引き抜いたりすると、回路がショートしてブースターの電源部が故障したり、地デジの電波まで遮断されて家中のテレビが一切映らなくなる事故が頻発します。
配線の構造を正しく理解し、不要な電波系統のみを適切に切り離して端末処理を行うには専門的な技術が必要です。
| 比較項目 | 自分でDIY撤去する場合 | プロの専門業者に依頼する場合 |
|---|---|---|
| 費用の目安 | ごみ処分代のみ(数百円〜) | 5,000円〜20,000円程度 |
| 安全性 | 転落・落下物・怪我のリスクが極めて高い | 専用装備と安全基準に沿って安全に作業 |
| 建物の保護 | 外壁の破損や雨漏り放置の危険あり | 適切なコーキングによる確実な防水処理 |
| テレビの受信 | 配線ミスで地デジが映らなくなる恐れ | 電波レベルを測定し正常な受信状態を維持 |
| 処分・後片付け | 解体や収集の手続きをすべて自力で対応 | 取り外しから処分まで一括で完了 |
このように、安全性・仕上がりの品質・その後のテレビ環境を考慮すると、専門のプロに任せるのが最も合理的で安心な選択肢といえます。
テレビアンテナ全体の撤去費用の相場はテレビアンテナ撤去費用の相場とぼったくり業者の回避策でも比較しています。
BSアンテナの撤去工事を依頼する業者の種類と特徴
BSアンテナの撤去を頼める窓口にはいくつかの種類があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して、ご自身の希望に合った依頼先を選びましょう。
アンテナ工事専門業者
最もおすすめの依頼先は、アンテナの設置や修理、撤去を専門に行っているプロの事業者です。自社の熟練スタッフが直接施工するため仲介手数料が発生せず、適正かつ明朗な価格で依頼できます。
電波測定器などの専門機材を常に携帯しているため、撤去と同時に残す配線のチェックや微調整もスムーズに行えます。問い合わせから即日〜数日以内に対応してくれるスピード感も大きな強みです。
家電量販店やホームセンター
大手家電量販店やホームセンターのサービスカウンターでもアンテナ撤去の相談を受け付けています。全国展開している安心感があり、テレビの買い替えと同時に依頼できる手軽さがあります。
ただし、実際の施工は提携している下請け業者が行うため、中間マージンが上乗せされて費用が割高になりやすい点には注意が必要です。また、繁忙期には下請け業者の手配に日数がかかり、工事完了まで待たされることもあります。
街の電気屋さんや便利屋
近所にある個人の電気店や便利屋に依頼する方法もあります。地域の顔見知りで融通が利きやすいというメリットがある一方、店舗によって技術力や料金体系に大きなバラつきがあります。
特に便利屋の場合、アンテナ専門の知識や測定器を持っていないケースがあり、高所作業を断られたり、配線処理のミスによる受信不良トラブルが起こるリスクがあるため慎重な見極めが必要です。
信頼できる優良業者を見極めるチェックポイント
アンテナ業者を選ぶ際は、以下のポイントを事前に確認しておくと安心です。
- 見積書に総額と内訳が明記されているか:高所作業費や出張費、処分費が含まれているかを明示してくれる業者を選びましょう。
- 追加費用の発生条件が明確か:現地調査後に提示された金額から、施工後に追加請求を行わない確約があるかを確認します。
- ビス穴の防水処理(コーキング)を行ってくれるか:金具撤去後の外壁補修を標準作業として丁寧に行ってくれるか確認しましょう。
- アンテナ工事の実績が豊富か:ホームページ等で施工実績や利用者の口コミが具体的に公開されているかチェックします。
撤去と同時に新しいアンテナへ入れ替える場合はBSアンテナの交換費用相場もあわせてご確認ください。
BSアンテナの撤去に関するよくある質問
アンテナの取り外しに関して、お客様から多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
撤去したBSアンテナを引っ越し先で再利用できますか
製造から数年程度で目立ったサビや歪みがないアンテナであれば、引っ越し先でも再利用できる場合があります。ただし、設置から10年以上が経過しているアンテナは、内部のコンバーター(受信部)やケーブル接続部が経年劣化している可能性が高く、再設置しても十分な電波を受信できないトラブルが起きやすくなります。
また、古いアンテナは最新の4K8K放送に対応していないことが多いため、長年使ったアンテナであれば撤去時に処分し、新居では新しいアンテナを設置することをおすすめします。
雨や強風の日でもアンテナ撤去工事はできますか
ベランダの内側など安全が確保できる場所であれば雨天でも作業可能な場合がありますが、屋根上や高所での作業は基本的に雨天延期となります。濡れた屋根や梯子は非常に滑りやすく、作業員の転落事故につながるリスクが高いためです。強風や大雨の予報が出ている場合は、安全を最優先して業者側から日程変更の相談が入ることが一般的です。
BSアンテナを外すと地デジが映らなくなることはありますか
配線の構造によっては地デジが映らなくなることがあります。多くの住宅では、地デジとBSの電波を1本の同軸ケーブルにまとめて宅内に引き込む混合器やブースターが設置されています。BSアンテナを取り外す際に適切な端子処理や機器の切り替え設定を行わないと、ブースターへの通電が遮断され、地デジ放送まで受信できなくなるケースがあります。配線の切り分けを正しく行うためにも、専門知識を持った業者に施工を依頼するのが確実です。
賃貸住宅のベランダに自分でつけたアンテナは自力で外せますか
ベランダの手すりに格子用金具等で挟み込んで固定しており、足場がしっかりしていて室内側に安全に取り込める状況であれば、自力での取り外しも可能です。ただし、アンテナや工具をベランダの外側に落とさないよう厳重に注意してください。また、エアコンの配管穴などを通して室内にケーブルを引き込んでいる場合、パテの補修や原状回復について管理会社や大家さんの許可と確認が必要になります。
アンテナを外した後のビス穴や外壁の補修はどうなりますか
外壁や破風板に金具を固定していた場合、撤去後には固定用のネジ穴が残ります。この穴を放置すると雨水が侵入して雨漏りや外壁内部の腐食を引き起こすため、コーキング材(防水用シリコン)を充填して穴をしっかりと塞ぐ防水処理が不可欠です。優良なアンテナ専門業者であれば、撤去作業の一環として標準で防水処理を行ってくれますが、見積もり時に補修が含まれているか必ず確認しておきましょう。
