「テレビのブースターって、うちにも必要なの?」「業者にブースターを勧められたけれど、本当に付けるべきか分からない」と迷っていませんか。ブースターは家の奥にあって目に入りにくく、必要かどうかを自分で判断しにくい機器です。
結論から言うと、ブースターが必要かどうかは「電波の強さ」「分配するテレビの台数」「配線の長さ」の3つでほぼ決まります。電波が強い地域でテレビが1〜2台なら不要なことが多く、反対に電波が弱い地域や、3台以上のテレビに分けている家、配線が長い家では必要になることが多いです。電波が強すぎる家に付けると、かえって映りが悪くなることもあります。
この記事では、戸建ての地デジでブースターが必要になるケースと不要なケース、自分で確認できるポイント、室内用と屋外用の違い、設置にかかる費用の相場をまとめています。
テレビのブースターとは?役割をかんたんに解説
ブースターは、アンテナで受けたテレビの電波(信号)を増幅して、家じゅうのテレビに十分な強さで届けるための機器です。「増幅器」とも呼ばれます。
アンテナで受けた電波は、ケーブルを通って各部屋のテレビ端子まで届きます。その途中で、次のように少しずつ弱くなっていきます。
- ケーブルを通るとき:ケーブルが長いほど電波は弱くなる
- 分配器で分けるとき:分ける数が多いほど、1台あたりに届く電波は弱くなる(2分配で約4dB、4分配で約7〜8dBの損失が目安)
- テレビ端子や接続部分:端子やレコーダーを通るたびにわずかに損失がある
ブースターは、こうした途中の損失を補って、テレビが映るのに必要な強さを保つ役割をしています。
ブースターは「電波を良くする機械」ではない
勘違いされやすいのですが、ブースターはアンテナが受けた電波をそのまま大きくするだけで、電波の質を良くするものではありません。アンテナの向きがずれていたり、アンテナが劣化していたりして、もともと受けている電波が乱れている場合は、乱れごと大きくなるだけで映りは改善しません。「ブースターを付ければどんな映りの悪さでも直る」わけではない点を覚えておきましょう。
ブースターが必要か判断する5つのチェックポイント
戸建てで地デジを見ている場合、次のどれかに当てはまるなら、ブースターが必要になる可能性が高いです。
| チェックポイント | ブースターが必要になりやすい状態 |
|---|---|
| 住んでいる地域の電波 | 送信所や中継局から遠い、山や高い建物の陰になっている(弱電界地域) |
| テレビの台数 | 3台以上のテレビに分配している、またはこれから増やす予定がある |
| 配線の長さ | アンテナから各部屋までの配線が長い(2階建て・3階建てで部屋が離れている など) |
| アンテナの種類 | 壁に付けるデザインアンテナや、屋根裏に設置したアンテナで受信している |
| 今の映り | 家の中で、アンテナから遠い部屋のテレビだけ映りが悪い |
電波が弱い地域に住んでいる
送信所から遠い地域や、山・高い建物で電波がさえぎられる場所では、アンテナに届く電波そのものが弱くなります。この場合、ブースターで増幅しないとテレビまで十分な強さで届かないことがあります。周りの家の多くが屋根の上にアンテナを立てていて、ブースターも使っているような地域なら、必要になる可能性は高いと考えてよいでしょう。
3台以上のテレビに分配している
テレビが1〜2台なら、電波が十分な地域ではブースターなしで映ることが多いです。しかし、リビング・寝室・子ども部屋など3台以上に分けると、1台あたりに届く電波が小さくなり、ブースターが必要になることが増えます。テレビだけでなく、レコーダーに分けている分も台数に含めて考えましょう。
デザインアンテナや屋根裏アンテナを使っている
デザインアンテナは外観がすっきりする反面、屋根の上の八木式アンテナより低い位置に付けることが多く、受信できる電波が弱くなりがちです。屋根裏に置いたアンテナも、屋根材を通す分だけ電波が弱くなります。こうした設置方法では、ブースターとセットで設置されることがよくあります。
どれに当てはまるか自分では判断がつかないときは、業者に現地で受信レベルを測ってもらうのが確実です。必要ないのに付けることも、必要なのに付けないことも防げます。
ブースターが不要・付けると逆効果になるケース
ブースターは「とりあえず付けておけば安心」という機器ではありません。次のような場合は不要で、付けると逆に問題が起きることもあります。
電波が強い地域でテレビが1〜2台だけ
送信所に近い地域や、周りに電波をさえぎるものがない場所では、ブースターなしで十分に映ることが多いです。この場合、ブースターを付けても映りは変わらず、本体代や電気代がかかるだけになります。
電波が強すぎて「過大入力」になる
テレビに届く電波は、弱すぎても強すぎても映りが悪くなります。もともと電波が強い家でブースターを使うと、信号が強くなりすぎてブロックノイズが出たり、映らないチャンネルが出たりすることがあります。テレビによっては、電波が強すぎることを知らせるメッセージが出る機種もあります。
調整が合っていないと周りに迷惑をかけることも
総務省の各地の総合通信局は、テレビ用ブースターの増幅を強く設定しすぎたり、配線が適切でなかったりすると、ブースターが「発振」して不要な電波を出し、携帯電話の基地局などの通信を妨害することがあると注意を呼びかけています。近所の携帯電話がつながりにくくなる原因になることもあるため、ブースターの設置や調整は、受信レベルを測りながら適切に行うことが大切です。
ブースターが必要か自分で確認する方法
業者を呼ぶ前に、自宅で確認できることもあります。屋根に登るなど高い場所での作業は危険なので、家の中でできる範囲にとどめてください。
- テレビのアンテナレベル(受信レベル)を見る:テレビの設定メニューで、チャンネルごとのアンテナレベルを確認します。数値の見方や目安は、テレビの取扱説明書やメーカーのサポートページに載っています
- 部屋ごとの映りを比べる:アンテナに近い部屋は映るのに、遠い部屋だけ映りが悪いなら、分配や配線での損失が原因の可能性があります
- 分配している台数を数える:テレビやレコーダーが何台つながっているか、分配器がいくつあるかを確認します
- 今のブースターの有無を確認する:屋根裏や分電盤の近く、テレビ端子の近くに「電源部」と書かれた機器があれば、すでにブースターが付いている可能性があります
すでにブースターがあるのにアンテナレベルが低い場合は、ブースターや電源部の故障も考えられます。詳しくはブースターがあるのにアンテナレベル0?原因の見分け方と正しい対処法や、ブースター電源部の故障時に電源部だけ交換可能?で解説しています。
室内用と屋外用、どちらのブースターを選ぶ?
ブースターには、大きく分けて室内用と屋外用があります。必要な増幅の大きさと、困っている範囲で選び方が変わります。
| 種類 | 設置場所 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 室内用(卓上型など) | テレビ端子とテレビの間 | 特定の1部屋だけ映りが悪い、少しだけ電波を補いたい | 増幅できる量は小さめ。家全体の電波不足は解決しにくい |
| 屋外用(電源分離型) | 屋根の上のアンテナ近く、屋根裏など | 電波が弱い地域、3台以上に分配している、家全体の映りが悪い | 高所作業が必要。本体と電源部の2つの機器を設置する |
屋外用のブースターは、アンテナの近くで増幅したほうがノイズを抑えやすいため、家全体の電波不足を解決したい場合に向いています。ただし、屋根の上や屋根裏での作業になるため、自分で取り付けるのは転落や配線ミスの危険があります。屋外用は業者に任せましょう。
また、ブースターには地デジだけを増幅するタイプと、地デジとBS・CSの両方を増幅するタイプがあります。BS・CS放送も見ている家では、どちらに対応した製品が必要かも業者に確認してもらいましょう。
ブースターの設置にかかる費用の相場
ブースターの費用は、室内用を自分で付けるか、屋外用を業者に付けてもらうかで大きく変わります。下の表は、アンテナ工事関連の複数の情報をもとにした一般的な目安です。
| 内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 室内用ブースター(本体のみ・自分で接続) | 数千円〜15,000円程度 |
| 屋外用ブースターの新規設置(本体+工事費) | 15,000円〜40,000円程度 |
| ブースターの交換(本体+工事費) | 15,000円〜42,000円程度 |
| 分配器の交換・追加 | 5,000円〜15,000円程度 |
| アンテナ新設と同時にブースターを付ける場合の追加分 | 10,000円〜30,000円程度(配線工事も必要な場合はさらに高くなる) |
屋根の勾配が急な場合や3階建てなど高所での作業、電源を新しく引く工事が必要な場合は、追加の費用がかかることがあります。また、4K8K放送に対応した製品かどうかでも本体代が変わります。見積もりでは、本体代・工事費・電源部の費用がすべて含まれているかを確認しておきましょう。
落雷のあとに急に映らなくなった場合は、ブースターが故障していることもあります。その場合の交換費用や対処法は落雷でテレビが映らない原因はブースター故障?交換費用と対処法で詳しく解説しています。
※まずは症状の相談・見積もりからでもOK
ブースターの相談におすすめのアンテナ工事業者
ブースターが必要かどうかは、現地で受信レベルを測ってみないと正確には分かりません。業者に相談するときは、次の点を確認しておくと安心です。
- 受信レベルを測ったうえで提案してくれるか:必要ないブースターを勧められないよう、測定結果を見せてもらう
- 見積もりが無料か、追加料金が出ないか:本体代・工事費・電源部の費用が含まれているかを確認する
- 工事後の保証があるか:ブースターは電子機器なので、保証期間と対象を確認する
現地調査や見積もりを相談しやすい業者を紹介します。見積もりを見てから依頼するかどうか決められます。
アンテナパンダ
- 関東エリアに多数のスタッフが巡回しており最短即日で駆けつける早さ
- 大量仕入れによる部材コストダウンで高性能なデザインアンテナ等をお得に設置可能
- 年間施工実績が圧倒的に多く15年の長期保証をつける確かな技術力
| 受付時間 | 電話:9時〜21時(365日)/WEB:24時間365日 |
|---|---|
| 支払い方法 | 現金、銀行振込、クレジットカード、PayPay |
とにかくテレビが映らないから早く直してほしいという要望に最速で応えてくれるスピード特化型の体制です。大手の規模を活かして最新のアンテナ機材を安く大量に仕入れているため見た目の良いデザインアンテナなどもお得に選べます。施工件数の多さに裏打ちされたノウハウがあり15年という業界最長クラスの保証で長期間の安心が得られます。
アンテナドクター
- 外注を使わない完全自社施工により余計な費用をカットした適正な安さを実現
- 熟練の専属職人が直接担当するため家の外壁や外観を損ねない美しい仕上がり
- 見積もりから工事まで連携がスムーズで待ち時間が発生しない圧倒的なスピード感
| 受付時間 | 24時間365日対応 |
|---|---|
| 支払い方法 | 現金、銀行振込、クレジットカード、PayPay |
間に別の業者を挟まない完全自社施工のため余分な費用が上乗せされず純粋な工事費用のみで安く抑えられます。技術力の高い本職の電気職人が直接伺うため外壁に合わせた配線隠しなど見栄えの良さも抜群です。受付から工事まで連携がスムーズで待たされることがなく安さと仕上がりの美しさを両立したい方に間違いのない選択肢となります。
街角アンテナ工事相談所
- スマホから希望条件を選ぶだけで最短で来られる業者をシステムが自動選定
- 自分で複数業者へ相見積もりを取る手間を省き最安値クラスの施工を素早く実現
- ホームページ上に基本料金が分かりやすく明記されており予算が立てやすい
| 受付時間 | 24時間 365日対応 |
|---|---|
| 支払い方法 | 現金、PayPay、クレジットカード |
自分で色々な業者に電話をかけて比較する手間を省きシステムが一番早くて条件の良い業者をマッチングしてくれます。WEBからの申し込みに特化しているため余計な経費がかからず工事費用全体も安く抑えられる仕組みです。仕事が忙しくて手っ取り早く適正価格で工事を済ませたいという効率重視の方にぴったりなサービスです。
まとめ
テレビのブースターが必要かどうかは、電波の強さ・分配する台数・配線の長さで決まります。迷ったら、まずはテレビのアンテナレベルを確認し、業者に受信レベルを測ってもらってから判断しましょう。
- ブースターは分配やケーブルで弱くなった電波を補う機器で、乱れた電波をきれいにするものではない
- 電波が弱い地域、3台以上に分配している、配線が長い、デザインアンテナや屋根裏アンテナの家では必要になりやすい
- 電波が強い地域でテレビが1〜2台なら不要なことが多く、付けると過大入力で映りが悪くなることもある
- 調整が合っていないブースターは、携帯電話などの通信を妨害することがある
- 1部屋だけなら室内用、家全体なら屋外用が目安。屋外用の設置は業者に任せる
- 屋外用ブースターの設置は本体と工事費で15,000円〜40,000円程度が目安
「うちにブースターが必要か分からない」「付けたのに映りが良くならない」というときは、無料の現地調査で受信レベルを測ってもらうのが近道です。

